元旦から波乱含みの日本市場、2024年の暗示なのか?

元旦から波乱含みの日本市場、2024年の暗示なのか?

明けましておめでとうございます。

年初の挨拶は挨拶としても、元旦早々から石川県とその周辺の地域では、最大震度7という大きな地震に見舞われた。正月元旦ということで家族・親戚が集まって、楽しく過ごしていただろう。そこに寝耳に水の災害が勃発して、正月どころではなくなってしまった・・・。

本当に日本は地震が多い国だなと・・・。だいたい震度7ってとんでもない揺れ方だろうなと思う。東日本大震災の時に、震度5強とか6という揺れを経験したけれど、あの時以上の揺れと言うのはちょっと想像できない。これが大都市圏で起こった場合、ほとんどの都市機能はマヒするだろうし、被害はどれほどになるか・・・。

これが2024年を暗示するような出来事にならなければいいけれど。

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と言うことだけど、今日から米国市場は再開されるし、早くもCFDは動き始めてる。地震の影響で、日経CFDはだいたい▲¥350くらい下落してる。なぜか米国債10年物金利が上昇し、そのお陰で¥140.77まで進んだ円高が¥141台に回復しているけれど、ドル円のことだから今日、明日でどうなるかは分からない。

今のところ、米国三市場+ラッセルはプラス圏に居るけれど、これもどうなるか全く予測不能。明日(3日)はまずは11月雇用動態調査(JOLTS)求人件数、4日は12月ADP雇用統計、そして週末5日は12月雇用統計と1月相場を占う重要な経済指標が発表される。

これ、12月、と言うのがみそで、米国の企業経営者たちが、年明け以降の景気をどう見ているか?に相当に左右されるんじゃないかと。米国で人手不足が慢性化しているという事実と景気後退への懸念がどのあたりで折り合いをつけるのかが問題なんだろうね。

日本市場は3日まで休場だけど、その間CFDやドル円は当然通常運転になる。地震による下落は一時的妥当は思うけど、とにかく日本は地震大国であると海外投資家も認識しているわけで、そのことに対してどれだけリスクを感じるのか?がポイントにならざるを得ない。

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個人的なポジションの話をすると、まずいの一番に気になったのが、9501東京電力。言うまでもなく今回の震源に近い柏崎苅羽原発に何かあれば・・・。いや、何事もなくても原発に対する見方がシビアになるだろうから、万事休すという気分になってる。安全性は確保されていると言っても、流石に近場で震度7がくれば、不安になるだろう。再稼働するには新潟県が認める必要があり、認めないという選択肢は恐らくないのだろうけど、それでも県民の不安が噴出するようだと、民意なのでねぇ・・・。

何だかツキに見放された年始のスタートになりそうな感じ。

4393バンクオブ・・・の方は、地震で一気に需給が緩むということもないと思いたいし、何より4日から自社株買いの期間に入るので、ある程度売り玉を吸収してくれることも期待できなくはない。水準訂正相場なので、まだまだこの水準では買いたい投資家の方が多いはずだけど・・・。

いずれにしても、いつも通りに主力株のポジションを多く建てていたら、厄介だったなと思うけど、2銘柄だけなので・・・。こんな時は、その少ないポジションをラッキーと考えることにする。でもなぁ・・・こんな時に買いポジ建ててることはどうなんだろう・・・。

と言うわけで、2024年、日本市場は波乱の幕開けになりそう。