長期・超長期金利にビビってるトランプ大統領

長期・超長期金利にビビってるトランプ大統領

トランプ大統領って・・・この人、要するに長期金利、超長期金利が上昇し始めると、とたんに口調が和らぐ。もう笑ってしまうくらい極端なんだよね。「長期・超長期の金利だけは大統領、気にして発言してください」なんてきっと言われてるんだろうね。

EUに突きつけた30%関税の書簡は「ディール」の一環だそうで・・・。こういう関税に対する一連の流れを見ていると、トランプってなんか役者やってるなぁってね。TACOなんて言われてるけど、マジでTACOだよ。それもやはり長期・超長期金利なんだよなぁ。

自身の政策で、貿易に関しては大きく収支が改善してきたというけれど、やはり財政支出は増加しちゃう。そして8月の債務上限となって、もっとも気にしてるのは「金利」なんだと思う。

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何をやっても米国政府の負債は増える一方、って言うことでドル離れが進んでると言われてるけど、こういう状況でインフレが鮮明になってくると、ドカンとドル資産が売られるかもしれない。その意味では今夜の6月CPIからインフレや物価に関する指標はかなり重要になってくる。

本番は、7月、8月、9月辺りだと思うけど、下手なポジションはちょっと怖い気がする。

連日パウエル議長とFRBに利下げ圧力をかけまくってるけど、FRBは分りました!といって利下げするようだと、中銀の独立性が損なわれたと言って相場は大きく下落するんだろうし。恐らくFRBが利下げしても、長期・超長期金利は下がらない可能性が大。

ちょっとね、この今の流れ、なかなかヤバイ状況になりそう。

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