株は上がるか下がるかをどう見極めるかの勝負

株は上がるか下がるかをどう見極めるかの勝負

株式投資は「上昇する銘柄を探す」ことなのか、「経済の状況を見極める」ことなのか、「需給をみる」ことなにか・・・様々な考え方があり、投資家個人の考え方の違いもあります。

しかし、最も重要な勝負の決め手は、「エントリーポイントからどう動くか?」の一点にかかってるわけです。

そのために、どうすればよいか?と言うのが今の投資行動のテーマです。

長期投資の法則さえ崩れることがある

「株は安く勝って高く売る」と言うのが株式投資の基本であるならば、年間を通じて安くなる(と思われる)5月、6月に買いを入れて年末、または期末に利益確定をする、という必勝法が成り立ちます。

そして多くの場合これは成功します。

恐らく10%~15%程のリターンは通常であれば鉄板になる。これを10年間繰り返すと、100万円の投資資金は平均12%リターンとして×10年で310万円になります。

これこそ株式投資の王道です。

ところがこの王道と思われる長期投資ですが、過去30年間を見ると安倍政権が誕生してから現時点までの7年半が最長スパンであって、投資機会は30年間で僅かに1回(安倍首相就任時)しかないのです。

30年前のバブル崩壊はもちろんですが、それ以降を観ても何度となく相場は崩れています。また5年以上のスパンで考えられるのも僅かに2度しかありませんでした。

これが何を意味するかは言うまでもないことで、「長期投資は必ず成功する」とは限らないし、むしろ過去30年間はほとんど成功例がないのです。

短期投資はリスクを刻む

日本人投資家は、この30年間で「株式投資に絶対はない」ということを学んだのです。30年と言えば人生の1/3の時間ですから、日本の経済成長が止まって以来、資産形成を目指して長期投資を行った個人投資家は実は大半が負け組であったことが分かる・・・。

この事実は重いです。

この15年はネット環境が整備され、ネット取引が個人投資家の中心手法となり、バリエーションが出てきました。そして短期投資をすることで時系列のリスクを回避するようになったのです。

このブログで私が、再三にわたって政府の経済運営に対し批判を書いている理由は、つまり、経済成長しさえすれば、こうした事はなかったからです。

すくなくともバブル経済以前までは、10年スパンではほとんどの投資家は勝ち組でした。それがこの30年間、日本経済のGDPは1.2倍弱とほとんど成長していないわけです。

 

株式投資で勝てない最大の理由がここにあります。

しかし、短期で投資機関を刻むことで、投資機会は格段に増えてなおかつリスクを回避できる・・・。当たり前かもしれないですが、短期投資は時系列リスクを回避する手段でもあるわけですね。

デイトレはリスクをさらに刻む

投資期間は短くすればするほど、リスク回避できますが、同時にリターンも少なくなります。オーバーナイトのリスクを取らない、と言う手法もある意味ではほぼ完全にリスクを回避しつつ、少ないリターンを積み上げるという手法・・・。

それでも、コツコツと積み上げた利益を数分で失うということもありますので、時系列以外のリスクを回避できない以上、完全な手法ではありません。

 

そうしたことを考えると、現在の株式投資は「安く勝って高く売る」ということが必ずしも当てはまる相場ではないのが分かってきます。

なので、株式投資に対する考え方を変えないと勝てません。

エントリー後の値動きを見極めることが株式投資

現在の株式投資の肝は、エントリーポイントから株価がどう動くかを見極める(予想する)ことにすべてがかかっています。

エントリーポイントは(理論的には)どこでも構わない訳ですが、そこから上か下かを地合いやセンチメントによって予測することが短期投資となっています。

ここ2年ほど、ファンダメンタルズ投資の成功率が下がり、センチメントやテクニカルを重視するようになったことの背景は、日本市場が右肩上がりになるような政策が行われていないことを反映しています。

なので、日本株を手掛ける投資家は、米国との連動性に着目して値動きを予測するようになりました。

このサイトで主張していることは、つまり、株式投資そのものの性質の変質と、変動ファクターとしてのセンチメント、テクニカルにウエイトをおくべき、ということなのです。

その上で、買いと空売りの双方を行って利益を積み上げるべき、としていますが、これは現在最も合理的かつ論理的な手法ではないかと思っています。

必勝法はセンチメントとテクニカルの判断

世界情勢や米国市場の動向、政治や地政学、金利、為替、原油、SOX、VIXの各指数、日米経済指標等々の情報はすべて、エントリーポイントから株価がどう動くかを予測するために欠かせない情報です。

その上でテクニカルを使って需給を克服し、なお買いと空売りを駆使することが短期投資の必勝法であると個人的には断言します。

地合いやセンチメントのヒットになる記事はある程度書けますが、テクニカルを書いて説明することは私には難しい過ぎる。だからこそ、良質な教材を推奨しています。

ラッキーで勝てることもあります。また運で勝てることもある。しかし、日本政府がまともな経済対策を放棄し、増税するといった無茶苦茶な状況では、この手法以外に勝てないだろうと思っています。

教材を生かすのは個人投資家のマインド次第

参考になる教材を紹介していますが、どれも単なる情報だけの「情報商材」ではありません。理論と実践に基づいた買いと空売りのテクニカル手法を学べる投資教材なので、習得するには十分と考えています。

片張りで最も基本的なテクニカル手法

リスクに備えて片張りのロング/ショートを習得する

ザラバに張り付けるならトレーダー技術

リスクに備えて両建てのトレーダー手法を習得する

デイトレのバイブル!ポジション建てにも最適なのでお薦めです

デイトレードの珠玉テクニックを習得する