NVIDIA決戦へ!:8月27日(水)後場

NVIDIA決戦へ!:8月27日(水)後場

日経平均株価 ¥42,520(△¥125)

NVIDIA決戦へ!半導体関連株へ買い向かい!

後場の相場概況

いつものように大きなイベントに対しては買い向かうという強気相場。こういう動きが出るうちは、相場は強気なんだという証のような感じにみえる。米国の景気指標も大手決算も本来なら慎重に構えるところを、強気に買い向かう。

所謂勝負に行っているわけで、けれどもウォール街の短期筋は十分にリサーチをしたうえで、ある意味コンセンサス的なものを形成しつつ買いを入れる。はっきり言ってどんな決算なのかは、分かってるのだと思う。

問題は地合いや相場の位置などから、出てきた決算に対して同じような投資行動になるか否か。とにかく米国市場が生成AIだけで牽引できるのか?という大問題があるだけに、一方に偏るような動きにはなり辛いということだろう。NVIDIAには買いが入ったとしても、続くとは限らない。

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日本市場の場合は、今日の後場の動きは多分空売り勢の買戻しが影響しているのではないかな。8月後半から9月にかけては株式市場には資金が入り辛いという季節性の要因に加えて、今の日本市場での金利の危ない動きはおいそれとリスク資産を買う動きにはなり辛い。

少なくとも米国は利下げ、日本は利上げ、という真逆の金融政策になりそうな今、前から書いてきてる10年物国債の金利差が非常に気になる。日銀の入札にあぶれた売り物が、出てくるという事態は長期金利上昇の兆候だと分かっているから、それを意識すると突然極端な動きも出てくる可能性もある。そうなれば日米金利差のボーダーと思われる2.500p割れが来る可能性も考慮すべきと思う。

国内的に何の景気対策も打てない状況が、この秋は続く可能性がある。国会の混乱で補正予算は組めないんじゃないかということ。となれば、国内消費を維持するためにはインフレ対策が不可欠になって日銀の利上げ以外にない。

いかな楽観的と言えど、流石に海外勢もこの状況を無視するわけには行かないのでは?と思うけど。もっとも石破を無視、政治的混乱を無視、してるわけで、インフレ=株高でそれ以上は考えない、みたいな感じなのかもしれないけれど。

俺はこんな状況でも売り向かうんだけどね。

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後場の取引とポジション

1570 日経レバ ¥30,970(△¥160)
空売平均)¥30,918×4880(含み損¥170,000

8306 三菱UFJ ¥2,249.5(▲¥22.5)
空売)¥2,255.0×4000(含み益¥22,000
空売)¥2,254.5×4000(含み益¥20.000
空売)¥2,254.0×16000(含み益¥72,000
空売)¥2,253.5×4000(含み益¥16,000
空売)¥2,253.0×4000(含み益¥14,000
空売)¥2,251.0×4000(含み益¥6,000
空売)¥2,249.5×4000(変わらず)

8750 第一生命 ¥1,240.0(▲¥15.5)
空売)¥1,240.0×12000(変わらず)
空売)¥1,239.5×14000(含み損¥7,000
空売)¥1,238.5×4000(含み損¥6,000

8058 三菱商事 ¥3,251(▲¥12)
空売)¥3,258×2000(含み益¥14,000
空売)¥3,256×2000(含み益¥10,000
空売)¥3,255×2000(含み益¥8,000
空売)¥3,254×8000(含み益¥24,000
空売)¥3,251×4000(変わらず)

7011 三菱重工 ¥3,760(▲¥4)
空売)¥3,771×4000(含み益¥44,000
空売)¥3,769×6000(含み益¥54,000
空売)¥3,768×4000(含み益¥32,000
空売)¥3,767×4000(含み益¥28,000

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売り坊はもうヤバイと言う感覚で買戻しをしておこう、と言う動き。NVIDIA決算で相場が湧きたつみたいな想像は誰でもできる。が、今はそういう相場とはちょっと違う気がするんだよね。嫌でも景気後退を意識せざるを得ないというか、にもかかわらずインフレは高止まりというか、とにかく先々苦しくなりそうだから、利下げしないと大変だってことになってる。

でも本当の景気後退が始まりつつあるのなら、0.250pの利下げでは効果はあまり期待できない。すぐに利下げ効果が出るはずもないし、その間状況は悪くなってゆくはず。その時にインフレが収まらないと、スタフレ気味になって、金融政策の難易度が格段に増す。

実に微妙なかじ取りが必要なはずなんだけど、如何せん、トランプ政権のやり方は効果も期待できるけど、犠牲が大きすぎるというものばかり。いまは効果ばかりに注目してるけど、実は犠牲の方が深刻で、これが表面化せずに深く進行するのがスタフレの要因で、だから対応が難しいって言われるんだよね。

嫌な雰囲気を感じるんだよ。今はね。


本日の収支(前場・後場合算):+¥4,030,000


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雑感彼是

日米ともにこれだけ利上げと利下げが織り込まれてきてる以上、相場は次の展開、というか新しい局面の解釈が始まるんじゃないかと思う。それはズバリ、スタグフレーション懸念なんじゃないかと思うわけだ。

もう何度も、スタフレ懸念は出ては消え、忘れられ、また思い出され、取り沙汰され、の繰り返しでここまで来てる。そして株価はそんな寝言は良いから、とにかくイケイケで買えばいいとばかり、トランプの滅茶苦茶な関税政策さえ、買いの材料にしてしまうという乱暴ぶり。

無理に無理を重ねて維持してる景気なんか、此の先早々長く続くはずもないと思うけど、投資家は常に右肩上がりの株価を想定するんだよね。トランプ政権がここまで無茶苦茶やっても景気はなんとかなってるじゃないか!ってことだけど、表面化しないだけで、結構傷んでる部分があると思うし、投資をすればすべてうまくいく、という時代が変わることもある。

そんな時代がヒタヒタと近付いてるように感じるけどね。

時代は容赦なく変わるんだよ。