トランプ参戦猶予とSBGの大風呂敷:6月20日(金)後場
- 2025.06.20
- トレード日記

日経平均株価 ¥38,403(▲¥85)
トランプ参戦猶予とSBGの大風呂敷。売るの止~めた!と言う感じの相場。
後場の相場概況
トランプ大統領がすぐに参戦しないのなら株は買いです!と言っているような株式市場の動きについて行けず、後場の参加を見送った。もっともいろいろな用事があって中途半端になりそうだったという事情もあったけれど。
週末に米国参戦が無いという判断で大引け後、買いが優勢になってるけど・・・。何があるか分からんよ。というわけで、防衛関連が利食いされ、電力関連も一休みとなったけど、日経平均は5日線さえ割らずに踏ん張ってるしね。
なんか乗れない展開。
というなかで、出た出た、SBG孫社長の大風呂敷。2時過ぎに急騰して、気が付くとに足チャートはとんでもないことに。9勝1敗で来てるよ。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥25,430(▲¥105)
空売平均)¥25,782×4960(含み益¥1,740,000)
そのままです。後場はそのまま、週末は持ち越し。
本日の収支(前場・後場合算):+¥600,000
雑感彼是
あくまでも個人的な考え、としっかりと断った上で書きますけど、とにかくイスラエルがイランを電撃攻撃したことは容認できないと思うけれど、中東におけるイランの存在と言うのは、イスラエルよりも厄介だということははっきりとしてる。勇気をもって書くけれど、国家の宗教支配は間違ってる。イスラム教によって国を支配し、政治を行うということ自体、国民を苦しめてる。それだけではなくて、宗教的見地で外交を行うということ自体許されないこと。
だからイスラムの教えに従ってイスラエルを滅ぼすことを国是にするようなことがあってはならない。確かにパレスチナの歴史は、宗教や民族の対立にまみれてる。そしてそもそも英国が二枚舌を使ってユダヤ人国家を保証すると言い出して、パレスチナ人の領土を奪って建国したという意味は、つまりはユダヤ人を欧州から排除したかったという理由がある。ヒトラーに蹂躙され、さまよっていたユダヤ人は欧州全土にチリジリになった。けれど本音のところでは、それが厄介だったということ。
英国は原油欲しさにパレスチナ人の領土を守る、尊重するみたいな密約をしていたわけで、とにかく原油権益を手放したくはなかったのだから。その後今日に至るまで英国は、このことの責任を取って積極的に中東に関与しようとはしてくなかった。イスラエルは単にシオニズムの結実だ、くらいのところで納めて、後は知らん顔。冗談じゃない。今の中東の不安定さに対して、知らん顔だ。
もっとも英国なんか中東では信用が無くて相手にされないだろうけど。
考えるべきは現状の問題。現にイスラエルは存在していて、ある程度パレスチナ人も歴史の事実に妥協した。それでいいし、ガザの問題はもう少し解決の手段もあったはず・・・。誠意をもってヨルダン川西岸に移ってもらうとか、国連が主導すれば出来たはずなんだけど、イスラエルは逆にパレスチナ人をヨルダン川西岸地域から追い出そうと、入植を始めた。これを止めるはずのPLO(パレスチナ解放機構)が、汚職や密約によって力を失うと、ハマスが台頭する結果となった。
これがイスラエルの計算で、そうしている間に入植地域の占領を拡大加速させた。このことを止めなければならなかったはずなのだが・・・世界は見て見ぬ振りを決め込んだ。これがホロコーストのトラウマなのだろう。可哀そうなユダヤ人だからある程度は大目に見ようってね。
イランに核を持たせれば、必ずイスラエルに対し使うことになる、とネタニヤフは考えている。一方ハメネイも核兵器を開発する気満々なのだ。2015年に成立したイラン核合意は、ハメネイも従うつもりだったと言われるけれど、トランプが突如離脱したことで、米国と同盟国であるイスラエルはハメネイにとって明確な敵となった。
イスラエルは周到な計画のもとにイランを攻撃し、核施設の破壊とイスラム支配体制の打倒を目指し、米軍はこれに協力している。これに対しイランはドローンと弾道ミサイルで反撃しているけれど、現状では劣勢だ。そこに米国がイランに対し無条件降伏を突きつけ、参戦すると脅しをかけた。
ハマスやヒズボラ、フーシを使ってイスラエルを攻撃するのも理不尽なことだが、イスラエルを滅ぼすという国是のもとでの核兵器開発は危険極まりない。しかも両国とも国内世論は政権に対し多くの不満を持っている。
なのでこの紛争は・・・実は両国とも国内に対する強権の発動だと。敵国と戦争をすることで国内世論を抑え込む腹。トランプがもしもイラン攻撃に参戦するとしたら、核開発施設を破壊しハメネイを追放すると同時にネタニヤフと周囲の強硬派も追放しなくてはいけないと思うが・・・。そのくらい腹を括れるならば、介入してもあまり良いことはなさそうだし、自らの主義主張を崩すことになる。
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