呆れ果てた米雇用統計修正:9月10日(水)寄り前
- 2025.09.10
- トレード日記

おはようございます^^
いやはや、こういう展開になるのかぁ・・・という何とも寝覚めの悪さ!
これを読んで唖然としたよ。今年の3月までの1年間で、91万人下方修正になります、みたいな意味不明の話だよね。実際にはこの程度のブレは大したことはないにしても、この雇用統計がマーケットに及ぼす影響は絶大で、少なくともFRBの金融政策に与える影響も決して小さくはない。
パウエル議長は1年以上前、余りにブレる雇用統計に対し、「信頼できない」と公に口にするほどだった。それでも、雇用と物価がFRBの2大政策目標なのだから、無視するわけには当然行かないし、マーケットも僅かなブレに対し大きく反応し続けた。
そして今ではトランプ大統領が、利下げしろ!と叫び続けてることの根拠のように捉えられてる。トランは雇用なんかどうでも良くて、ただただ金利を下げたいから言ってるのだけど・・・。
じゃぁ・・・、今年4月から8月までの雇用統計の発表値はそうなんだ!?ってことになるだろう。シレっと発表されている数字は、また改定されるんじゃないの?って思わざるを得ないしね。と言うことは今の米国経済は、いやいや過去(2024年4月から2025年3月まで)のそれは、インチキ数字で動いていたってことになるのか!?ってね。
そして今の米国経済だって、実態からはかけ離れているのか!?って誰だって思うよ。
そして、もっと重要なことは、米国のインフレは雇用が悪化しているのに発生しているのか?という重大な疑問にぶち当たる。雇用が悪化すれば当然、消費が減ってインフレは収まるというのが筋じゃないか?ところが今の高止まりのままなのだからね。
さらにもしもトランプが雇用を利下げの根拠にしているのなら、高関税を導入してインフレを引き起こすような真似をしてること自体矛盾以外の何物でもなくて、全く出鱈目をやってることの根拠にもなるってもんだよ。
それで、今度は市場はFRBの利下げが年内3回になるといって喜んで、株価が上昇してるという、滑稽な事態になってる。って、言ってみれば米国経済は、下手をすればすでにスタフレに陥ってるってことじゃないのか?
今夜8月PPIの発表があって明日の晩はいよいよ8月CPIがあるけれど、これでインフレが横這い以下ならば、利下げ万歳ってことでまたしても株価は上昇するって!?
もうこの過剰流動性相場は、日米ともにグチャグチャだな。しかし経済って、経済を推し測るエコノミスト連中ってここまで出鱈目なのかって改めて思い知らされる。経済を正確に分析できてる人など、誰もいないってことじゃんか!
まぁこの調子で出鱈目ばかり言ってる間に、経済は沈没するよ。間違いないね。
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