植田ショック+米国市場に連れ安:11月1日(金)前場
- 2024.11.01
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,196(▲¥884)
またしても植田ショック!?米国市場軟化の影響も大!
前場の相場概況
何というか日銀植田総裁の会見で、「時間的余裕はある」との発言を撤回したのみならず「今後はこの表現は使わない」と発言し、これが利上げ懸念を呼び覚まして大幅下落。米国市場も寄り付きから弱い動きとなって日経レバ下落に拍車をかけた。
問題なのは米国市場の急落で、大統領選挙前の利食いという説明をされているけれど、明らかにトランプ氏再選後の株価下落を意識した相場になったこと。なので海外勢は大幅下落後も、日本株に買いを入れず、僅かにリバウンドしただけにとどまり、その後はダラダラと売られる展開になった前場。
兎に角日本市場は11月から取引時間の延長と言うこともあり、また15時25分で注文打ち切りの上、最後の5分で板寄せして引け値は1本になるというシステム変更の影響がかなりの不安を読んでいる。
つまり、引け成り注文が大きかった場合、引け値の動きが相当にブレることが予想されるからだ。その意味でも、ザラ場の取引は慎重にならざるを得ないし、先物との兼ね合いも相当に難しくなると見られているしね。
そして今夜は雇用統計、5日は米国大統領選挙投開票という大イベントが絡むわけで、ここは相当にナーバスになって当然の局面だと思う。だからこそ、昨日の後場は大きなリバランスもあったし、今日のザラ場のような値動きになったと思う。
流石に前場での買いポジ建ては難しいということだし、後場になってもダラダラとした動きが継続する懸念もある。けれども最後にはショートカバーになるだろうから、▲¥600程度の引けになると読んで、前場でポジションを閉じた。
前場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥25,945(▲¥1,220)
空売平均)¥27,112×2720
買戻)¥26,015×2720(+¥2,980,000)
読み通りとは言えないけれど、幸運にも大幅に下落してくれたので、朝寄りで買い戻して、その後は手出しできなかった。こういう取り方は大事にしないといけないので、かなり慎重に相場を見ている。それにしても植田総裁の発言は毎回要注意だね。
8306 三菱UFJ ¥1,628.5(▲¥0.5)11/14
空売)¥1,636.0×4000
空売)¥1,635.0×8000
空売)¥1,634.0×4000
空売)¥1,633.0×8000
空売)¥1,632.0×4000
空売)¥1,630.0×4000
空売)¥1,628.0×4000
買戻)¥1,610.0×36000(+¥824,000)
日銀総裁の発言がタカ派と受け止められた以上、少しでもGDしてくれたなら買い戻すしかなかったということ。結局買いも入ったけれど、地合いが地合いだけに垂れてきてる。この辺がメガバンクの難しいところだね。
7012 川崎重工 ¥5,774(▲¥175)
空売)¥5,885×1000
空売)¥5,878×2000
空売)¥5,849×2000
買戻)¥5,775×3000(+¥316,000)
買戻)¥5,770×2000(+¥158,000)
7013 IHI ¥7,963(▲¥292)
空売)¥8,099×2000
買戻)¥7,963×2000(+¥272,000)
個人投資家が群がってる防衛関連とは言え、この地合いではさらに利食いが出るという見方をしていたので、ロットを小さくして売りで入った。重工は個人ばかりではないのでちょっと怖くて入らなかったけど。大きな勝負は出来なかったので、小掬いになったけれど、それ以上は攻められない。
7203 トヨタ ¥2,629.5(▲¥53)11/6
空売)¥2,682.5×4000
空売)¥2,678.0×4000
空売)¥2,677.0×4000
空売)¥2,676.0×2000
空売)¥2,675.0×2000
空売)¥2,674.0×2000
買戻)¥2.629.0×18000(+¥878,000)
決算が近いトヨタなので、これも躊躇いなく朝寄りで買戻し。今回のトヨタの決算は日本市場に大きく影響すると思う。誰もがこの世界的な経済状況で、トヨタがどうなのか?ということを注目しているからね。日本市場の11月の決定打になるかもしれないしね。
9984 SBG ¥9,498(▲¥45)11/12
空売)¥9,488×1000
空売)¥9,485×3000
空売)¥9,482×1000
買戻)¥9,035×5000(+¥2,250,000)
アーム株をバーンスタインが売り推奨にしたり、ウーバーの受注が不調とネガティブなニュースが重なって大きく売られたソフトバンク。今後を考えるとなかなか厳しい状況になるのは必至だと思う。
6758 ソニーG ¥2,723.5(▲¥26.5)11/8
空売)¥2,738.0×4000
空売)¥2,736.0×4000
空売)¥2,735.0×2000
空売)¥2,732.0×4000
空売)¥2,731.0×4000
空売)¥2,730.0×8000
買戻)¥2,675.0×26000(+¥1,508,000)
今回のソニー決算はちょっと穴が開くかもしれない。いろいろな要素はあるだろうけど、もはや金融とエンタメが主力の事業になっただけけに、長い目で見たら上値はかなり限定的かもしれない。決算の内容次第では、またメイン銘柄になるかも。
前場の収支:+¥7,140,000
雑感彼是
いよいよ大統領選挙だね。これが今後の米国市場、米国経済を占うことになるのはもとより、本格的な米国債務不安の火種にもなる可能性がある。恐らく米国10年金利の上昇は止まらないだろうし、そうなると流石に米国の中小金融機関、不動産関連のノンバンクにも厳しい状況になるのは明らか。
思うに、この局面を乗り切るためには株式市場がリスクオフになって、米国短期債券が買われ年明けのロールオバーを成功させるしかないし、イチかバチかFRBは11月、12月と連続利下げをするのでは?と思ってる。
いずれにしても、ここからの年末相場、年明け相場は多分大荒れになると思う。日本の政治に関しては、もうあまりにも酷すぎて書く気がしない。
話は変わるけど、長年金融教育をやってきた、とTVCFを打ってる野村だけど、毎投資高齢の不祥事が今年もしっかり出てます。おいおい、社内ではどんな教育してるんだい?ってね。何処までも酷いなぁ。でもなぜか、不祥事が出ると安心したりして(苦笑)
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