徐々に高関税の悪影響が・・・:7月26日(水)寄り前

徐々に高関税の悪影響が・・・:7月26日(水)寄り前

おはようございます。

連日、トランプ大統領の関税問題が、ノイズのように株式市場をかき回す。6月CPIは自動車価格の下落の影響で、予想を下回ったものの、コアCPIにはジワリと物価上昇の兆しが表れていた。これが月を追うごとに鮮明になってくるのは確実で、FRBがそんな中にあって利下げなど出来るはずがない。

それよりもまたしても、トランプ政権は長期金利・超長期金利の上昇にビビり始めてる。そしてこの流れは債務上限問題が何らかの結論が得られるまで続くはずで、正直株式市場はいよいよ警戒領域に突入していると思う。

何度も書いて恐縮だが、この関税問題は必ず米国の消費者に降りかかってくる。米国経済が何とか成長を維持しているという中途半端な状況では、インフレは回避できないと思うしね。

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誰がどう考えても、これだけ無茶振りな高関税を一方的に導入すれば、長期金利、超長期金利は上昇するに決まってる。その結果、ドル離れが加速して、関税による収入増以上に米国財政を圧迫するのは目に見えている。だからもはや米国財政の立て直しなど出来るはずがないし、トランプ政権はただひたすら短期国債の回転で何とか凌ごうとあたふたしてるだけ。

というかもうそれしか手段がないのだろうね。

と言うことは、バカバカしい話だけど、とにかくパウエル議長に圧力をかけるしか能がないんだね。皮肉なことに高関税によって貿易赤字を解消して財政立て直しをするというバカげた政策に出た結果、さらに一段と財政は悪化するんだね。米国10年債金利の急騰とかドル円とかを見ていれば、マーケットはもう警戒モードで身構える準備をしているように見えるけどね。

円安が進んで日本株は買い、と思ってる投資家も結構いると思うけど、個人的には迂闊に買いポジを持てないんじゃないかって思ったり。まぁ、それぞれの考え方次第だけど。

とにかく相場は荒れてます。

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