AI懸念が払しょくされない限り・・・

AI懸念が払しょくされない限り・・・

今夜の米国市場を見ていると、なんというか、雇用統計の影響が改めて懸念に代わってるような気がするし、半導体やデータセンターに対する将来的な不安も全く消えていないということなんだろう。やはり懸念していた通り、年末の株高というのは、ここにきて完全に失速気味になってる感じがするしね。

日経CFDもまた今夜も▲¥500以上の下落となってる・・・。¥49,000を割り込んできて、¥48,000台に代替わりしそうで嫌な感じ。いまは季節柄、ザラ場では買いが優勢になる傾向なので戻してしまうけれど、寝てる間に大きく下げられて、短期勢は厳しいよね。

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こんな時、いつもの調子で大きくポジションを建ててワンナイトを狙うという、俺の手法は全く通用しないというか、外すととんでもない火傷を負いそうで怖い。こういう値幅の出ちゃうレンジ相場みたいなものは、本当に怖いんだよね。

もう年末でもあるし、ここで大きく穴を空けたりしたら、ちょっと嫌な感じで一年を締めくくり羽目になってしまうのでね。縁起を担ぐわけじゃないけれど、来年はちょっと株式相場は厳しいと思うし、精神的な負担を抱えてスタート、なんてのは御免こうむりたいしね。

 

さて、みんなもう分かってるんだよ。巨額のデータセンター投資が、とんでもない「金食い虫」だということが・・・。信じられないかもしれないけれど、オラクルの巨大データセンター投資では、数十万個、数百万個のNVIDIAのH200や ブラックウエルを投入するもので、1個(セット)数百万もするGPUなのだからとんでもない投資額になってしまう。

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あり得ないというか、こんなのが償却していけるほど、マネタイズできないというのが現時点での見通しですから。さらに処理レベルを維持するためには莫大な追加投資も必要で、シャレにならないほどのランニングコストも併せて考えると、ハイパーインフレにでもならない限り、やばすぎるってみんなが分かっちゃってる。

こんな時はオラクルにしても強気な発表をするしかないけれど、その内容もまたベールに包まれてる、みたいなところがあるから、不安は払拭できないだろうしね。

 

なかなかシビアな展開になってる。ここにきて非鉄金属等の資源価格が急騰し始めてるけど、いよいよ産出量と需要のギャップが注目され始めてる。今年のゴールドの上昇がきっかけかもしれないけれど、シルバー、カッパー、プラチナとか軒並み来てる。

いよいよそういう相場になるのかもしれないし。現物を持つものが強いっていう嫌な相場、経済状況が迫ってるということかもしれないね。