混沌とする関税交渉を嫌気する株式市場:6月3日(火)後場
- 2025.06.03
- トレード日記

日経平均株価 ¥37,446(▲¥23)
混沌とする関税交渉に嫌気する株式市場。円高進行も・・・。
後場の相場概況
ますます混沌としてきた中国、EUとの関税交渉に市場は相当に嫌気してるという、そんな感じの相場展開になった日本市場。米国政府は今週中にも主要国との関税交渉がいくつかまとまる見込みとしていたけれど、とてもじゃないけれど要求に応じなければ高関税のままだぞ!という脅しはあまり効かなくなってきてる。
そうしている間に、週末の雇用統計を始め、5月の景気指標が出てくるとどうしても景気後退を意識しないわけには行かなくなるし、下手をするとスタフレが鮮明になってくる可能性もある。米国長期金利が何処まで下げるか?ということもあるけれど、景気が悪くなってきたら金利低下は何のプラスにもならないのは、分かり切ったこと。
もしもこのまま膠着した状況が続くのであれば、今の株式市場も戻りは仇花になる可能性がかなり高まる。そもそも論からすれば、今の景気にはあまり根拠がなく、中銀のマネタリーベースがほとんど低下していないこと、そして政府支出を含め信用創造も加味したマネーサプライは一向に縮小の気配がないことから生じているもの。
しかし、高金利によってジワジワとマネーサプライが縮小し始めているということもあって、これらを総合的に考えるならば、やはり景気は後退すると考えるのが自然だと思う。
しかも世界中が関税騒動で揺れる中、ウクライナ戦争は停戦どころかますますエスカレートしているし、イスラエルもまた誰も止める者がいないと言った状況で、地政学リスクも高まりつつある。しかしウクライナのロシア軍事基地に対する攻撃、と言うけれど、ロシアは1兆円以上の損害が出たという報道もあって、プーチンの神経を逆なでしたと思うし、この攻撃は本当によく分からない。
ドローンをたくさん積んでロシア領内を移動したのか、工作員が爆発物を仕掛けたのか、いずれにしてもほぼ考えられないような攻撃だった。これでまともにロシアが停戦協議などするはずがないと思うが・・・。
それでも米国は、我関せずといった態度で関税云々ばかりを言っている・・・。地球上から警察の役割をする国家が無くなってしまうと、ヤバいんじゃないか?って思ったり。この先とてもじゃないけれど、良い想像が出来ないよね。これでいいのかな?
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥24,220(▲¥10)
空売平均)¥24,327×4280(含み益¥450,000)
前場にもレバだけは買い戻さずに残したのは、この相場があまりに不安定だから。長いこと株式投資をしていてこれほど不安定な相場はあまり経験したことはなかったと思う。ボラティリティからすれば、それほどの値幅がバンバンと出るような動きではないけれど、とにかく債券市場と密接に絡んでいるということを考えると、予測不可能な動きをする金利を気にしなければならない相場が、コンスタントに上昇などするはずもないと思ってるからね。
トランプ大統領や、政権の幹部たちは、今回の関税政策はいささか無理筋だったかな、と感じているに違いないし、寝た子を起こす、じゃないけれど、中国もEUも米国の方からチョッカイを出して起こしてしまったという感じがしてならない。
米国の威信が揺らぐということは、基軸通貨としてのドルが弱くなるということ。やりたい放題の米国がこれ以上通用しなくなってくるという意味では、いまはかなり危うい状況だと思うけど・・・。此の先米国べったりの日本に未来はあるのかな?と考えると娘たちの将来がメチャメチャ心配になってくる・・・。俺も一応は人の親なのでね。
8306 三菱UFJ ¥1,977.0(▲¥13)
空売)¥1,983.0×4000(含み益¥24,000)
空売)¥1,982.5×4000(含み益¥22,000)
空売)¥1,982.0×12000(含み益¥60,000)
空売)¥1,981.5×4000(含み益¥18,000)
空売)¥1,981.0×4000(含み益¥16,000)
空売)¥1,980.5×4000(含み益¥14,000)
空売)¥1,980.0×4000(含み益¥12,000)
債券市場が不安定と言うことだから、金融株は何かしら外さないで持ち越そうと思って、最近はUFJばかり弄ってる。もちろん業績云々ではなくて、金利上昇を当て込んでいるという事でもないわけで、なんというか金融市場が今の状況だと「砂上の楼閣」のように見えちゃって・・・。
何かが起こるというわけでもないし、UFJに特別な不安要素があるわけでもないけれど・・・。金融の世界は本当に分からないし、何かあってそれが表面化したときにはもう遅いという世界なのでね。その辺が金融株の怖いところでもあるから・・・。
本日の収支(前場・後場合算):+¥10,160,000
雑感彼是
しかし令和の米騒動に対して政府は古古古米の政府備蓄を何と市場価格¥2,000近辺で売り出すと・・・。アホの小泉を担ぎ出して、ほとんどキャンペーンのように、まるで国民を救済するみたいな雰囲気で放出したわけだが・・・。
それに対して、国民民主の玉木は「餌」といって大いに批判されたけれど、実際に家畜の餌、飼料米になるものであることは間違いないし、そもそも古古古米など市場性の欠片もないシロモノで、飼料米で払い下げる時には5kgで¥1,000程度なんだよね。あと半年して新米がでると、これは飼料になる。
それを何も知らない小泉は¥1,000落ちする米を¥2,000で国民に売りつけるつもりなんだよね。政府にとってこんなぼろい儲け話はあるのかねと言うくらい国民を馬鹿にした話です。
つまり自民党は国民を家畜同然に扱ってるということ。ただ価格が安いから歓迎という国民の気持ちも分かるからこそ、余計に腹が立つ。
こんなね、前代未聞の食糧政策をやらかす自民党は、絶対に許すべきじゃない!
玉木も根性ない奴だなぁ・・・。頭脳明晰のチャラオ!あいつが「餌は餌だ」ときっぱりと言いきったら、状況はもっと違ったろうに。元デルモの女を囲ったはいいけれど、Zにリークされちゃって、ごめんなさいと頭を下げる根性ナシ野郎。榛葉も榛葉で「玉木命」とか言ってるし・・・。所詮は国民民主もそんなものか。
もう一度言うけれど、「日本人に飼料米を倍で売りつける今の政府は絶対に許せん!国民を家畜として扱うつもりかよ!」
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