非常にバブリーな株価の動き!:7月31日(木)後場
- 2025.07.31
- トレード日記

日経平均株価 ¥41,069(△¥415)
どうも・・・トランプはバブルを演出してしまった可能性も・・・
後場の相場概況
今日の地合いで日経平均が¥415も持ち上がるというのは、普通では滅多にないな、と思う。やはり海外勢から逃避的資金がたっぷりと入っていて、株価の底上げに寄与してる上に自社株買いも非常に多く入っているわけで、さしずめ米国同様の金融相場的な側面が顕著になってるな、と感じるよね。
同時に短期筋はショートポジションも多く持っているわけで、月末で買い戻す動きが拍車を掛けたという感じ。個別銘柄が牽引するような上げではなくて指数全体が上げてる印象があった。
さて日銀政策決定会合では、予想通り現状維持だったけれど、物価見通しを引き上げたことで、利上げを想定していることはミエミエとなった。それでも10年国債金利が上昇しなかったのは、日銀がオペしているからだと思うけど、超長期金利は今後も上昇するかもしれない。
というわけで現状維持となれば、大きな変化がないことで海外勢は買ってくる。日経VIは22台で必ずしも万全とは言えないものの、この程度なら容赦なく買うというのが海外短期筋のスタンスなのだろう。
大引け後も日経CFDは上値追いをしてる・・・。あっという間に¥150以上上昇してるのだから堪らんね。けど、買い方さんにとっては非常に心地よい相場なのではないかな。
ただし、半導体銘柄や電線銘柄を除けば、主力銘柄と言えど業績は頭打ちが鮮明になってきてるような気がする。引け後の決算を見るとメガ2行(三井住友・みずほFG)や日立や三菱電機など、好決算を維持しているように見えるけど、伸び率は確実に減少してる。
となると今後関税の影響が直接的、間接的に出始めると、日本企業の業績は楽観できるものじゃないと思わせる。日経平均EPSは思うように上昇しないのではないかと思うので、この日経平均の水準は割高感が強調される展開になるのではないかと思うけどね。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥29,015(△¥640)
空売平均)¥28,913×3480(含み損¥360,000)
日経平均の日足チャートを見ると、見事に5日線からの反発陽線になっていて、テクニカルならばほぼほぼ完全に上昇相場を暗示する形。ここで売り建てることが如何に無謀か?なんて言われそうだけど、今日の上昇は月末要因もあったりショートカバーもあったりと、結構特殊な環境下だったことが非常に気になる。
冷静に見ても今日、日銀が利上げをしなかったことはプラス要因だろうし、ドル円も¥149と相当な円安水準にあるので、持ち上がってしまったという感じもある。けれども8月相場に突入して、このままどんどん上昇するとは思えないし、決算がそれを許さないんじゃないか?と思う。この状況で日経平均が高値を抜いてきたら洒落にならんぞ!
ということで歯を食いしばっての売り建て。
9101 日本郵船 ¥5,301(△¥51)
空売)¥5,223×2000(含み損¥156,000)
空売)¥5,195×1000(含み損¥106,000)
空売)¥5,192×1000(含み損¥109,000)
空売)¥5,185×4000(含み損¥464,000)
9104 商船三井 ¥5,085(▲¥20)
空売)¥5,084×2000(含み損¥2,000)
空売)¥5,062×2000(含み損¥46,000)
空売)¥5,060×2000(含み損¥50,000)
空売)¥5,055×1000(含み損¥30,000)
空売)¥5,054×1000(含み損¥31,000)
9107 川崎汽船 ¥2,142.5(△¥2)
空売)¥2,149.0×4000(含み益¥26,000)
空売)¥2,148.0×4000(含み益¥22,000)
空売)¥2,147.0×8000(含み益¥36,000)
空売)¥2,146.0×4000(含み益¥14,000)
明日の15時に決算発表のある商船三井に後場は結構な売り物が出てくれて、何とかポジションをキープする気になった。こうなれば決算勝負に挑むしかないな。
しかし、船株なんかしばらく触らなかったのにここにきて弄る気になったのは、流石に海運にとっては懸念材料ばかりだから。米国が高関税をかけ、国内生産を強化するとなると、海上輸送はそう簡単に増えるものじゃない。
その上荷主にしても、船賃の値上げといって二つ返事で受け入れるとも思えないので、今回の決算に賭けて見るか、と思った次第。さてどうなるかな。
1801 大成建設 ¥9,066(△¥292)
買)¥8,553×4000(含み益¥2,052,000)
1803 清水建設 ¥1,680.5(△¥44.5)
買)¥1,649.5×10000(含み益¥310,000)
買)¥1,620.0×4000(含み益¥242,000)
買)¥1,618.0×2000(含み益¥125,000)
買)¥1,617.0×2000(含み益¥127,000)
やはり建設株が買われ始めた。これが延々と騰がるみたいなことはないし、ある程度までだと思うけど、上昇チャートの潮目が変わったような動きになってきたのが材料。本当に何年も触られることのなかったセクターなので、意外高もある!?
6701 NEC ¥4,399(△¥59)
買)¥4,300×2000(含み益¥198,000)
買)¥4,298×1000(含み益¥101,000)
買)¥4,297×2000(含み益¥204,000)
買)¥4,296×1000(含み益¥103,000)
買)¥4,295×2000(含み益¥208,000)
買)¥4,293×1000(含み益¥106,000)
買)¥4,290×1000(含み益¥109,000)
なんか、国内でハイテックというと、NEC、富士通なんだろうと思う。それも関税にはあまり影響しない銘柄の代表格。富士通も迷ったけれど、なんか落ち着かない雰囲気だったので躊躇った。
本日の収支(前場・後場合算):(変わらず)
雑感彼是
FOMC後、米国市場のCFDを見る限り三市場ともに大幅上昇となっている。これはまさに、トランプ大統領の政策が財政ジャブジャブ路線に回帰してしまったことを物語っている。関税収入があがったから、サービス業に従事する国民のチップ収入を非課税にするという政策で、消費が歓喜されるということも、上昇の要因なのかもしれないけれど・・・。
こういう上昇の仕方は、結果を検証する以前の思惑的な上げ方で、しかもマグ7とかAIに資金が集中しているとなると、ここから先の上昇は非常に怖い上昇と言えるのではないかな。
もちろん本格的なバブルになって変な上昇の仕方をする、と言った相場も十分に想定できることだけど、そもそもそうした株価の動きを演出するのは短期筋なのであって、ここからロング勢が勝ってゆくとは到底思えないし、一説によるとロング勢の投資比率がすでにMAXでキャッシュはほとんどないという情報もある。
なので、崩れるとすれば一気に来る可能性を個人的には見てるけど。
米株ばかりでなくて、日本株もまた、金利を据え置いたことでバブル同様の効果を生んでる。ならば、米系は円キャリーで資金を調達してくるのかも。まぁ、色々考えてもらちが明かない相場なんだろうけど。
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