今回の衆議院選挙でガラガラポンしないと日本は・・・

明治維新が1868年で終戦が1945年。その間77年間だった。今年は2024年なので終戦から79年目です。支配体制が変われば必ずしも良くなるとは限らないと思うけど、悪くなるばかりでもない。幕藩体制から明治政府に移行する過程で、社会の体制は一変した。日本の近代化は目覚ましかったけれどそれを支えたのはロスチャイルドの資金であり、たまたまパリ万博に会計係として同伴した渋澤栄一は、フランスの銀行家の機知を得て偶然にもロスチャイルドのエージェントになった。ほぼ無限大の資金の後ろ盾で渋澤は株式会社を根付かせ、数百社の基幹産業立ち上げに尽力したということで、今や1万円札になりました。

そして近代国家にのし上がった日本は、資源不足に悩まされ始める。とにかく当時の石油はアジア諸国頼り。中東が産油国として注目を集め出したのは第二次大戦後ですから。けれどもアジア各国は列強（イギリス、フランス、オランダ）の支配下で、日本の軍事力拡大を危惧した列強は、資源を持たぬ日本に対し最終的にはABCD包囲網で日本を孤立化する作戦に出た。その結果太平洋戦争に突入し、最後は2発の原爆を落とされ敗戦。今度は米国の占領下となってまたしても社会体制は大きく変わってしまった。そしていまなお、米国の支配下に置かれていることは、国民の意識からはほとんど感じられなくなったけれど、厳然たる事実です。

「民主主義と平等」の名のもとに「日本特有の価値観」を塗り替えられてきた戦後史。戦後79年目の日本は政治も経済も劣化が進んで、今のような状態になっている・・・。

米国社会もだけど、日本社会もまた、制度疲労を起こしてるんだよ。もうこれ以上続けてもあまり良いことないというところまで来てる。戦後目覚ましい経済発展を遂げた日本はバブル崩壊とともに、その活力は全て無くなってしまったし、スミソニアン合意とプラザ合意で￥360/ドルの固定相場は、変動相場制移行によってなんと￥70台まで。某政治団体が「日本人の給与は30年間あがってません、経済成長してません」と叫んでるけど、日本の世界最高水準の社会インフラを見れば、日本が成長してないはずがないんだよ。でも成長しようと思っても全部意図的な円高で吸い取られたというのが正解です。

その間に欧米企業、特に米国企業は戦後の不況からようやく息を吹き返して、やがては日本企業を追い抜け、いまや比較できないほどの差が生まれてしまった。このことを「政治が悪い」と言ったところで、的外れとしか言いようがないんです。なぜなら日本は米国の支配下にあるのだから。

それでも現体制が続く限り、岸田首相は米国に貢ぎまくり、ウクライナに14兆円もの支援を約束させられ、その政策を石破首相に引き継げと言ってます。石破は満足に組閣も出来ず結果出来上がったのは岸破内閣ですよ。自民党は議席を減らしても清話会議員と高市支援議員を落選させたい。それでも自公で過半数を割らなければ石破おろしの後、両院議員総会で岸田が返り咲くというシナリオを描いてます。

そうなってしまったら此の先何年も何十年も日本は米国の支配下のまま、米国に搾取され続けます。自民党総裁選で省庁再編を言ったのは高市早苗だけ。それが財務省の疳に触ったから、落とされたというのが事実です。そんな国なんですよ、日本は。

日本の伝統と文化は素晴らしい、物価は安い、食事は美味い、と外国人旅行者が押しかけますけど、実態は日本国民は経済的苦悩にあえぎ、海外旅行者からの施しを当てにする貧乏国民なんですよ。その上増税され米国に上納です。今の政府、政治家は、江戸幕府から天領を預かる悪代官そのもの。年貢のために絞るだけ絞る。「おぬしも悪よのぉ」と言われる企業だけが利益を出す構造。「これは些少ではございますが」と政治献金（または裏金）を受け取り、私腹を肥やす政治家達。しかしそんな連中を操っている黒幕はもちろん「財務省」でございます。

今回の衆議院選挙を契機にガラガラポンしないと、日本は本当にダメになりますよ。観光立国でいいじゃないかとホリエモンは言ってますけど、良い訳がない。昔と同じで無責任なやつ。来年は米国がガラガラと崩れます。その対応が今の日本の体制で出来るはずがない。

兎に角、ガラガラポンして新しい体制を作るしか道はないです。