民主主義じゃなくて金主主義じゃん!
- 2024.08.15
- 放言
ここまでどうにもならない混沌とした政治状況、社会状況になってきたら、既存の考え方の否定と言う姿勢を取らざるを得なくなると思い始めた。延々と何十年も自民党の党内理論で続けられている政治の結果が今の混沌を生んでいる。政治や選挙にはカネがかかるから、そのカネをどうやったら調達できるのだろう?っていう国会議員最大の事情が生んだ派閥。出世欲、名誉欲、そして時期選挙で再選されなければならないという使命感には、必ず「カネ」と言う要素が付きまとう。
政治の場で本音でモノを言う政治家など一人もいないと言われる。表面上論じられる政策論の裏には必ず「カネ」の流れがあり、この政策で私は、自民党は儲かりますとは口が裂けても言えないわけで、だったら政治家と言うのは誰一人本心を語って選挙で選ばれている人間はいないということになる。
世の中が拝金主義に傾いて、世界中が金融ジャブジャブの状態になって、株価は上昇し、あらゆる価値観をカネで測るような風潮を誰もが隠そうとせず公然と口にする世の中になってしまったら、議員達もはばかることなく集金に精を出すようになった結果、政治資金問題が出てきた。そして常にそこでは、取り繕うような政治資金の流れの一部を表に出すことで、切り抜ける。
けれどもそうしたことは、本質的な政治に付きまとう国会議員や自民党の利益誘導という部分をどう整理して行けばいいのか?という問題には絶対に斬り込めない。国会議員にとって利益誘導出来る力こそが権力であって、その理論に能力のない木っ端議員たちが群がる。
こうした水面下での本音の上に政策議論があることは間違いない。
もちろんこれは議員だけの話ではなくて、各議員が抱える後援会、支援団体、そして国会議員から地方議員という流れも含めて、政治で飯を食う人間がピラミッドを形成している構造そのもの全てが、カネというエネルギーを必要としているわけだ。
もしも言われているような大金が自民党総裁選でかかるとと言うのであれば、過去4度も出馬し敗れた石破など、そうやってその資金を調達してきたのか。そして今度も出馬するとなっても到底そのような資金は持ちようはずがないわけで、選ばれる確率は皆無に近いと言われる。石破派と言われた弱小派閥も維持できず自然解散してしまったことからも、石破に集金力が無いことも分かる。
ならば高市早苗はどうなのか?そもそも石破同様に自民党議員の支持を集められない、不人気と言われるから自民党総裁の目はにと言われている。石破も高市も党内では一匹オオカミだ。けれども、この両名を否定するということは、自民党は変わらない、と宣言しているようなもの。貧乏選挙をしてでも日本のために、政策のために、国民のために政治をやろうという国会議員がいないということを、証明しているようなものだ。
この体質の改善こそが自民党が変わる、と言うことなんじゃないか?
もはや選挙は民主主義の反映ではあり得ない、金主主義と化している。議員が本音を言えばカネカネカネ、カネが全て。誠実な選挙をするなら街頭演説で「私を当選させてください、そしてカネを集めさせてください」と言えばいい。
と言うことで、もしかしたら、自民党国会議員に人気がない、批判されている石破や高市が首相になることが、日本のためなんじゃないか?と思う。石破でもいい、高市でもいい。カマラ・ハリスが米国大統領候補になる時代、この両氏を否定する資格は、少なくとも自民党国会議員やメディアにはない。良し悪しは別にして悔しいかな、そうしたダイナミックな変化は、自民党のクソ議員達にあるはずもないのだが・・・。
かつて民主党が政権を獲った時代を、安倍首相時代は真っ向否定した。そしてそもそも民主党政権時代を「暗黒時代」と称するようになったけれど、政権交代時の世論の高揚感は確かにあったし、それだけのパワーも残っていたと思う。けれども自民党が政権奪還して安倍首相時代が続いたら日本が良くなったのか?と言えば、結局安倍・菅・岸田時代は米国追従・従属のまま、憲法改正の発議すらできなかったし、増税に次ぐ増税で国民生活は苦しくなるばかりだった。
ならば、何度でも、現状を変えようと、ダメならば新しい方向を模索しなければだめだ、ということを、国民の負託を得た国会議員であるならば、行動して見せないと、本当に日本はだめになるよ。保守だ、リベラルだ、という議論も結構だけど、だめなら新しい方向を試す、という挑戦が必要な時だと思うけどね。
石破結構、高市結構、特定国に利益誘導する河野、小泉ダメ。グリーンだ言わなければ茂木結構。左巻きの菅、財務省大好きの麻生はすっこんでろ!という心境になってます。
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