前場は米国市場連動高だけど:3月25日(火)前場

前場は米国市場連動高だけど:3月25日(火)前場

日経平均株価 ¥37,881(△¥273)

米国市場の大幅高に連動して・・・けど日本と米国では立場が逆じゃ?

前場の相場概況

米国市場が歓喜して大幅高になるほどには、トランプ大統領の関税政策は甘くないんじゃないの?という気がするんだよね。結局自動車関税もパーセンテージは不明ながら導入するとしているし、相互関税で優遇されるのは、米国が黒字になっている相手国の事なんじゃ?

そうした状況だというのに、株価は反転上昇モードに入ったとは、ちょっと考え辛い。

ただ厄介なのは、日本株の場合権利落ちが確か28日(金)で、それをまたぐような売りポジションはちょっとね。全く祝日の多さといい、決算のタイミングといい、本当に日本市場はやり辛い。

せめて今日あたりはもっと日本国債10年金利上昇を意識しても良いような気がするんだが・・・。

兎に角、勝負は出来ていないです。

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前場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥25,140(△¥330)
空売)¥25,208×3960(含み益¥260,000
大きく担がれてしまい買い戻そうか迷ったけれど、地合いを試すつもりで温存したので、ここは強気になって840枚追加して勝負することに。米国市場は大幅上昇で返って来てしかもドル円が¥150.9とかあってヤバイとは思いつつ、日本は関税を喰らう立場なのでね。どの道、ドル円は円高に行くしかないと思うから。


8058 三菱商事 ¥2,765.0(△¥5)
空売)¥2,793.0×4000
買戻)¥2,758.0×4000(+¥140,000

8031 三井物産 ¥2,951.0(△¥12)
空売)¥2,979.0×4000
買戻)¥2,934.0×4000(+¥180,000

関税で商社にとっては逆風だろうと思って朝寄りから売り建てたけど・・・売り物が早くて追加できず勝負にならなかった。なので10:30を意識しながら早々に手仕舞い。バフェットはどうしてこのタイミングで買い増ししたのだろう?って疑問が残るしなぁ・・・。ここにきて凄く楽観なのでちょっと驚かされたけどね。

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7203 トヨタ ¥2,886.0(△¥23)
空売)¥2,960.0×4000(含み益¥296,000
空売)¥2,957.0×4000(含み益¥284,000
空売)¥2,953.0×4000(含み益¥268,000
空売)¥2,952.0×4000(含み益¥264,000
空売)¥2,950.0×4000(含み益¥256,000
自動車関税について25%はちょっと出来ないという、いつものトランプの曖昧な態度で、買いが先行したけれど、でも自動車関税はなし、日本はなし、というのも考え辛いから。だって日本車は米国生産だけにしろって言う意味だろうし、部品調達を考えるとそれでも関税は効くしね。

トヨタはいいけれど本当に売りたいSUBARUは板が薄くて・・・。ホンダ、日産も売りなんだろうけど売り辛いし・・・。


6758 ソニーG ¥3,767(△¥3)
空売)¥3,850×4000(含み益¥332,000
空売)¥3,840×4000(含み益¥292,000
空売)¥3,835×4000(含み益¥272,000
このところ相性が合わなくなってるソニーだけど、自動車よりも何よりもソニーは関税が効くんじゃないか?って思ってて、放置しておけなかった。なので、遣られても仕方なし、という覚悟で売り上がったけど・・・。本気で勝負出来てないし・・・。

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前場の収支:+¥230,000


雑感彼是

もう米国市場はトランプ関税に翻弄されるのが嫌になったみたいね。毎日のようにコロコロと言うことが違ってくる、なんていうのは、尋常じゃないしね。トランプ大統領は何とかして、米国債10年金利を引き下げたいから、株式市場を下げないといけない。でも、市場って思うようには動かないからね。

ブルームバーグにはこんな楽観した記事が掲載されている。

でもこの考え方は、ちょっと危険なんじゃ?と思うけどね。そんなに甘くないような気がするけど。だって、基本的に米国経済はスタグフレーション入りしてるんじゃないかと思うしね。だからこそ、10年債金利はインフレを意識して上昇してる。

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怖いのはインフレは進むけど、10年債金利が低下し始めることで、そうなるといよいよスタフレが本格化してしまうということ。そうなると、FRBがいくら利下げしても景気の悪化は止められなくなる。

もっともトランプ政権の中にはこんなことを平気で言う人もいる。

だめだよ、こんなことを言ってちゃ話にならない。まるで保身のためのポジショントークのような感じ。

だって米国はとにかく利下げ出来ないことには、連邦政府の持続性が失われかねないからね。いよいよ金利が下がらないとなると、後は強制的にやるしかなくなってくる。

兎に角、連邦政府は危機的な状況なのだから・・・。