AGIに向けた熾烈極まる開発競争!日本企業に出来ることは少ない

AGIに向けた熾烈極まる開発競争!日本企業に出来ることは少ない

GW最終日。ちょっと信じられないのは今日、高速道路が渋滞だという報道。明日から仕事でしょ?今日まで目いっぱいのスケジュールで行楽とか旅行とか、もうくたくたになって明日仕事を始めるサラリーマンがたくさんいるんだね。身を粉にして仕事して、家族サービスして、または遊んで、っていうのは、一つ一つの行動に余裕が無くなっちゃう?

もともと個人的にはGWなんて反対で、せっかく4月から新しいスタートを切りながら、いろいろ慣れ始めたところで長期休暇ってどうなんだろう?って以前から思ってた。いやいや、ここで一呼吸するのもいいことだっていう人もいるけれど、休んだからといって新たな環境に適応するわけでもないし、だったらもう少しペースダウンして短距離走はやめてマラソンのようにやった方がいい。無茶するのは若い人の特権、なんていうけれど、他人との優劣の中でダッシュしてると、零れ落ちるモノが多すぎる。

ともあれ、明日からは通常運転に戻さないとね。

 

さて、一足早く、というか普通に米国市場は始まってます。とはいってもま日本でだCFDだけど。ドル円も動き始めたし、仮想通貨は休みなしだし、原油も始まってます。金曜、そして今日の今の時間(16:40)までで、日経CFDは△¥360ほど上昇していて、いよいよ怒涛の決算発表に突入ですよ。期待値も結構大きいんだろうけどね。

昨夜から今日にかけて、実はAIの現状がどうなってるのか、ちょっと調べてみたけれど、どうやら米国ではとんでもないことになってるんだ、というのがよく分かった。日本ではAIというとOpenAIを標榜するchatGPTばかり注目されてるけれど、Copilot(MS)Geminiとかいろいろ出てます。

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よく適当にAIと生成AIという言葉を使ってしまうけれど、本質的には同じとは言えるものの、AIは基本的には既存情報を選択して予測する技術だから出てくる答えも既存情報を越えるものではないということ。そして生成AIは同じようなロジックで新しい情報を作り出してしまうということだから、AIが通常進化すれば生成AIになると考えてもいいんだろうと思う。

言葉やテキストだけでなく画像や音楽、映像なども作り出してしまうというところまで、進化しているんだね。

ただしAIも生成AIもソースやロジックを公開していないわけで、それぞれにみんな違う結果が出るんだろうと思う。簡単なものはそれほどの差異は生じようがないけれど、思想的な問題、宗教的な問題、感情的な問題、そして人間の意識によって導き出されなくてはならないもの、など複雑化の要素が入り込んでくると、あらゆるパラメータをどう処理しているのかが非常に重要になってくる。

ChatGPTの開発者であるアルトマンは、全てをOPENにして開発を進めると言っていたけれど、結局半分はマイクロソフトに売り渡した格好になってしまって、内部で大揉めに揉めて追放されたり復帰したりとゴタゴタが続いた。けれども基本は有料化による収益化、出資の受け入れ等々ビジネスベースで開発することになった?

それでも、AIの進化は止まらない!

というか、もはや莫大な資本と最高の頭脳がAIの最終形である、AGI(artificial general intelligence)、つまり人工汎用知能の開発にしのぎを削っている。AGIというのは言ってみれば、人間の頭脳により近づくということで、選択はもちろん判断や決定という部分を全てAGIが担うという、かなりヤバい系のAI。SFの世界でAIが支配する社会、なんていうのが空想のなかで語られてきたものが、AGIが出来ちゃうと可否を考えなければ、それが実現することが目前に迫っているということなんだよ。

数兆円の開発費と世界最高の頭脳が結集して開発してるわけで、これはもはや時間の問題かもしれない。勿論それは究極に近いデータ収集と選別が行われたうえで、そこに思想的、心情的な要素をいかに組み入れるか、または判断にどれだけの外部要因を組み入れるのか、はたまた思想、宗教、感情、意思、倫理、差別、平等、等々をどのように反映するかという作業が極めて難しく、そうした問題は本来AI技術者が解決していいものではないのにね。

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でも、本気も本気で、そうしたAGIを作り出そうと必死になってやるところが、外国人の怖いところであると同時に、日本人の感覚とは相いれない部分があるんだ。あっても、日本人だって、すぐに流されてしまうという部分もあるから・・・結局は受け入れることを選択してしまうだろうけどね。

もしもAGIの領域にAIが達してしまったら、それはとにかく莫大な富と権力をもたらすことになるだろうし、世界が一変してしまうほどの強烈な変革に見舞われる可能性が大だね。産業革命とか核兵器の開発とかと同じか、またはそれ以上の社会変化が全世界を覆うことになる。決して大袈裟な表現ではなくて、嫌でもそうなってしまうということ。

そして、社会はAGIの管理下に置かれると言っても過言ではなくて、物事の価値観そのものが急激な変化に襲われると思う。

そうしたAGI開発の中心は紛れもなく米国であって、彼らは危険と分かっていてもマンハッタン計画で核兵器開発に邁進してしまったことを考えると、なんか今回も同じような経過をたどるんじゃないか?って思うよね。あの人たちはもう自制もへったくれもなくて、イケイケになってしまうんだよ。そして完成したらどうしても使って観たくなる誘惑を振り切ることは絶対にできない!日本は当事国だから、その心情は痛いほど理解できる世界で唯一の国であり、国民だからね。

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そのAGIを稼働させるためには、NVIDIAのGPUどころの性能じゃなくて、とんでもない性能のCPUが必要になるし、とんでもない規模のデータベースととてつもない容量のメモリーが必要になる。はっきり言って今更世代遅れの半導体の量産を目指すような投資をしても意味がない。AGI開発において日本はもはや問題外の立ち位置に居るわけで、可能性があるとすれば新しいハードウエア開発しかないと思う。けれどもすでにTSMCはダイヤモンドウエハを使っての高度なCPU開発を行っているし、量子コンピューティング技術も進化し続けてる。唯一太刀打ちできる技術の実用化という意味ではNTTのIOWNがあるけれど、5G、6Gでは役不足だろうから、もしかしたらスペースXはもっと高度な通信技術を開発しているかもしれない。

と、この辺までは何とかに分かってきたけれど、その先を考えるのはもうやめた。面白かったのはAPPLEが途方もない開発費を突っ込んできた自動運転技術開発をやめてしまったこと。AGIの環境の中でAIによる自動運転は、実現不可能と判断したらしい。難しいことは分からんけれども、あらゆる意味で社会の前程が変わりつつあるということかもしれないね。