自民党が潰れるか、日本が潰れるか、の瀬戸際!
- 2024.08.17
- 時事問題
自民党総裁選は、何と12人もの議員たちが、総裁選に立候補を表明するという騒ぎになっている。傍目で観ていてもはや滑稽を通り過ぎたパリ五輪開会式並みのカオスだね。このなかで「私じゃないと日本はダメになる」と積極的に主張している人がいるの?って言いたいけれど。みんな「周囲から促されて、周囲の期待に応えて」くらいのことしか言わないし、それってあまりに高慢すぎないか?裏を返すと「私は期待されている政治家です」って言ってるのと同義。でも、はっきり言ってろくでもないね。
推薦人を20人集めないといけない・・・。そういうシステムだから、菅や麻生と言った総理経験者で発言力の大きな所謂長老と言うのが、キングメーカーだのなんだのと言われて調子こいてるわけで。そんな奴に押されて総理になっても、その時点で手枷足枷で常に顔色を伺って、と言うことになる。
多分この総裁選を通じて、派閥解消がデタラメであったことが分かると思うし、所詮集団行動しかできない弱虫の集まりが政党ってことなんだと思う。そして集団を形成したら必ずリーダーが必要で、ある種の命令系統も出来る。統率するということはそういう事だ、と言うかもしれないけれど、政策を掲げ選挙で国民の負託を受けてる政治家が、自身の信条、選挙公約に従わず集団行動するところが永田町なんだ、でいいのかね?
まぁいいや。どうせ利権に群がるウジ虫のようなものだから。
でも、今回総裁選に名乗りをあげているとされる12名のなかで、ウクライナ・ロシア戦争のことをちゃんと分かってる人っているのかねぇ・・・。
突如としてウクライナ軍はロシアへの越境攻撃・侵攻に踏み切った。でも、これって本当に奇異だよ。ウクライナにはまともに戦える兵士なんか残っていないはず・・・。この2年余りの戦争でウクライナ、ロシアともにおびただしい戦死者と負傷者を出してきた。戦争っていうのは殺し合いだからね。
実際に戦場の最前線の兵士って言うのは、もう精神的に参っていてドラッグや覚せい剤に頼って戦っている。そういう薬物がバンバン出回っちゃって、兵器だけでなくそういう商売も大繁盛なんだよ。でなきゃ、とてもじゃないけど、毎日殺し合いなんかやってられないし。意識がまともじゃないから民間人だって平気で殺しちゃう、なんてことは過去の戦争を見れば幾度となく繰り返されていること。
そんななかでいきなりウクライナ軍はロシア領に侵攻したわけだけど、それに使われている兵器は米国やNATO軍から供与されたバリバリの新鋭兵器で、そういうのは衛星を使ったGPSとリンクしてる・・・。ちょっとおかしいだろ!
しかも侵攻したクルスクなんか、軍事的な意味のある地域とは思えないし、仮にもロシアが掲げる「ウクライナのロシア系住民の権利を守る」と言った大義名分に近いものは何もない。なので、この侵攻はプーチンを刺激・挑発する目的以外にないんじゃないかな?
