日本市場は10月から大転換の予感!:9月26日(金)後場
- 2025.09.26
- トレード日記

日経平均株価 ¥45,354(▲¥399)
売り物が多く出た権利取りの荒っぽい相場展開。市場は変わる準備をしてる!?
後場の相場概況
中間配当の権利取り日と言うことで、ある意味で株式市場にとっては節目を迎えたということ。なので、目先の動きも大事だけれど、今後年末まではどういう相場になるかをじっくりと考えて見るのもいいのかもしれないと思ってる。とにかく今は日米ともにバブルであることは間違いなく、それもAIに関係するセクターが限定的に強烈な相場を作ってる。
今日だって、レーザーやディスコ、SUMCOは7%台の急落となったし、SBG、エレク、アドバン、スクリーンなども3%台の下落になったけど、要するにはこのセクターがバブルになってるという事。それは米国も同じで、半導体関連とデータセンター絡みのハイテックがバブルなだけ。
なので何かのきっかけで、例えばデータセンタへの過大投資のリターンがあまり望めない、とか互いに重複していて極めて非効率になってる、と言ったニュースなどが出始めると、意外に呆気なくコケるんじゃないか?と思ってる。その場合は勿論、指数は大きく下げることになるけれど、それが大暴落に直結するのかというと、意外にそういう局面は来ないんじゃないか?と思う。
AI関連のバブル相場は、年内持つかなと言う感じは否めないけれど、あまりに上昇速度が速すぎるから、10月以降は結構リスクが急激に高まるだろうと思う。
それと、日米の金融政策の方向性がいまのところ真逆になってるけれど、日銀が10月に利上げを断行したとすると、いろいろ日本市場の景色が変わってくるだろうと。日本は現時点でも実質金利は大幅なマイナスで、この状況を放置するからこれまでの株や不動産の上昇があった。キャッシュの目減りをヘッジするというのがお題目だとしても、相場になると過剰に資金流入が起きるから、バブルになってしまう。
ならば次回の日銀の利上げは、高PER銘柄にとっては鬼門になりかねない怖さがあるけれど、経済のためには絶対に利上げはすべきだと思う。このままのマイナス金利の放置は、弊害が大きすぎる。そしてバブルのようになってしまうと、それが崩壊すればまたしてもデフレに逆戻りしてしまう。
一方米国のバブルは、これはもう明らかでドル価値が急激に減少していることがすべて。トランプ大統領がどんな強弁を弄しようとも、財政赤字の垂れ流しが止まらない限り、ドル安は延々と続くことになる。なので結果的には日米ともに通貨価値の下落が急激に起こっているから、株価が上昇しているのであって、これは究極的には世界共通通貨としてのゴールドしかまともにヘッジできるものはないと思ってる。
ビットコインは政策的にトランプ政権が深くかかわり過ぎていて、ちょっと信用できない部分がある。いまのトランプの強権ぶりからして怖さがある。しかも仮想通貨全般に怖さがある。
とにかく株式に関しては時間をかけて、日経平均でPER14~16に徐々に回帰すると思ってるし、そのきっかけが10月の日銀の利上げであることは間違いないと思う。なので、仮に日銀がビビッて利上げを躊躇うようならば、日経平均はモアバブルとなり¥50,000を獲っちゃうかも。
米国は、利下げ継続ならば、今の株式水準はもみ合いになるのかも。インフレ懸念がより高まるので、素直に株価上昇とはいかず、変な相場になりそうだ。
後場の取引とポジション
9101 日本郵船 ¥5,333(▲¥14)
買)¥5,330×4000
買)¥5,327×4000
買)¥5,326×2000
売)¥5,344×2000(+¥36,000)
売)¥5,343×4000(+¥64,000)
売)¥5,342×4000(+¥48,000)
7270 SUBARU ¥3,121(▲¥1)
買)¥3,140×4000
買)¥3,139×4000
買)¥3,138×4000
買)¥3,135×2000
買)¥3,130×2000
売)¥3,134×6000(-¥26,000)
売)¥3,131×4000(-¥32,000)
売)¥3,130×4000(-¥32,000)
売)¥3,127×2000(-¥6,000)
権利取り日の読みに完全失敗した両銘柄。素直に撤退しました。流石に大引けは買戻しが湧いてたけれど、すぐに引け寄りで落とされちゃった。大失敗です。
9501 東京電力 ¥679.6(△18.9)
買)¥676.0×10000(含み益¥36,000)
買)¥675.0×20000(含み益¥92,000)
買)¥674.0×20000(含み益¥112,000)
買)¥673.0×20000(含み益¥132,000)
ならばとばかりに、無敗の東電の動きが怪しいと思ったので、週初は落ち日の中で、資金が集まるだろうということで、買い勝負。これ、結構やんちゃな動きになるんじゃないかって思うけど。
1540 純金信託 ¥17,635(△¥95)
現買)¥17,655×1000(評価損¥20,000)
現買)¥17,650×1000(評価損¥15,000)
来週から買い下がれる場面がくれば、どんどん入るつもり。
本日の収支(前場・後場合算):+¥11,640,000
雑感彼是
さて、自民党総裁選だけど、本当にヤバいのはまともに経済を知ってる人が誰も立候補していないということ。最近高市を評価していないのは、あの方は去年と同じことを平気で口にするから。利上げは反対で、その理由が「若い人の住宅ローン返済が大変になるから」とか「企業が投資し辛くなる」と言った、盆暗な寝言を言ってるからです。
マジで、今の実質金利マイナスを放置したり、インフレ上昇を容認したりしたら、日本経済はとんでもないことに成り、国民生活はじり貧になるのは、経済を知っているならば明らか。
にもかかわらずリフレ派の先兵みたいに、金融緩和こそが経済を救うと、経済拡大があると平気で言うからね。それはもうアベノミクス時代のデフレ状況での話。いまは、実質金利大幅マイナスで、円の価値が時間とともに劣化してるわけで、大半の日本国民が投資や資産ヘッジをしていないのだから、そんなことになれば国民生活は崩壊するよ。
熱中症防止にエアコンを!と言うけれど、まともにつけっぱなしたら電気料金がぶっ飛んじゃう。水道もガスも上がってるのに、死ねと言うのか?ってね。年金も物価スライドはごくわずか。生活補助は憲法違反の領域。でね、インフレだから円安になってコストプッシュいなる、と言う事じゃなくて、円そのものの価値を政策的に低下させてるからインフレが起きる。高市はそのことが分かってない。
じゃほかの候補は?というと、小林とかは論外で、小泉はただの操り人形。林の多分ダメ。茂木は勉強してるなら理解はできると思う。いずれにしても高市はこの状況では最悪の選択肢なのかもしれないね。
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