いよいよトランプ相場本番の口火を切る!
- 2025.02.28
- トレード雑感

さて今夜はとりあえず目先の重要指標である米国1月PCEデフレータの発表が22時30分に予定されている。あと30分といったところだけれど、米国CFDは、ダウが大きくプラスしているものの、NASDAQとS&Pはほぼ横ばい。
日経CFDは¥150~¥200のプラスになっているのは、ドル円がインフレ(コンセンサスよりも上)を想定して円安方向に向いているから。現時点では¥150を大きく超えて¥150.800~¥151.000程度でPCEを待つ、と言ったところ。ということは現時点で株式市場はPCEの上振れを予想しているということになる。
けれども1月のPCEがどれほど重視されるのかは分からない。すでに2月相場は終了していて、3月、4月を織り込んでいるという時点で、逆にPCEが上ブレるとなると、ますますトランプ関税への警戒感が強調されることになるしね。
逆に下ブレたらブレたで、景気後退懸念に拍車をかけることになるかも。その意味では、個人的にはどちらに転んでも下落の要素は十分にあると思っているし、3月相場は景気指標よりも、トランプ大統領の政策(特に関税)に翻弄されるんじゃないか?と思っているのでね。
本当に3月4日からカナダ、メキシコ、中国への関税大幅引き上げが実施されるのか?それに対して各国がいかなる報復措置を決めるのかが焦点。額面通りに実施されるとなったら、相当に大きなインパクトがあると思う。
いよいよトランプ相場の最大の山場になる気がするこの週末から来週にかけての動き。特に週末のニュースでは週明けの日本市場がとんでもない動きになるかもしれない。例によって最も先に洗礼を受ける市場になるだろうからね。
いやいや、いつになく緊張する場面。このところ、相場にまともに向き合えていないので情報不足は如何ともしがたいんだけど。何度か書いてるけど、この局面は米国のみならず、日本に対する経済的なインパクトが大きいだろうし、もっと言うと日本の政治の在り方、財務省支配の在り方に一石を投じることになるかもしれないからね。
この局面を絶好の変革のためのチャンスととらえている政治家が、いるのかねぇ・・・。いないとなれば日本は末期的だけどね。
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