またもトランプ砲の一撃で撃沈:2月4日(火)後場
- 2025.02.04
- トレード日記
日経平均株価 ¥38,798(△¥278)
結局日経平均は僅か¥278しか戻せず。またもトランプ砲にヤラレル!
後場の相場概況
後場、いきなり対中関税発動のニュース!日本市場はこれで大いに上げ幅を溶かし、大引けは¥278高と1/4戻しに終わってしまった。株式市場にとってトランプは手の付けられない「やんちゃ坊主」「悪ガキ」と言った感じで、なかなかトレンドが出るところまで行くには至らない。
カナダ・メキシコの関税25%引き上げは一カ月先延ばしとしたわけだが、その間に両国の対応が芳しく無ければ、やはり10%程度の関税引き上げはあると思う。これを実行しないと、公約の減税はちょっと無理筋と化してしまう可能性もあるし、今の米国国庫は何もないと言った感じだからね。
FRBは利下げをしなかった。これでは国債発行も満足に出来ないし、財政的にトランプ政権は結構追い詰められてるはずだから。結局予定外の金利で短期国債をロールオーバーせざるを得なかったわけで・・・依然として米国の財政はある意味綱渡り状態だ。
さて、そのことを関係があるのか否か、分からないけれど、日本のメガバンクの決算は3行とも極めて良好だったにもかかわらず、少なくとも三井住友とみずほFGは株価を下げた。そして今日の三菱UFJも好決算だったわけだが・・・。アナリストはすでに好決算は織り込み済みだった、という解説をするだろうけど、こうも好決算後の下落が連発すると、それ以外のことをついつい妄想してしまう。
毎年この時期は大口のリバランスのための利食い売りが出やすい。特に日本株は3月本決算だから、4月にならないと来期の見込みは見通せないというのもあって、買いに慎重になる。
後場の取引とポジション
4676 フジメディア ¥2,471.5(▲¥34.5)
買)¥2,400×5000
買)¥2,398×1000
買)¥2,396×1000
買)¥2,395×1000
買)¥2,380×1000
買)¥2,377×1000
売)¥2,550×2000(+¥300,000)
売)¥2,540×2000(+¥280,000)
売)¥2,525×2000(+¥252,000)
売)¥2,515×2000(+¥237,000)
売)¥2,500×2000(+¥237,000)
今日噴いたら文句なしに売られると思って前場は利食い。そして売られたら今度はドテン的に買いに走って後場持ち越し。なんだか、相当に売り方が捕まりまくってるみたいで、さらに思い切りの買いとなって上昇。まるで、というかほとんど仕手株の動き。強烈な相場になったねぇ・・・。勿論この上を狙って、という無謀は遣らんし、第一今日の最後の買いはクライマックス的だから売りますよ。
ところが、まだこの価格で粘ってるんだよねぇ・・・。まさかまた明日も上があるのかな?だとするととんでもないね。死ぬのは中居だけじゃなくて売り方もだよ。
5801 古河電工 ¥7,315(△¥445)
買)¥7,140×2000(含み益¥350,000)
買)¥7,130×1000(含み益¥185,000)
買)¥7,100×3000(含み益¥645,000)
5803 フジクラ ¥6,308(△¥259)
買)¥6,200×8000(含み益¥864,000)
5802 住友電工 ¥3,009(△¥224)
買)¥2,950×2000(含み益¥118,000)
買)¥2,930×2000(含み益¥158,000)
買)¥2,892×4000(含み益¥468,000)
買)¥2,890×2000(含み益¥238,000)
買)¥2,880×1000(含み益¥129,000)
トランプの対中関税関税発動で、いきなり売り物がでてきた日本市場。でも電線なんで中国はほとんど関係ないんじゃないか?と思って、禁断の逆張りで落ちるナイフを素手で掴むという・・・。後場は相場が動かず、眠気も誘うかという状況から、いきなり売られだしたから焦った。今日は15時に住友電工の決算発表というのは調べてあったけど、そんなことなど忘れてしまって、夢中で買い向かった。
