そろそろ需給の変わり目か!?:8月18日(月)後場
- 2025.08.18
- トレード日記

日経平均株価 ¥43,714(△¥336)
行き過ぎ感は否めない日経平均株価。個人的には需給の変わり目を意識
後場の相場概況
お盆休みも終わり、いよいよ8月後半戦のスタート。長い休みが明けて相場に復帰してみると、市場最高値圏で強い動きとなってる日経平均をみて個人投資家はどう感じるのだろう?と想像しながらザラ場を見ていた後場。流石にここからは買い進めないと思う人、そして買持がないまま上昇する一方で焦りを感じる人、等々様々な投資家模様といった感じだね。
一方海外勢は、ロングは勿論ここから買い上がるようなことはできないだろうし、短期筋は着々と需給の変わり目を待つような意識と見る。もちろんできるだけ引っ張り上げたいという意識はあるだろうけど、とにかく週末のパウエル発言がどうなるのか、見ているのはそれだけ、と言う気がする。
9月FOMCでは相当な確率で、利下げが見込まれるけど、少なくともその1回の利下げは織り込みつつあると思うし、年内2回目があるのかは、雇用時計とCPI次第と言うことになるのだろう。
その意味では、2度目が確実視される景気動向の方が怖いのかもしれない。しかし、その前に日銀が9月に利上げが出来るか否か、だけど個人的には9月は出来ないと思っていて、その辺は多分に政治絡みのような気がする。このままゴタゴタが続いて補正予算が遅れる、または組めないということにでもなれば、利上げの影響は相当に大きくなるだろうからね。
長目はあまりされてはいないものの、今週は米国で住宅関連の指標もでてくるわけで、これがどういう状態なのかである程度米国景気が見えてくる。同時に日本の状況も、住宅は今後非常に厳しくなると思われ、ある意味利上げは死活問題となりかねない要素満載だからね。
後は微妙だけど、新米の季節になって、この米価がますます高騰の気配を見せてる。いうまでもなく今年の作柄はあまり期待できないわけで、国内産米価は年内さらに厳しくなる予感もある。
そうした物価上昇を利上げで無理矢理抑え込むか、政策的な対応で抑え込むか。今の日本にはそうした判断基準は期待できないのが何とも苦しい。
後場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥32,730(△¥450)
空売平均)¥32,846×2240(含み益¥250,000)
分からなければとりあえず売ってみる・・・。今の日経平均株価はそんな位置なんじゃないか?って言う気がする。流石に史上最高値、そしてPER18の領域はほぼほぼ日本株にとっては未知数なので、これからは常に利食いの圧力がかかってくるだろうと思うから。
これで国内の景気が良いとか、輸出が期待できるとかの状況ならば、先高感も出るだろうけど、そう見ても個人T系にはそうな見えないんだよ。だからこんな選択肢もアリなんじゃないか?って思うんだよね。
8306 三菱UFJ ¥2,313.5(▲¥60.5)
空売)¥2,333.5×8000(含み益¥160,000)
空売)¥2,333.0×12000(含み益¥234,000)
空売)¥2,332.5×4000(含み益¥76,000)
空売)¥2,332.0×8000(含み益¥148,000)
空売)¥2,331.5×4000(含み益¥72,000)
8316 三井住友 ¥4,167(▲¥98)
空売)¥4,200×4000(含み益¥132,000)
空売)¥4,197×4000(含み益¥120,000)
空売)¥4,195×4000(含み益¥112,000)
先週末、とにかく上昇し過ぎたメガバンクと言う感じ。基本的には8連騰(かまたはそれに準ずる上昇)となった銘柄には、特に利食い圧力がかかってもおかしくない。そういう意味でメガバンクは3メガともに、その基準に当てはまるしね。どうしても先週末の値動きは金利で動いたとも思えないし・・・。
7011 三菱重工 ¥3,953(△¥46)
空売)¥3,992×4000(含み益¥156,000)
空売)¥3,990×4000(含み益¥148,000)
空売)¥3,985×4000(含み益¥128,000)
空売)¥3,983×4000(含み益¥120,000)
本来ならば重工は決算で一旦は材料出尽くしとなるべきだった・・・。そんな感じを持ってる。如何に防衛産業が有望だと言っても、このままPER50超えをずっと維持できるのか?と言えば、かなり疑問を感じるから。
要は、防衛調達の基準変更で利幅が増えたということ、そして米国の要求と言うのがここまで来た理由だと思ってるんだけど、重工にとってはそれは部門利益にしか過ぎないわけで・・・。そうした見方をすれば、日立のような値動きになって自然のような気がするしね。
人気化してしまったから、こうなっちゃったと言う部分は無視できないと思う。
本日の収支(前場・後場合算):+¥9,190,000
雑感彼是
ある意味、日本市場にとって鬼門でもあったお盆休み前後の値動きが極めて強く、このまま株価は上を目指して行くのでは?と思ってる投資家さんの方が多いのかもしれない。もちろん、日本ではインフレが一向に収まらず、生活は苦しくなるばかりなのだが、そんな時こそ株価はよく上がるもの、なのかもしれないね。
いずれにしても今の経済状況で言えば、日本経済は苦しいと言わざるを得ないし、それを打破するような政策も何もなし。そんな状況でPER18台を維持するというのは、時間が経つほどに過熱感も意識されるだろうと思っていて、やはりここからの深追いはできないと思ってます。
プーチンートランプ会談も終わって、結局占領地域割譲しか停戦の道はないという結論を固定化してしまった感じ。これに対して欧州、NATOがどういう反応を示すかで、ある意味米国の立ち位置が決まってくる。
すでにインドもブラジルも、米国とはやれない、という態度を見せ始めていて、今回のトランプ関税で米国は完全に自分の首を絞めたなおちう印象は否めない。
いろいろ考えてこのまま株価だけがスルスル、どんどんと上昇していくということがあり得るのだろうか?
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