株式市場、関税相場の次はスタフレ相場へ:4月10日(木)後場
- 2025.04.10
- トレード日記

日経平均株価 ¥34,609(△¥2,894)
株式市場のフラストレーションが一気に爆発したような暴騰劇!
後場の相場概況
ひとまず関税ハイボラ相場は終了したとしておく。いつまでも関税云々の拘っていると肝心なことが見えなくなるかもしれないからね。しかし、トランプ大統領は力ずくでねじ伏せようとする今回の姿勢に対して、表立っては言わないけれど相当に各国の首脳たちは反感を持っただろうし、政治家だけでなく世界中の投資家や一般人までが、そう感じたに違いない。
ウクライナでのロシア対応もまた、目に見えて嫌な感じはするし、イスラエルのパレスチナ対応も反感を持っている人は多い。MAGAは良いけれど、自助努力でやって欲しいと思う。結局はどうやって米国が金儲けをするかってことに収斂するし、そもそも連邦政府の赤字が嫌なら、減税でなくて増税すべきでしょ。その上で、経済が減速して初めて金利も下がるというもの。
ただ金利を下げる手段として関税を用いたことがそもそも墓穴を掘る結果になる。過激な関税部分だけを先送りして相互関税10%は結局発動したまま。同盟国はディールに応じるというのだから、そもそも今回の先送りは大した金額ではない。
それでもフラストレーションの溜まっていた株式市場は暴騰した。ちょっと調子に乗り過ぎて中国との関税戦争のことを忘れている。中国は今回案の定だけど約9兆円の米国債売りをやらかしたらしいけど、まだ手持ちは100兆円ほどある。中国は民主国家じゃないのでね。この先も何をしでかすか分からないわけで、少なくとも今回中国の面子は丸潰れだからね。
日本は、プラザ合意で徹底的に叩かれた。そんなに中国の経済進出が嫌ならば、巷間言われてるマールアラーゴ合意での米ドル切り下げしかないと思うけど。これをオープンでやるか、人民元限定でやるのか・・・それは分からないけれどね。
い擦れにしても今夜はもっと冷静に米国投資家は考えるんじゃないかな。そして次はスタフレが俎上に上がってくる番だ。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥20,755(△¥3,115)
空売平均)¥20,526×2640(含み損¥610,000)
正直一旦ロスカットして売り直しという手も考えたけれど、他銘柄のこともあって相場次第では売らないといけないと思っていたら、レバに手を付けるのが嫌になった。今夜、米国市場が冷静になれば、昨日の暴騰ならば利食いするだろう・・・。
8306 三菱UFJ ¥1,711.0(△¥141)
空売)¥1,817.0×4000(含み益¥424,000)
空売)¥1,802.5×4000(含み益¥366,000)
空売)¥1,801.5×8000(含み益¥724,000)
空売)¥1,800.5×4000(含み益¥358,000)
空売)¥1,800.0×8000(含み益¥712,000)
兎に角一気に12%もの戻りとなったメガバンク。三井もみずほも前場から売り向かえばよかったと後悔しつつ、株価の推移を眺めていたけれどね。UFJにも特段の買いが入ることもなく、ダラダラと売り物に押される展開だったので、終始弄らずに放置した。
6758 ソニーG ¥3,527(△¥420)
空売)¥3,527×4000(変わらず)
空売)¥3,526×4000(含み損¥4,000)
空売)¥3,525×4000(含み損¥8,000)
6501 日立 ¥3,248(△¥409.5)
空売)¥3,262×4000(含み益¥56,000)
空売)¥3,260×2000(含み益¥24,000)
空売)¥3,248×4000(変わらず)
主力を売ろうとしたときに考えたのが、大きく上昇した銘柄を選ぶという事。今日なんか日立は14.42%、ソニーも13.51%の上昇でS高銘柄以外では、俺のボードではトップ2だったのでね。それがこの二つの銘柄とは・・・。なんだか、運命を感じるというか、余程買い圧力が強いのかな?と思ったけれど、これだけ上昇すれば利食い売りも出やすいはず・・・。今更悔いても始まらないし・・・。
8035 東京エレクトロン ¥19,665(△¥2,245)
空売)¥20,220×3000(含み益¥1,665,000)
エレクの爆上げにはちょっと言いたいこともある。というかエレクはかなり中国との繋がりも多くてそれだけに今回の米中関税戦争を考えると、ちょっと違和感のある上昇だったことは確か。思い切って売り建てたけれど、自分が行けると思ったら躊躇ってはいられないからね。株価の特性を考えると、明日は売りなんだと思う。でも厄介なことに今夜はCPIなので、自信はない。
本日の収支(前場・後場合算):+¥2,670,000
雑感彼是
やはりトランプ大統領は相当にビビってたということが分かるこの記事。
トランプ大統領は8日まで「株価は気にしていない」と発言し「マーケットはしばらく見ないように」と言っていた。けれども株価が暴落し始めるとやはり、冷静ではいられなかったようだ。
そこに複数の著名人、特にジェイミー・ダイモンは「政策は正しいけれど、「リセッションを招く可能性がある」と警告した。もちろんイーロン・マスクとは大喧嘩したけれどね。
それにしても、中国潰しは本気だよね。中国のやり方は目に余るものがあるわけで、完全に実力行使に出た。そのことをもっと株式市場は織り込むべきじゃないかな。
そんなに関税を掛けたらば、中国は迂回輸出をしてくるだろうし、その対策として様々な手を考えているだろうけど、いずれにしても、米国のインフレを決定づける政策だから。それを株式市場は無視していいはずがない!
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