トランプ政権の失策が株価上昇の要因になる!?:6月9日(月)前場
- 2025.06.09
- トレード日記

日経平均株価 ¥38,137(△¥395)
トランプ政権の焦りは結果的に株価上昇となって表れてる!?
前場の相場概況
PER15.6で日米協議が今週半ばには大筋で合意を迎えそうという中では、日経平均は¥38,000から上は重い、というのは分かるけれど、どうもこの相場は掴み処がないというか、日本株を買い越しまくってる海外勢が何をどう考えているのかが分からないのよ。
米国のマーケットがどうなるか分からない、景気が後退しそう、ということでヘッジ的に日本株を買っているのか、一時的な資金の逃避先に日本を選んだのか・・・。日本株は所詮、米国市場が弱ければ、連動安することは確実だろうと思うけど、このところの動きを見ると、なかなか下値は堅いと思わざるを得ない。
日本は米国の同盟国というか属国で、最終的には米側に付かないといけないはずだけど、今の世界情勢ではそこを見極めないと何も分からない感じがする。
ほぼほぼ利権と帰化人によって中国に侵略されつつある政界や企業が多い中、果たして日本が米側と中国側で上手く踊って行けるのか?と言うのが分からないんだよね。
もちろん米国は中国をこれ以上のさばらせないという感じで、覇権争いをしてゆくことになる。けれども、米国を中心とした陣営とBRICS陣営では、将来的にはまず競争にならない。もしも米国が真剣に覇権を維持しようとすれば、徹底的に中国を潰さないと無理だろうと思うし、今の米国にはそんなことは出来ないだろうし・・・。
最近の株式市場も、これから米国経済や米国企業が、この状況下でどうなってゆくのか全く分からいのだろうと思うし、少なくとも今のトランプ大統領の手法では無理なのかもしれないと思ったり。
そういう意味ではどうも、米国にも中国にもどこか嘘があるような気がしてならないのよ。
前場は△¥395と大幅高になってるけれど、特別な要因が見いだせないからなぁ・・・。参加したのは船株だけだ・・・。
前場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥1,979.5(△¥16.5)
空売)¥1,967.0×12000
空売)¥1,966.5×8000
空売)¥1,966.0×8000
空売)¥1,965.5×8000
空売)¥1,965.0×4000
戻戻)¥1,975.0×40000(-¥352,000)
8316 三井住友 ¥3,646(△¥31)
空売)¥3,622×2000
空売)¥3,621×2000
空売)¥3,620×2000
空売)¥3,619×2000
空売)¥3,618×2000
空売)¥3,617×2000
空売)¥3,616×2000
空売)¥3,615×4000
買戻)¥3,646×18000(-¥502,000)
どうもよく分からない話として、5月、6月の米国債償還がある。これはもう何度も書いているけれど、そもそも、この償還が危ないということで、金利を下げようとしたのではないのか?関税発表と同時に超長期国債が暴落してしまい、これにビビったトランプ政権が、関税の90日間の延期を発表した。解せないのはそれから以降で、トランプ政権は金利の低下を諦めた。それには金利が下がらなくても仕方ないという部分と、何とか出来る方法が見つかって発動したということがあったのかもしれない。
いずれにしても、債券市場はインフレの高水準の継続とか、ドル価値の下落を織り込むようにして、長期金利は高止まりしている。そこで12日には米国30年債の3兆1800億円分の入札があって、これに注目が集まってるという。
連邦政府の負債はハイペースで積み上がって行く。ましてトランプ減税が議会を通過すれば、此の先の債務増加のペースは決定的になる。そのなかで、金利が勝負の30年債が順調に入札されるのか?というと、多分日本が、また英国も応じるという交渉が出来ているのかもしれないけれど・・・。
いずれにしても、ドル安がいよいよ本格化するかもしれない。それにしてもどういうカラクリなのだろう?そういうことが分からない限り、今の株式市場は安心できないと思うけど。
9101 日本郵船 ¥4,965(△¥12)
空売)¥5,017×4000(含み益¥208,000)
空売)¥5,009×4000(含み益¥176,000)
9104 商船三井 ¥4,874(▲¥27)
空売)¥4,955×4000(含み益¥324,000)
空売)¥4,930×4000(含み益¥224,000)
全体相場が強ければ船株は売られる・・・。これが最近というか去年からの相場パターンになってる。バルチック指数とかコンテナ価格とか、いろいろな要因もあるし、トランプ関税で貿易量が減る、みたいな懸念もあったりするけれど、とにかくそんなことを考えていても分からないんで・・・。
パターンで勝負するしかないと思ったけどね。メガバンクをロスカットしてるしなぁ・・・。
前場の収支:-¥940,000
雑感彼是
レアアースを巡る中国の対応は、完全に米国や欧州に対して、アドバンテージを獲れたという事。供給に関しては中国が主導するという事でしょう。レアアースが無ければ、モーターが出来ない。したがってEVでもハイブリッドでも生産できないということになる。またスマホやPCなどの部品にも使われていて、今の時代は先端製品を製造するのにレアアースは不可欠。
いま世界でのレアアースの需要は、はっきり言って環境問題に配慮しながら、つまりレアアースに含まれる放射性物質の除去や抽出時に使われる硫酸アンモニウム等の処理をしながらクリーンに、なんて言ってられない量で、環境汚染無視の中国が内モンゴル自治区で掘りまくるというのがあって成立してる。しかしそこには、汚染物質垂れ流しの湖なんかもあって周辺住民にも深刻な被害が出ている。
世界は無視しているけれど、中国はもちろん、ミャンマーとかアフリカの一部でも容赦なく採掘されていることも考えると、環境保護団体や国連が大騒ぎしてもいいんだけれど、都合の悪いことには蓋をしちゃうからね。
そうやって採掘したレアアースが世界のテクノロジーの先端を支えているっていうこの構図は、ビジネスになるから当然環境汚染なんか問題にしない。いつもながら酷い話だけど。
でも中国は、足元見てるのでそれを戦略的に使う。いま中国のEVが世界中を席捲しているのは、レアアースがたっぷりとあるからだし、その気になれば他国のEVを作れなくすることも出来ちゃう。中国がレアアースの供給について交渉すると言っているのも、高関税とバーターであるだけでなく、「世界におけるアドバンテージ」を誇示しているんだよ。
AIの進化が世界のトップクラスで、自動運転やらロボット技術もはっきり言って中国がトップランナーであることはもう認識する必要があるのかも。確かに中国経済はある意味破綻してるけど、中国経済ってそういう問題じゃないから。トランプ大統領の傲慢さは通用しないレベルまで、もう中国は来ちゃってるんだね。
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