5日線で頭打ちの日経平均:3月13日(水)後場
- 2024.03.13
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,695(▲¥101)
後場反発も膠着状態。5日線で跳ね返された日経平均をどう見るか?がポイント。
後場の相場概況
後場寄りから一押しあって反発した後場の日本市場。米国市場の好調を尻目に、連動しない調整相場と言う雰囲気で、チャートからすれば、まだまだ調整不足なのはありあり。明日以降5日線に沿った下落相場になる可能性は十分にある。なので、ある程度需給が落ち着かなければ、米国市場連動という見方をザラ場でしてもあまり意味がないのではないか?と思う。
何故か米国市場はこのまま景気後退を招くことなく、米国経済のソフトランディングを完全に前程とした市場の動きとなっていて、こうした相場のタイミングで今年6月には利下げがあると織り込むことで、なお株価は上昇トレンドを維持している。
しかし、今の米国市場はあまりにも楽観が過ぎることは明らで、確かに半導体は、少なくとも世界中のサーバーが生成AI対応するという前提に立てば、今後爆発的な需要になるけれど、それだけで経済をけん引できるとは思えない。
生成AIに関しては、いまはインフラ整備の段階で、コンテンツとしてテック企業やベンチャー企業が、収益化出来るか否かはまだ未知数。マイクロソフトが買われているのは、生成AIのハード部分と自らのソフト部分を両方兼ね備えていることが有利と言われる所以なのだろう。
そのマイクロソフトであっても、収益化の目途は立っていない。なので、何れ今の生成AIブームは一旦は緩むだろう。
さて、日本市場は、需給のゆるみ、期末の売り圧力が優勢となっているのは明らかで、こうした局面は個別のファンダで株式投資することが出来ないだけ、嫌らしいのだ。なので、業績や来期見通しを吟味するのはいいとしても、それで買うのはもう少し先の話になると思う。
まだ売り圧力は20日前後までは続くと見なくてはならず、その間に厳しい下げ局面が再度来ることは覚悟しておかないといけない。
いずれにしても、短期筋の投資行動に大きく左右される日本市場なのでね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥28,040(▲¥180)
空売平均)¥28,167×4240(含み益¥530,000)
後場マイナスに転じる場面があったけれど、ここはどうなっても持ち越すつもりだった。単純に日経平均は調整不足、と見てるから。5日線で叩かれたのも理由の一つかな。
8031 三井物産 ¥6,264(▲¥33)
空売)¥6,368×4000(含み益¥416,000)
空売)¥6,341×2000(含み益¥154,000)
空売)¥6,339×2000(含み益¥150,000)
8001 伊藤忠 ¥6,223(▲¥76)
空売)¥6,365×4000(含み益¥568,000)
空売)¥6,333×1000(含み益¥110,000)
空売)¥6,329×1000(含み益¥106,000)
物産と伊藤忠は見方によっては十分調整した、と思うけど。後は来期業績を見てるんじゃないかな。商社はいかにもバフェット効果で買われ過ぎた。PERが安いとする意見もあるけれど、商社は言い換えれば卸売り業みたいなもの。資産の裏付けのない業種は総じてPERが低いから、まだ下があると思う。何度も煮え湯を飲まされた伊藤忠はようやく中国を織り込み始めた。
9101 日本郵船 ¥4,290(▲¥110)
空売)¥4,416×4000(含み益¥504,000)
空売)¥4,403×2000(含み益¥226,000)
9104 商船三井 ¥4,672(▲¥103)
空売)¥4,820×4000(含み益¥592,000)
空売)¥4,810×4000(含み益¥552,000)
9107 川崎汽船 ¥6,431(▲¥250)
空売)¥6,730×4000(含み益¥1,196,000)
空売)¥6,675×2000(含み益¥488,000)
今日一番の勝負になった船株にとって状況はジワジワと悪化している。それを株価がよく表していると思うし、此の先もまだ調整は続くと見てる。
6501 日立 ¥12,310(▲¥25)
空売)¥12,360×1000(含み益¥50,000)
空売)¥12,350×2000(含み益¥80,000)
7011 三菱重工 ¥11,960(▲¥20)
空売)¥12,050×1000(含み益¥90,000)
空売)¥12,045×1000(含み益¥85,000)
空売)¥12,040×1000(含み益¥80,000)
日立や重工の調整のイメージはPER20割れまで。どちらも業績がいいのは分かってるけど、20倍台のPERはちょっと違和感がある。
8035 東京エレクトロン ¥37,390(△¥880)
空売)¥37,500×1000(含み益¥110,000)
6857 アドバンテスト ¥6,683(△¥24)
空売)¥6,725×2000(含み益¥84,000)
空売)¥6,720×2000(含み益¥74,000)
7735 スクリーン ¥18,085(△¥195)
空売)¥18,085×1500(変わらず)
6146 ディスコ ¥50,000(△¥60)
空売)¥50,300×500(含み益¥150,000)
空売)¥50,000×500(変わらず)
NVIDIAが続伸するかなぁ・・・。続伸なら負け。そのくらいは覚悟してます。
本日の収支(前場・後場合算):+¥7,280,000
雑感彼是
ザラ場には必ず売り買いのリズムがある。もちろん何か材料があって上昇しっぱなし、と言うのはあるけれど、そうでない限り日中での手仕舞いが必ずあるからね。売られた時は最後にショートカバーされるし、買われたら持ち玉を処分する売りが出る。
またザラ場中でも、売り買いが急激の時にはそうした行動になるのは分かってて、だから、もしもザラ場で手を出すとすれば、そのタイミングを見逃さないようにするしかない。
でもねぇ・・・結果として半分くらいはフェイクになることがあるから、それでやられちゃうんだよね。そんなときの対策としては、時間、なんだと思う。要するに待てるか待てないかだけ、それだけしかないんだよ。
下げたときに最初のリバウンドは見るだけ。もう一度底を確認して割らなければ買える。逆に売りも一度押して再度天井を見に来るので、そこでブレイクされなければ売れる。
後は祈るのみ。でもただ祈るんじゃなくて、全体の流れを考える必要がある。要はそのために日経平均を見るわけで、とにかく日経とドル円だけは常に見てないとね。
十分に待てたら、いいポジションが獲れるし、そうなると勝率が上がる・・・。昔、師匠に叩きこまれたことだけどね。
でもザラ場だけでは勝てないので、やはり夜間の米国市場を見るんだよね。それは本当に大事です。寝不足になってしまうけど・・・。
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