SQはあっさり日経平均¥37,000突破かな!?

SQはあっさり日経平均¥37,000突破かな!?

何か買い仕掛けのタイミングを狙ってたような、昨日の日本市場だったけど、日銀の内田副総裁の「マイナス金利を解除しても簡単に利上げは出来ない」という発言を「待ってました!」という感じで捉えて、いきなりの買い仕掛け発動!SBG株価が爆上げ、中国上海も反発、そしてドル円が円安に傾くという株高の条件が一気に揃ってしまったというとんでもない1日になったよね。

でもSQで仕掛けた買い、と言うよりも海外勢もこういう展開では大慌てだったんじゃないかなと。SQ前日の急激な株価の上昇は、下手をすると大ヤラレのポジションだったのだろうし。そんな中で、また伝説的な爆益をモノにした外資もいるのかもしれないし、先月やられまくった国内勢も今度は取り返した可能性もある。

いずれにしても、昨日発表された日経平均EPSは、6日、7日の企業決算を受けて、一気に何と¥2,309までカチあげた!これでSBGの爆損が大幅改善と言うことになると、さらに上昇する可能性も見えてきてるしね。そういう状況を受けて、夜間でも日経CFDはかなり強く推移していて、アイキャッチ画像にあるようにSQで¥37,125を付けようかという勢いになってる。

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こうなってくると¥37,000はやるんじゃないかと思うし、もしかしたら¥37,125も獲るかもしれない。ちなみに日経平均¥37,000はPER16.24なんだけど、さらにEPSが上昇するということを考えると、大陽線の後そう簡単に落ちてくるもんでもないのかも。普段なら絶好の売り場になったと歓喜してるところだけど、今回は安易なショートは止めるべきかも、と思ってるんだよね。

いずれにしても、こんなに株価上昇の条件が揃っての大陽線なんて、滅多に拝めるものじゃないし、こんなザラ場に居合わせたことはラッキーというかいい経験になったよ。

でもね、中小型株はほとんど買われなかった、というか中小型を売って主力に乗り換えた個人投資家が相当いたんじゃないかな。本来であれば株価爆上げしてもおかしくないほど、出来高が出来てるんだけど、株価は上昇してないし。なので、恩恵が得られない個人投資家も少なくないと思うんだよ。

でも外資の空売りも相当入ってるので、好決算を出してくれば結構簡単にS高する環境でもある。問題はサプライズするほどの決算が少ないという事。グロースなのにそれじゃ、話にならない、と言う部分はあるよね。

うん、日経CFDは垂れてきてる!?(4:25)

でも¥37,000は外さないでしょ!多分だけど。割れたら最後は強引に持って行きそうなのでね。

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さて自動車の最後を飾る日産だったけれど、通期がコンセンサスに届かないということで、もしかしたら売られるかもしれないね。日産の場合、4Qに弱気になるのは当然だと思うけど、それよりも来期が問題なんじゃないかって思う。EVの評価はこの冬で相当厳しくなってて、ユーティリティを考えると、買えない部分が多すぎる。

それに気づいている人も多いと思うけど、走行音はある程度スピードが出ると(公道制限速度レベルでも)ガソリン車と変わらない。走行中に発生する騒音のほとんどは、タイヤノイズだから。クラブハウスから1番ティーグラウンドまで、と言うのとはわけが違うからね。

どうしてEVなんだ?というのが俺にはいまだによく分からないんだよ。中国の習近平が無理筋のEV路線を敷いて、ドイツが商売、商売ということで追従し、欧州メーカーは我先にと始めちゃったけど、この冬北欧の寒波で一気に熱が冷めた。おまけに中国では国産EV推奨ということで、補助金出されて・・・。挙句にその中国が経済ボロボロで・・・。

米国でも狂ったバイデンが、環境問題をネタにしてEV推奨をやらかしたせいで、GMもフォードもいやいやEVをやってる始末。そんな流れに全面的に乗ったのが日産やホンダで、経営者は「英断」と称賛されると思ったのだろうけど、とんでもないね。自動運転を見据えて、とは言うものの、あれだけ電池ステーションに投資したテスラが堕ちていくのを見ても、EVが万能なんてあり得ない。

だからトヨタが世界中で独り勝ちしてるんだよ。今回の決算で常にトヨタを否定してた外資も、EVもHVもガソリンも全部あり、という戦略を認めざるを得なくなった。だからといって俺はEVは否定派だしHVも意味がないと思ってる。HVってトヨタの技術力が可能にした究極の無駄価値商品だと思ってて、価格を引き上げるギミックだと思ってる。またレクサス・ブランドも同じで、1台200万円のプレミアムを付けるのに成功しただけ。あとは値上げ攻勢を肯定できるファクターさえ備えたらそれで良し。EVの電池は高いから・・・と言う言い訳。

それでもトヨタは世界で独り勝ちだよ。もう、どこも追いつけない独走状態に入ったと思う。で、その競争に海外勢だけでなく、多分日産もホンダも飲み込まれるかも。

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話は変わるけど、流石に米国の商業用不動産関連の不良債権問題は、ヤバくなってきた。それに今度はイエレンが住宅ローン市場がヤバいと。

景気が過熱してくるとよくあるパターンで、FRBが利下げを急がない、たとえ利下げしても0.250p、となると、ノンリコース・ローンだから・・・。やはり蟻の一穴は常に不動産なんだね。要注意だな。