日本市場は一旦のリバウンドを志向!?:4月22日(月)後場

日本市場は一旦のリバウンドを志向!?:4月22日(月)後場

日経平均株価 ¥37,438(△¥370)

75日線割れ陰線が陽線を孕む展開!一旦のリバウンドを期待する動きか!?

後場の相場概況

ボラティリティイの大きな揉み合いとなった前場から引き続き後場も揉み合いの様相となった今日の日本市場は、大引けにかけてショートカバーが出たこともあり、買いを誘っての大幅高で後場の取引を終えた。

しかし・・・、日中の米国CFDは三市場ともに強く推移し、強烈にリバウンドを示唆する動きの中、米国債10年金利は高いところで4.668pまであり、おまけに日本国債10年物も引け後に0.888pまで伸びるという恐ろしく複雑な状況に。

こうなってくると素直に日本株がリバウンドするかどうかは、後場の後半になるとなかなか微妙な雰囲気も出始めた。正直言ってこんな展開は、とてもじゃないけれど自分のような個人投資家には全く予測がつかない。もちろん、株式投資は簡単に予測することなど出来ないし、複雑な要素の中のどれを選択するかでポジション建ては変わる。

そういう意味では株式投資の王道である「安いところで買って・・・」というロング勢にとっては値ブレなど気にもしないだろう。けれど、毎日あくせくしながら値幅を狙うような短期投資しかできないから、こいう状況はほとんどアウトに近い。

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ザラ場の雰囲気は、戻ろうとしていたのは明らかで、押されてからの回復が非常に強かったことからも感じられたので、13時過ぎからはメガバンクの押し目を逆張りして、14時マタギで半導体関連の建玉を閉じた。

けれども今夜の米国市場がカンカンの強気になるとは思えないから、NASDAQが弱かったりすると、ポジションを閉じたことが裏目に出るから・・・。

いずれにしても夜間の読みも出来ないほど複雑な相場だと思うんだよね。

後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥26,460(△¥500)
空売)¥26,226×3920(含み損¥920,000
買)¥26,225×3000(含み益¥¥700,000

買)¥26,220×1000(含み益¥240,000
米国債10年金利が上昇しても、米国三市場のCFDは関係ないといった様相で高く推移していた。それをどう見るか?なんていうのは俺には難し過ぎて・・・。直近が分からないなら、一週間先を見越して、と考えて売り玉を畳むよりも、買いで両建てた方がいいと思い、売り買い相殺の非常に難しい位置での両建てとせざるを得なかった。もう株価はどっちに行ってもいいや、という心境。

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8306 三菱UFJ ¥1,546.0(△¥46)
買)¥1,530.0×10000(含み益¥160,000
買)¥1,527.5×20000(含み益¥370,000

買)¥1,527.0×20000(含み益¥380,000

8316 三井住友 ¥8,699(△¥163)
買)¥8,600×4000(含み益¥396,000
買)¥8,580×4000(含み益¥436,000

全体相場の動きを予想するというよりは、日本国債10年物金利の上昇が気になって、押したところで無理矢理と言った感じで買い建ててしまった。10年金利が上昇ということは、市場が日銀の早期利上げを意識し始めたということ。円安が問題にはなっているけれど、恐らく財務省はこういう状況では介入出来ないだろうと思い始めて、だったらインフレ対策の名目で日銀が利上げをする方が先なのかもしれないと、市場自身が思い始めてるんじゃないかな。まぁ、ダメでも半導体を利食ったから結果的にはいいと思えるけど。


8035 東京エレクトロン ¥32,450(▲¥1,080)
空売)¥33,960×1000
空売)¥33,530×500
空売)¥33,400×500
買戻)¥32,120×1000(+¥1,840,000
買戻)¥32,100×1000(+¥1,365,000
空売)¥32,450×1000(変わらず) 

6857 アドバンテスト ¥5,269(▲¥215)
空売)¥5,521×2000
空売)¥5,510×1000
空売)¥5,506×1000
空売)¥5,505×1000
空売)¥5,501×1000
空売)¥5,500×1000
空売)¥5,499×1000
空売)¥5,400×2000
買戻)¥5,220×2000(+¥602,000
買戻)¥5,219×2000(+¥578,000
買戻)¥5,217×1000(+¥288,000
買戻)¥5,215×3000(+¥855,000
買戻)¥5,212×2000(+¥376,000
空売)¥5,269×4000(変わらず)

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7735 スクリーン ¥16,025(▲¥785)
空売)¥16,810×3000
空売)¥16,710×1000
買戻)¥15,900×1000(+¥810,000
買戻)¥15,885×1000(+¥925,000
買戻)¥15,880×2000(+¥1,860,000
空売)¥16,025×2000(変わらず)

6146 ディスコ ¥47,620(▲¥2,180)
空売)¥49,500×600
空売)¥49,450×600
空売)¥49,400×200
買戻)¥47,180×600(+¥1,392,000
買戻)¥47,150×200(+¥450,000
買戻)¥47,140×200(+¥462,000
買戻)¥47,130×400(+¥928,000
空売)¥47,620×500(変わらず)

半導体装置関連は、決算期待はちょっと難しくなってきて、さらに対中輸出規制の一段の強化も今回ばかりは予想以上にネガティブに効く可能性があるかもしれない。また需給も買いが集中したこともあって、かなり悪化しているわけで、そうなると大きな調整は不可避。

そういう意味では大分こなれてきた感じもするけれど、流石にNVIDIA並みのディスコなんて買えるはずがない。

というわけで個別にはいろいろな条件や事情もあるだろうけど、少なくとも5月一杯くらいは株式市場を取り巻く様々な要因で動く、ということも視野に入れておかないといけない気がするので、無茶だとは思いながらも、大引けで再度、ロットを半分にして売り建てた。

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本日の収支(前場・後場合算):+¥14,490,000


雑感彼是

最後の最後で半導体を再度売り建てたのは、先週の乱高下した夜間CFDを思い出してしまったというのもある。そもそも米国の半導体関連、メガテック関連の決算を前にして、買い向かうかなぁ・・・という疑問も消えなかった。今夜は何とかなるかもしれないし、けれど明日の番は流石にイケイケというわけにはいかないと思うんだ。

もしも相場を下げたい輩が、重箱の隅をつつきだしたら、さらに調整が深くなる場面になってもおかしくない。好決算であっても買われると限らない怖さも、今回に限っては相当に強いと思う。

それは何も米国株ばかりでなくて、日本株も同様なんじゃないか?という気がする。すべては5月中旬以降の相場に至るシナリオの線上にあったりしてね。

それはそうと、すっかり沈静化してきたイスラエルとイランの対立だけど、いろいろな情報はあるにせよ、基本的にはイスラエルが、350発もの本土直接攻撃を受け、そのまま、というはずがない、とシンプルに考えておく。もう市場が織り込んだから忘れる、という性質のものじゃないのでね、常に頭の中に入れて反応できるようにしておくことが重要と思うけど。