戻り相場に安易に乗ると痛い目に!?:4月9日(水)後場
- 2025.04.09
- トレード日記

日経平均株価 ¥31,714(▲¥1,298)
ザラ場が引けるとますますボラティリティが上昇する怖さ!
後場の相場概況
バンジージャンプは下に大きく突っ込み、その後の最初のリバウンドが最もよく戻り、その繰り返しの果てに結局はゴムと体重が均衡した位置に収斂する。この意味では、今夜は悪材料が出なければ、上昇するということになる。
後場は寄り付きから下値に突っ込みを見せ、そこからは揉み合いとなって大引けに近付くにつれて株価は戻り基調になったし、大引け後には日経CFDが大きく上昇している。そして後場や引け後の戻りでは、ドル円が円高方向に垂れて来ても無視するかのように買われたことが、強く戻りを示唆していた。
そこまで感じていて、買いの手が出なかったのは、米国債10年金利の異様な動きとそれに逆らうようなドル円の動きが、非常に嫌な感じがしたから。明日は米国3月CPIの発表になるけれど、今のところそれに対する警戒感はほとんど感じられない動きだったことも、ちょっと納得できなかった。
この局面で、米国債金利が上昇し、明日のCPIがインフレ基調を示したら、それこそ米国経済は、金利上昇と株価がワニの口状態になる。景気も悪化しているし、そこに来てのインフレ伸長は、かなり米国経済にとっては致命的となるのでは?
そういうことを彼是考えながらザラ場を見ていると、いろいろ雑事関係の電話がかかり、注意力が大いに削がれてしまって、とてもポジションを建てる気にはなれなかった。
とは言え、今日大引け後僅かに75分の間に、日経CFDは引け値から¥700以上上昇している・・・。手に負えないハイボラっぷりだ。
後場の取引とポジション
今日ザラ場で大いに迷ったのが薬株を売ろうか、ということ。間もなく輸入薬剤の関税を発表するということで、売っても面白いかな?と。けれども、すでに前場で結構な売り物が出ていて、後場寄り時点ではかなり下がっていたので、売り建てるのを大いに躊躇ってしまった。
後はもしも売り建てるなら、ドル円を手掛かりに、と考えたけれど、日経レバがドル円との連動性がいまいち納得できない動きに後場は変わっていたこともあり、断念。
株価ボードにはぽつぽつとプラテンする銘柄もあったし、この局面では無理は出来ないと断念した。
9432 NTT ¥142.6(▲¥1.3)
現買)¥141.0×100000(評価益¥160,000)
現買)¥136.0×50000(評価益¥330,000)
現買)¥135.9×50000(評価益¥335,000)
現買)¥135.8×50000(評価益¥340,000)
現買)¥135.7×50000(評価益¥345,000)
現買)¥135.6×50000(評価益¥350,000)
現買)¥135.5×50000(評価益¥355,000)
結局持ちはNTTの現物株のみ。でも今日は何故かKDDIもプラテンしたし、通信株に物色があったかもしれない。まだ¥130台はあるかもしれないし、ここは焦らずに前場のように¥140台に飛びつかないようにしないと・・・。反省してます。
本日の収支(前場・後場合算):-¥510,000
雑感彼是
さて、投資家の多くは底打ち反転を期待しているだろうし、今日あたりは大きく下げたものの、個別株で大きく突っ込むこともなかったので、いつもなら反転して戻り相場になるだろうと思うし、現に戻り圧力は意外に強い。
今日はなんと米国債10年金利が高いところで、4.513というとんでもない水準まであった。そんな状況で明日のCPIが上昇傾向が見えたら、チャンスとばかり売り込む国もあるだろう。そうなってそれでも株価は上昇するのかねぇ・・・。
さてここではかなり以前から、ドル切り下げに付いて書いてきた。けれどもあちこちで為替に言及する記事やYOUTUBEが昨日今日で結構増えてきてる。多分トランプ大統領はドル切り下げをやると思う。
プラザ合意の時はG7の協調介入を取り付けたけれど、今回は関税バーターで、と考えているに違いない。けど各国がどういう反応を示すかは未知数。もしも失敗すれば、それこそ後が無くなってしまう・・・。トランプ大統領としても背水の陣になる。
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