下落はするけど粘り腰を発揮する日本市場:1月8日(水)前場

下落はするけど粘り腰を発揮する日本市場:1月8日(水)前場

日経平均株価 ¥39,942(▲¥140)

米国金利上昇で、テック株下落を嫌気した日本市場。けれども弱くはない!?

前場の相場概況

昨夜の米国債券市場での10年物国債金利の高止まりで、米国市場はNASDAQを中心に大きく下落したことを受けての日本市場の前場。日経平均は大幅なGDで寄り付き、売り物が続いた。

昨日は半導体装置関連の大幅な上昇となって、日経平均は値幅約¥1,000での上昇劇を演じたけれど、大発会の大幅下落といい昨日の大幅上昇といい、何か特別な理由があったのか?と思わせるくらいのボラティリティだったわけで、やはり2025年相場は荒れるなという予感通りの展開でスタートした。

昨夜発表の、米国11月の求人件数や12月のISM非製造業景況指数が非常に強く、また原油価格も$74台に上昇し、いよいよインフレ懸念が高まってきたと同時に、債券市場では金利上昇警戒感が台頭し、ビットコインが大きく売られたわけで、そうなると、FRBの利下げ期待が大きく後退することになる・・・。

まさか、とは思うけど、これで日銀が1月利上げ方向に動く雰囲気が強まると、日経平均は¥40,000台維持はかなり厳しくなる。そういう意味では、もしも利上げに踏み切ったら・・・考えたくない結果になりそうな雰囲気はある。

いよいよ日米株式市場ともに難しくなってきたね。

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前場の取引とポジション

7203 トヨタ ¥3,080(△¥28)
買)¥3,050×20000
売)¥3,088×12000(+¥456,000
売)¥3,087×8000(+¥296,000
昨日の今日、という言う感じで円安も加わって、とりあえずは買いが先行すると見て勝負したトヨタ。やはりトヨタは買いなのかもしれない。業績も心配ないし、来期業績予想への期待感は根強いからね。でも、地合いが地合いだけに・・・。長持ちする気にはなれない。


8035 東京エレクトロン ¥27,540(△¥440)
買)¥26,790×1000
買)¥26,750×500
買)¥26,700×1000
売)¥27,540×2500(+¥1,985,000
大幅上昇を受けての今日、半導体反発の狼煙、という感じ買いが入るかなと。GDの朝寄りから入って怖かったけれど買い下がり。なんとか反発してくれたので、早々に手仕舞い。地合いが悪ければ、もう一回下値を見に来るかもしれないので。

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4063 信越化学 ¥5,190(▲¥51)
買)¥5,200×4000
買)¥5,190×2000
買)¥5,180×2000
売)¥5,198×2000(-¥4,000
売)¥8,196×2000(-¥8,000
売)¥5,195×2000(+¥10,000
売)¥5,194×2000(+¥28,000
甘かった。売り物出過ぎ!仕方ないけれど、戻りも青息吐息。マイナス解消時点で売り。


9984 SBG ¥9,346(△¥1)
買)¥9,250×1000
買)¥9,230×1000
買)¥9,220×1000
買)¥9,210×1000
買)¥9,200×1000
売)¥9,346×5000(+¥620,000
半導体は戻る気がしたので、売られたところを買い下がり。雰囲気は相当に悪くて、失敗したと思いつつ、半導体の戻りに期待しながら。同じでも、アドバンテストやディスコが高くて弄れないので・・・。前引けで手仕舞い。

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6758 ソニーG ¥3,270(▲¥71)
空売)¥3,300×4000
買戻)¥3,250×4000(+¥200,000

7974 任天堂 ¥8,921(▲¥237)
空売)¥9,070×4000
買戻)¥8,938×2000(+¥264,000
買戻)¥8,935×1000(+¥135,000
買戻)¥8,934×500(+¥68,000
買戻)¥8,933×500(+¥68,500

米国市場がインフレ懸念ということになれば、当然売られるのがゲーム銘柄、というわけで、とりあえず小売が命の両銘柄を売り建て。押してくれたので早々に買い戻した。


9432 NTT ¥157.0(▲¥0.5)
現買)¥157.0×100000(評価益:変わらず)
少し売られる展開。もっと売ってください!


前場の収支:+¥3,110,000


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雑感彼是

トランプはグリーンランドをどうしても買いたいらしく、(応じなければ高関税)という脅しに出てきた。

グリーンランドで欧州への睨みを利かせ、混乱が続いているパナマ運河を手に入れて、おまけにカナダを合併したいという、とんでもない「野望」をあらわにしてきた。

本気でそういうことを考えているとすれば、マーケットへの影響は相当なものになると思う。MAGAという意味は、国内産業の回帰やインフラ整備、シェールの活用と言った内政にとどまらず、世界の中でのアメリカの復権という意味なのかもしれない。

二期目のトランプ政権は、かなり本気だな、という気がするよ。なので、相場が荒れないはずもないよね。