現物の信越化学も同時に売り始めたので、ほとんどパニック的に指値して買い下がり。失敗してもフジメディア獲れた分くらいは溶かしてもというのもあったしね。住友の決算は個人的にはサプライズ的に良かった。この会社はEV部門が苦戦しているはずなんだけど、この決算は立派。すると今度は同時に3銘柄が跳ぶという・・・。そりゃ飛ぶよ。だって古河やフジクラのほうが決算は良いとみんな思ってるから。
しかし銅線もだけど、光ファイバー需要がこれほど大きいとはね。データセンター需要半端ないのかもしれんなぁ・・・。
【現物株】
9501 東京電力 ¥402.5(△¥3.9)
現買)¥395.0×20000(評価益¥150,000)
現買)¥394.0×30000(評価益¥255,000)
4063 信越化学 ¥4,655(△¥40)
現買)¥4,620×4000(評価益¥140,000)
現買)¥4,619×2000(評価益¥72,000)
現買)¥4,617×2000(評価益¥76,000)
現買)¥4,615×2000(評価益¥78,000)
売)¥4,602×5000(評価損¥89,000)
売)¥4,601×2000(評価損¥32,000)
売)¥4,600×1000(評価損¥19,000)
売)¥4,598×2000(評価損¥34,000)
現買)¥4,570×20000(変わらず)
馬鹿みたいだ!何をやってるんだか・・・。対中関税発動だって・・・。売るに決まってる!信越は中国に結構依存してるから・・・。でもほとんどパニック的。同時に電線を買い始めちゃって・・・。あ~もう、こういう相場はマジで還暦過ぎた俺にはシンド過ぎる。と言って、このままじゃ・・・というんで大引けで自棄気味に買った。これで金庫入り確定かな。
9432 NTT ¥151.4(▲¥0.4)
現買)¥157.0×100000(評価損¥560,000)
現買)¥156.0×100000(評価損¥460,000)
現買)¥155.0×100000(評価損¥360,000)
現買)¥154.0×100000(評価損¥260,000)
現買)¥153.0×100000(評価損¥160,000)
現買)¥152.0×100000(評価損¥60,000)
現買)¥151.0×100000(評価益¥40,000)
現買)¥150.0×100000(評価益¥140,000)
本日の収支(前場・後場合算):+¥3,830,000
雑感彼是
三菱重工は予想以上の3Q決算と通期の上方修正、三菱UFJは爆裂決算となってほぼほぼ通期の利益を3Qで叩き出した。これで明日上昇しないというのは嘘なんだろうと思うくらい。でも重工はPER31と相変わらずの割高水準で、UFJの場合、三井とみずほが売られたから・・・。それに今夜のうちにまた何が起こるか分からないという怖さもあって、決算勝負はやめておいた。
けれどももう一つのサプライズは任天堂で、決算をミスした上に通期下方修正というおまけ付きで、株価の位置が位置だけに明日はどれだけ売られるか想像もつかない。こういうのがあるから、決算勝負というのは怖いんだよ。
さて相変わらずゴタゴタが続いているホンダと日産の経営統合協議だけど、いよいよホンダの本音が出始めた、というか吸収して子会社化を希望と・・・。要は日産がリストラに腰が引けてるのを嫌気して、強硬手段に出たということ。子会社化ならば、ある程度ホンダが自由にリストラ出来るし・・・。
日産って、本当にアホな会社というか、最初はメルセデスの支援を求めて決裂し、そのあとルノーに救われた。けど、ルノー支配が窮屈で、また技術も盗られるという危機感から経済産業省を頼ってルノー支配を脱するという無理筋の選択をした。その結果カルロス・ゴーンを追い出すことに成功したものの、経済産業省に大きな借りを作る羽目に。
そして今度は自動車業界再編を目論む経産省主導で、強引にホンダとの連合を演出される始末。もしも本田宗一郎だったらこんなことは一蹴しただろうけど、今のホンダにはその骨もなし。お互いに気が狂ったようにEVシフトを標榜しているのだから、という浅はかな理由で経産省にまとめられた。
この両者の魅力は、EVなんかじゃなくて、GTRにVTECを乗せられるという・・・要はレシプロ技術なんだよ。それをあっさりと捨てます、という経営判断をするような経営者じゃ、器が大きすぎるのよ。もう楽しい車は出てこないのかもね。
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