終値でSQ値を割り込んだ日本市場：2月8日（金）後場

日経平均株価　￥36,897（△￥34）

後場の相場概況

さて、ここで問題なのが、週明けまでSBGの上昇余力が持つかどうか、そして減収減益ながら上方修正したエレクにどれだけ買いが集まるか、が焦点になる。もちろんそれには上昇を続けてる米国債金利を吹っ飛ばすようなNASDAQやSOXの動きがあっての物だからね。

けれども、今夜の米国市場、そして週明け月曜の米国市場はこのまま過熱感の中、順調に上昇を続けられるか？というと甚だ疑問ではある。このところ何度もショートして、大して取れずに慌てたザラ場ばかりだったけど、いまのこの株価の位置はどうしても、買えないんだよ。時期的な問題もあると思うけど、決算もほぼ半数以上、主要銘柄はソニーGを残すのみとなった。

なので、これ以上買い上がる理由があるのか？って思った次第。

毒を喰らわば皿まで、じゃないけれど、ショーターとしてここまでやって来て、勝てなくなったから売り目線を転換するというのは、落ち着いてしまうとなかなか難しいことなんだよね。ついつい、目線が売り目線になってる・・・。

そんなことで悩んだけれど、もうそんなことはどうでもいいかな、と思うようになった。たとえやられても、それはそれで仕方のないことだからね。

さて、大引け後、日経CFDは上値を追い始めた。あっという間に、￥170高してる。いつまでこんな茶番のような相場が続くんだか・・・。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ　￥25,590（△￥55）
空売平均）￥25,726×3240（含み益￥116,000）
今日のザラ場を見ても分かるように、買われた主要銘柄はそんなにない、というか限定的なんだよね。とにかくSBGが日経平均を￥128もカチあげたのだから実質はマイナス￥80くらいだったはず。しかもエレクも上昇してのものだからね。それでも、この相場を今夜と月曜に持ち上げるのか？って思うと、こうなったらやれるものならやってみろ！みたいな心境になった。最も外資は本気でやるんだけど・・・。

9983 ファストリ　￥39,710（▲￥370）
空売）￥40,080×500（含み益￥185,000）
空売）￥40,060×500（含み益￥175,000）
空売）￥40,040×500（含み益￥165,000）
お役御免のはずのファストリだから、当然売り勝負するんだよ。結果含みになったけど、なんとも表現できない怖さが今の相場にはあるからなぁ・・・。

8750 第一生命　￥3,102（▲￥21）
空売）￥3,125×4000（含み益￥92,000）
空売）￥3,119×4000（含み益￥68,000）
空売）￥3,118×4000（含み益￥64,000）

8766 東京海上　￥3,853（▲￥45）
空売）￥3,895×2000（含み益￥84,000）
空売）￥3,893×2000（含み益￥80,000）
空売）￥3,891×2000（含み益￥76,000）
空売）￥3,890×2000（含み益￥74,000）

この連休中に改めて米国商業用不動産関連、住宅ローン関連に関するネガティブな記事が出るんじゃないか？ということで、再度この2社を売った。決算前で、特に東京海上は爆発決算らしいので、本当に何かないと、火曜にはチーン、と言うことになるのかも。まぁ、勝負とはそういうものなので。

8058 三菱商事　￥2,770.0（△￥21）
空売）￥2,794.0×4000（含み益￥96,000）
空売）￥2,791.0×4000（含み益￥84,000）
空売）￥2,780.5×4000（含み益￥42,000）
空売）￥2,779.0×4000（含み益￥36,000）

8001 伊藤忠商事　￥6,572（▲￥146）
空売）￥6,602×2000（含み益￥60,000）
空売）￥6,588×4000（含み益￥64,000）

商社は相変わらず売られてるけれど、商事だけは自社株買いでプラス。けれども商社にとっても今の海運事情は聴いてくると思うし、もっと言えば中国がどうにもならないことになってきてるので。春節で大移動らしいけど、春節が終わったら浦島太郎かも。

9101 日本郵船　￥4,595（▲￥230）
空売）￥4,630×4000（含み益￥140,000）
空売）￥4,618×4000（含み益￥184,000）

9104 商船三井　￥5,000（▲￥222）
空売）￥5,030×4000（含み益￥120,000）
空売）￥5,024×4000（含み益￥96,000）

9107 川崎汽船　￥6,534（▲￥435）
空売）￥6,580×4000（含み益￥184,000）
空売）￥6,572×4000（含み益￥152,000）

さて意を決して勝負した海運銘柄三社。いま、海運事情はのっぴきならない状況に追い込まれてるし、ただでさえ米国は中国からの輸入よりもメキシコが第一位だというのだからねぇ・・・。スエズもダメ、パナマも水位が足りない、両方とも設備の老朽化も厳しい。そのうちコンテナ価格も暴落するんじゃないかな。となると、マースクラインの事情は他人ごとではないと思うしね。

6758 ソニーG　￥14,235（▲￥90）
空売）￥14,340×2000（含み益￥210,000）
空売）￥14,300×2000（含み益￥130,000）
お約束のソニー売り。でも、日経CFDがとんでもないことに・・・。またやってるし・・・。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥8,070,000

雑感彼是

さてブルームに出てる記事だけど、世界中の不動産市場が大分怪しくなってきてるらしい。その理由が、中国の不動産ディベが資金繰りに困って叩き売りを始めてるというのだ。もちろん、米国の商業用不動産にもたっぷりと投資してると思うし、個人レベルでも世界中に土地を買いまくってるしね。

もう窮屈になってくると、売れるうちに売っておかないと、という意識になって当然だし、日本のバブル崩壊もそういう動きは日本全国に広がったよ。中国の場合は日本のバブル崩壊の比じゃないといわれててとにかく世界中の不動産を買いあさったツケが一気に来ると思うよ。

話はそれるけど、日本だって中国人や中国企業が広大な不動産を買いまくった。ニセコとかリゾートでは中国人ばかりになってるし、あの私をスキーに連れてって、の苗場も中国系ファンドに売られた。あの広大な施設そっくり全部だよ。

けど、そういう企業や個人が今度手放すとなったらどうなっちゃうんだ？ってこと。でもああいうリゾート施設はハゲタカ方式で買えばいいだけ。けれど、日本中に登記された宅地や住宅はどうよ。物凄い量の不動産が一気に市場に出回ったら大変なことになる。

もちろんそんなことは日本だけじゃないしね。

そういう警戒感を持たないといけなくて、リスクは考えないとなったら、その時点で単なるバブル相場ってことになる。