FRBの金融政策の混沌が下げ要因?:4月10日(水)前場

FRBの金融政策の混沌が下げ要因?:4月10日(水)前場

日経平均株価 ¥39,666(▲¥106)

米国市場の特殊要因で下げた?今日の下げはよく分からん!

前場の相場概況

まさに混沌としてきた日米株式市場・・・。混沌の意味は言うまでもなくFRBの利下げに対して、FRBメンバーがいろいろなことを言い過ぎてるというところが要因。利下げをするということは、景気が後退期にあるという証のようなもので、必ずしもゴッドニュースというわけでもないけれど、今現在ジワジワと逆イールドが縮小しつつあるなかで利下げとなると解消期待が濃厚になる。

ところが原油も資源も値上がりしている現状では、インフレを無視して利下げしてくるのかが相当に微妙ということ。なので、株価に対するポジションは本当に難しくなってる。

少なくとも日本市場のザラ場中に、米国CFDがCPIに対して買い向かうという素振りは感じられなかった。なので、なかなか動けないというのはあるし、今夜のCPIで為替と金利がどう動くのかを見極めたいというのが本音のはず。

FRBは利下げ方針を容易には撤回しないだろうけど・・・CPIが強ければ株式市場は嫌気する。その辺は想像できるんだけど、問題なのは金融がSQ日であること。個人的には上で決めると思っていたけれど、それも非常に微妙というか・・・。いまは下かもしれないと思い始めてる。

昨夜の日経先物の売られ方は、妙に引っかかるんだよね。ここは素人の俺では全く太刀打ちできそうにない。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥29,740(△¥645)
買)¥29,570×3000
売)¥29,640×3000(+¥210,000
買)¥29,570×1000(含み益¥170,000
買)¥29,560×1000(含み益¥180,000
買)¥29,550×1000(含み益¥190,000
よく意味が分からない売られ方で、大きく下げた日経CFDだった。それを受けての日経平均はもちろんGDスタート。けれども何故そうなったのか、今一つ理由が分からないというか・・・考えられることはSQは下値ねらいなのか?ということ。もう何が何だか分からないんだよ。金融相場は複雑怪奇なんだ。


8306 三菱UFJ ¥1,535.0(▲¥12.5)
買)¥1,535.0×10000(変わらず)
買)¥1,534.5×10000(含み益¥5,000
買)¥1,533.5×20000(含み益¥30,000
買)¥1,533.0×10000(含み益¥20,000
植田総裁が暗に利上げを示唆した、と感じたのでGDはしたものの耐えて見るか・・・というところ。こんな地合いなのでもう少しメガバンクが買われると思ったんだが・・・前場は不発。買い残が多すぎて上値が重い銘柄をわざわざ弄っては来ないという事かな。

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8316 三井住友 ¥8,820(▲¥78)
買)¥8,815×4000(含み益¥20,000
買)¥8,812×2000(含み益¥16,000
買)¥8,807×1000(含み益¥13,000
チャートを見るといかにも中途半端なところで買ってるんだなと。いつもながら買いは下手くそ!みずほFGは結構戻すのに・・・。


8058 三菱商事 ¥3,590(▲¥41)
買)¥3,566×15000
売)¥3,610×15000(+¥660,000

8031 三井物産 ¥7,356(▲¥158)
買)¥7,400×8000
売)¥7,400×8000(変わらず)

8053 住友商事 ¥3,803(▲¥19)
買)¥3,772×15000
売)¥3,796×15000(+¥360,000

原油が緩んだことで売られるのは仕方ないか・・・ということで朝寄りで手仕舞いしたけど、含みはほとんど溶けてしまった。それでも一番粘ったのが商事なんだよねぇ・・・。自社株買いの威力がまざまざ、だな。


7011 三菱重工 ¥1,346.5(▲¥29)
買)¥1,350.0×30000(含み損¥105,000
買)¥1,348.0×10000(含み損¥15,000
それにしても大きなGDというのはマジ痛い。含みはもちろん全溶かししてなお戻りが重いという・・・。なんだろうねぇ・・・この虚しさは。




9501 東京電力 ¥1,089.0(△¥49)
買)¥1,040.0×20000(含み益¥980,000
)¥1,025.0×30000(含み益¥1,920,000
東電が来るぞと最初に思ったのが、確か1月頃。昨年の12月に再稼働話が出てぶっ飛んだけど、その後ほぼ全値戻し近く売られて年内終了になった。その時に、具体的になってきたら必ず噴くと思ってたけどね。その後2カ月半揉みあって、先月から始まった再稼働相場。それでもまだ昨年の¥500前後から約2倍までしか買われてない。その意味では九電、北電と同じようなものだけど。
ちょっと調子に乗り過ぎ、という自覚はあるので。


9508 九州電力 ¥1,488.0(△¥53)
買)¥1,429.0×2000(含み益¥118,000
買)¥1,426.0×2000(含み益¥124,000
買)¥1,425.0×4000(含み益¥252,000
買)¥1,424.5×2000(含み益¥127,000
買)¥1,424.0×2000(含み益¥128,000
買)¥1,421.0×8000(含み益¥536,000
お約束の九電!地合いが緩んでるので絶好の買い場になるという読みは、みんなが思う事。ということは買って良しということなんじゃ?けれど北電同様に電力需要増加というだけで、買われるのもね。もっとも北電には原発再稼働期待があるけれど・・・。

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9509 北海道電力 ¥1,069.5(△¥76.9)
買)¥992.0×2000(含み益¥155,000
買)¥991.0×2000(含み益¥157,000
買)¥990.0×8000(含み益¥636,000
買)¥985.0×4000(含み益¥338,000
国内電力のなかで最も脆弱なインフラと言っても過言ではない北電だけど、ラピダスの進出で九電同様の「祭り」となった。こういう企業をPER云々でもないけれど、PER3.2というのはいかにもボロボロ。その意味ではいま、水準訂正相場になってるんだと思うのでね。過熱感たっぷりで、怖いけど、地合いが地合いだけに資金が入ると思ったので。まさかこんなところで北電を買うとは思わなかったけど。あまり調子に乗ってると喰らうかもね。


前場の収支:+¥870,000


雑感彼是

一つの目安としては、俺はビットコインが参考になるんじゃないか?と思ってる。ビットコインは先日1100万円を突っかけて売られた経緯があるし、ビットコインって本当に根拠のない金融資産という気がするので、もしも金融市場に変調をきたすなら、真っ先に売られると思ってるのでね。

今のビットコインの上昇は、言い換えればドル価値の下落が要因の能な気がしててる。もちろんドルだけじゃないけれど、要するに金利に影響されないで、金融緩和で倍増したドルの価値をピュアに表しているのがビットコインと思ってるのよ。

そうなると、本質的に通貨の価値は下落する。

このことをもっともっと意識する必要があると思うんだよね。だから株高は不思議でもないけれど、価値の無いものは売られるというのが自然の経済なのでね。

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