OpenAIをAIはどう評価してるのか?
- 2025.11.10
- 放言
OpenAIに対する財務懸念をChatGPTとGeminiに質問したら、長ったらしい回答になって・・・。
質問は「OpenAIの過大な投資は大丈夫なのかな?財務不安じゃないか?」と双方に聞いたんだけど・・・。長いのでまとめの部分だけ。
ChatGPT :
懸念点・財務リスク
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コスト構造が極めて重い
2025年の運用コストは**280億ドル(約4.2兆円)**にも達するとされ、売上の2倍以上。
つまり、現時点では明確に「赤字体質」です。 -
キャッシュバーン(資金消耗)が大きい
The Information紙の報道によると、2029年までに約1150億ドル(約17兆円)を消費する見込み。
この規模は一般的なスタートアップとは比べものになりません。 -
ハードウェア投資依存のリスク
自社または提携データセンターでのAIチップ・GPUの調達・構築費が膨大で、
「ソフトウェア企業」ではなく「インフラ企業」に近い構造になりつつあります。
(例:10GW級データセンター構想) -
利益率の低下リスク
クラウド提供企業(Microsoft等)や半導体メーカー(NVIDIA等)への支払いが多く、
営業利益率は他のIT企業に比べて低い構造。 -
透明性の問題
非上場企業のため、詳細な財務諸表や監査情報が一般公開されておらず、
「どこまで健全に運営されているか」は外部から把握しづらい状況です。Advertisement
総合評価:危機ではないが“綱渡り”
OpenAIは現時点では破綻の危険は低いです。
なぜなら、
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Microsoftやソフトバンクなどの強力な支援がある
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収益は急増しており、資金調達も容易
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市場全体がAIバブル的な盛り上がりを見せている
一方で、
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コスト構造が重く
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収益モデルがまだ安定しておらず
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成長前提の超大型投資
という点から、**「成長が鈍化した瞬間に危うくなる」**性質を持っています。
つまり、今はまだ“未来への前借り”状態です。
Gemini :
財務不安と言われる背景
- コンピュートコストの膨張:
- GPT-4などの大規模AIモデルの運用には、NVIDIA製GPUサーバーなどの膨大な計算リソースが必要で、そのレンタル料(主にMicrosoft経由)が年間数十億ドルに上るとされています。
- このコストが収益を遥かに上回っていることが、大きな赤字の主要因です。
- 「未来への投資」の判断:
- OpenAIは現在の赤字を**「未来の成長のための積極的な先行投資」**と位置づけています。競合に先駆けて最先端のAI技術とインフラを確保することが、将来の圧倒的な市場シェア獲得に不可欠だと考えているためです。
- 巨大な資金調達の必要性:
- 投資家向けに開示された情報では、2029年までの黒字化を目指していると報じられていますが、それまでは多額の資金調達を継続する必要があります。
- 最近、CFOが政府による融資保証に言及し、後にCEOが否定するという一件があり、この巨額の資金調達に対する懸念が市場で話題となりました。
まとめ
OpenAIは、一般的な企業会計の観点からは大きな財務不安を抱えていると言えます。しかし、投資家は、その革新的な技術力と生成AI市場の爆発的な成長を考慮し、**「将来的に圧倒的な収益力を持つ」**という期待から、高い評価額を付け、引き続き巨額の資金を投入している状況です。
まさに、**「AIバブル」や「未来への賭け」**とも称される、非常にリスクは高いものの、成功すれば巨大なリターンが見込まれるビジネスモデルと言えるでしょう。
大体同じような指摘をしてるけど・・・問題なのはそれ以外に根底からOpenAIのビジネスモデルを覆す可能性があることがある。それはChatGPTがいつまでも優位性を発揮するとは限らないことだ。現にGemini3.0の評価はChatGPT5.0よりも上というベンチマーク観測もある。
つまり、OpenAIが他のAIよりも劣後するとなったりしたら、今後のビジネスが思惑通りに進むのか、非常に不安が残るということ。このことは決して無視できないと思うし、まさにそれこそが最大のリスクだったりするのかも。
とにかく投資額が尋常じゃない額だから・・・このAIが立ちゆきませんじゃ済まなくなってるのも事実。楽観的に構えていていいのか?って思うけどね。
ただし、投資という観点は、リスクを取らずして大きなゲインはないというのも紛れもない事実。そういう意味では俺なんか投資家失格なんだけどね。
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