プーチンを挑発する、ということはどういう意味か?アホな評論家は「停戦交渉を有利に運ぶ意図がある」なんて言ってるけれど、適当な妄想でしょう。今回のウクライナの攻撃は、「米国製の最新兵器を使って、ウクライナ正規兵とは思えない兵力で、ロシアの領土に侵攻し、モスクワまで数百キロのところまで攻め込んだ」と言う事が重要で、そうなったときのプーチンの対応の仕方によっては、停戦どころか、本格的なロシアとNATO・米軍の戦闘になりかねないということ。とにかくヤバイ状況なんだよね。
もちろん、日本は岸田が米国の命令通り、ウクライナに2兆円以上の支援をしているので、もはやこの戦争に加担している国なんだ。日本の資金でロシア侵攻をしていると言っても間違いじゃない。もう米国お得意の挑発によって戦線を拡大し、仕舞にはシレッと出て来て美味しいところを根こそぎ取って行くというやつ。ウクライナは兵器以外にも軍事顧問やらなにやらいて、(戦争が)終わってみると米国に莫大な借金を抱えることになるけれど、大丈夫、日本と言うスポンサーを紹介したので、それで払ってくれよなっていうこと。
今の時代にこんなことを平気でやらかしてる米国なんですよ。プーチンはそういうことをよく理解してるので、なかなか挑発には乗らないで我慢してる。それと同じでイランだって今回我慢に我慢を重ねてると思う。だいたい、ハマスの最高実力者がテヘランで爆死するって、ミサイルとも爆弾とも言われてるけど、そんなこと本当にイスラエルが単独で出来たのか?って疑問は拭えないよね。ガザで戦争してて、北部ではヒズボラとも戦っててその最中にそんな緻密な作戦を急遽実行できるなんてとても思えない。
憶測だけど、これだって米国が絡んでると見るのが自然だと思う。米国はハメネイ師を挑発してる。自国の首都の迎賓館並みの施設に宿泊する要人を殺された。建物を見る限りあんなのミサイルじゃなくて爆弾だと思うけど、もしもイスラエルがそんなことを出来るなら、他の要人を狙うでしょ。直接ハメネイ師をミサイルで狙えばいいだけ。
だから、ウクライナーロシア、そしてイスラエルーイラン、という対立構造を見ても、とにかく米国が主導してプーチンとハメネイを挑発して、戦争を拡大したいという意図での行動に見えて仕方ない。
少なくとも自民党総裁選に立候補したがってる12名の内、現状を理解している人がいるのか?と言いたいけどね。外交ひとつとっても、今の状況に危惧してて「自分が絶対に政争拡大を防ぐ」みたいな意識の在る人がいるのかって言いたいよ。トランプ、カマラ、という大統領選挙の構図に関心があるのはいいけれど、米国の本質ってそこじゃないんだよ。痴呆の大統領でもなんでも、米国と言う国は常に戦争拡大を志向するとんでもない連中が中枢にいるということなんだよ。
日本はそんな米国に盲目に従うだけの国でいいのか?っていう。少なくともそういう気概のある立候補者がいるのか?って言うと、とてもそうは思えない。言われるがままにカネを出して、他国の戦争を煽ってて平気なの?って言うことだよね。明日は我が身ってことを意識しているのか?ってね。
中国は経済が完全に破綻して、習近平の求心力も大分怪しくなってきた。そんななか中国人が作った中国資本(浙江財閥)のTSMCを国内に破格の条件で誘致したりしてるけど、国内が乱れたら国民の目を外に向けるというのは常套手段だからね。台湾はもうダメだと思う。同時に北方領土だってロシアに報復されたら北海道だってヤバイ可能性が出てる。何せ日本はいまやロシアにとっては敵国以外の何物でもないし。
そういう意識があって何とかしないといけないって考える立候補者っているのかね。
米国民は別としても米国の中枢に巣食う極めて傲慢で戦争なんか金儲けと覇権の手段に過ぎないと思ってる連中が、少なからず米国政治を動かしているという見識を持ってる候補者なんて、いるわけがないかぁ・・・。終わってるな。
だから誰が首相になっても岸田と大差ないのかも。悪評たらたらの石破でも、セクシー小泉でも、バーン高市でも親中代表の林、河野でも・・・。若手と言うけれど小林ってのも所詮官僚上がりだし、青山はくどいのが難点・・・。でも絶対ダメなのは、河野だけど。
個人的な思いだと消極的に高市、青山だけど(石破と言ったのはジョークです!)。高市早苗はもっともっとキツクならないとサッチャーってわけには行かないし、青山繁晴は、慎重が20センチ足りないし・・・。でもこの二人のどちらかが成れる奇跡が起これば、少しは政治が面白くなるんだけど。選挙に勝つだけならセクシー小泉だけどね。そうしたら自民党が難を逃れて日本が潰れそう。瀬戸際だなぁ・・・。
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