上に行きたくても材料がない日本市場:12月16日(月)後場
- 2024.12.16
- トレード日記
日経平均株価 ¥39,457(▲¥12)
買い材料に欠く日本市場、国内勢の踏ん張りは効かず
後場の相場概況
米国ダウは7日続落、S&Pは天井を示唆、NASDAQも気持ちいいとは言えないチャートの米国市場という状況で、海外勢が大手を振って日本株を買ってくるというのは考え辛い。日銀会合、FOMCと続く今週は、日経平均¥40,000の壁を破れそうにないと感じた。
日経平均は、各移動平均が強気のオーダーで、しかも5日線を割れたわけではないので、短期の上昇トレンドは継続中と考えるのが妥当なんだろうけど、日米の10年債金利の動きを見ても、とてもじゃないけれど、買持する気にはなれなかった。
そしてもう一つ気になるのはビットコインの上昇。トランプ政権の政策の関係もあるのだろうけど、ドル高の状況でビットコインが買われてゆくというのも、違和感がある。ビットコインが本格的に上値を追うような状況になるとすれば年明けだと思っていたので・・・。
そう考えると、米国市場は相場のあちらこちらに、天井圏を思わせるような動きが感じられる。やはり年内がピークなのか?といろいろ模索しているけれど。
年が明ければ完全にトランプ政権の世界に突入するわけで、本来トランプの政策で株価がどうなるのか?は、まだ分からないと思う。株高と決めつけてると痛い目に会いそうだしね。
一方地政学リスクも日に日に高まってきていて、シリアのアサド政権を支援できなかったロシア、ということを考えると、現実的にロシアも相当に疲弊しているのだと思う。なのでイスラエルはシリア領内のロシア軍基地が撤収するのを待ってるような感じかもしれない。イスラエルはゴラン高原を超える覚悟なんじゃないかな。すでにダマスカスの空爆を始めてる。
さらには欧州だが、いよいよドイツDAXも今回の上昇が狂乱相場の最終局面だと思う。どう考えても欧州市場は終わったと思う。
世界のどこを見回しても、金融相場を維持できる要素は一つも見当たらない。
後場の相場概況
1750 日経レバ ¥27,500(▲¥95)
買)¥27,560×1000
買)¥27,550×2000
売)¥27,645×1000(+¥85,000)
売)¥27,630×1000(+¥80,000)
売)¥27,620×1000(+¥70,000)
買持が気持ち悪くなってきて、後場寄りGD気配で手仕舞いしようと決めた。とにかく米国ダウの7日連続下げは、何かを示唆しているようで気持ち悪い。NVIDIAを組み入れた途端にこれじゃねぇ。自分で気持ち悪いと思ったポジションは、持たない。今の状況はこれに限る。
6758 ソニーG ¥3,324(▲¥34)
買)¥3,358×20000
売)¥3,324×20000(-¥680,000)
今日のソニーは売り圧力が相当にあって、買い方は無理に買い上がろうとはしなかった感じ。一旦緩むかな?と思って、最後に手仕舞いしてロスカット。高値ホバリングなのでしょうがないね。
7011 三菱重工 ¥2,281.0(▲¥10.5)
買)¥2,280.0×10000
買)¥2,275.0×10000
売)¥2,296.0×20000(+¥370,000)
7012 川崎重工 ¥6,356(▲¥54)
買)¥6.350×1000
買)¥6,340×1000
買)¥6,330×1000
買)¥6,320×1000
買)¥6,310×1000
売)¥6,367×5000(+¥185,000)
7013 IHI ¥8,230(▲¥48)
買)¥8,200×2000
買)¥8,180×1000
買)¥8,170×1000
買)¥8,160×1000
売)¥8,255×5000(+¥365,000)
後場の日経の気配が弱かったのでレバを手仕舞いしようと決めた。そしてレバを仕舞うならば、防衛3銘柄も仕舞わないとね。今日は防衛関連が日経を引っ張るという形じゃないし、むしろ売られてるよいうに感じたしね。まぁ、売ったら上に行くというのは日常茶飯だし、別にそれでもいいかなと思った。こんな時は小掬いでいいのよ。
5803 フジクラ ¥6,490(△¥217)
買)¥6,270×2000
買)¥6,260×2000
売)¥6,490×4000(+¥900,000)
後場寄りで売りそびれたフジクラ。下に行ってしまい、売ろうか迷ってるうちに、買いが入り始めた。強いなぁ、と感じてると後場寄り値をブレイク。高値に向かい出したので、最後まで持ってクロージングのGUを狙い、ドンピシャだった。とにかく買い玉は持っていたくなかったのでね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥2,540,000
雑感彼是
12月も今日から後半戦に突入ということで、個人的にはここから年末まで結構怖いことになるんじゃないか?って思うんだよ。でも地政学リスクはクリスマスまではないと思ってて、流石にロシアーウクライナもイスラエルもクリスマスで暴れたらキリストに叱られるぞ!ってね。
でも26日からはそうはいかない。年末年始も関係ないしね。トランプが就任するまでの期間、何があってもおかしくない状況だと思う。
それと、欧州市場がね、特にドイツDAXはクリスマスまでは今の高値圏でホバリングしたとして、この気が狂ったような相場もいよいよ終焉かも。
今のところはそう考えていて、腰が完全に引けてるんだけど・・・。
でもね、もしもドイツDAXが利下げ好感相場で狂っていてるなら、FOMC後の米国市場がぶっ飛んだら・・・これまた株式市場の景色が変わる可能性だってある。
なので売り玉勝負も控えないととは思ってるんで・・・。
そういう意味で腰が引けちゃってるってことです。
(アイキャッチ画像は貸金庫盗難事件を陳謝する三菱UFJ・半沢頭取)
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