アホは無視して国産レアアースをものにしないと・・・

アホは無視して国産レアアースをものにしないと・・・

いま、JAMSTEC(海洋研究開発機構)の地球深部探査船「ちきゅう」が南鳥島沖の深度約6000mの海底に沈殿するレアアースを多く含有する泥の調査を開始するところだけれど、さっそくDIAMOND社が「ケチ」を付け始めた。

DIAMOND onlineにこんな記事を鈴木貴博というタレントのような人が書いてる。このひと、ボストンコンサルにいた人で、クイズが得意らしくそのての番組に出ていたらしい(興味はないけれど)。一応、東京大学工学部物理工学科出身ということでそれなりの基礎知識はあるにしても、たぶん学問の分野では挫折組って感じで、卒業後はコンサルとかTV出演とかをやっていて、経歴はまるであてにならない。つまり理系キャリアはほとんどないんだよね。

で、まぁ、コンサル稼業なんてのはいい加減なもので、「当たるも八卦外れるのも八卦」という易みたいな仕事。その意味では株式投資のような感じでね。上手く当たれば賞賛されるかもしれないけれど、確率はかなり低いことは確か。

で、この人の書いた記事をみると、適当に出鱈目を並べてるだけ。たぶん、「先生、南鳥島のレアアース採掘について何か書いてください」くらいの軽い依頼で書いたものだと思うけど。問題は3つあって、1.中国が黙っていない 2.商業化するまで5年かかる 3.リチウムが少ない ということだそうで、「残念ですが国産レアアースは切り札になりません」だそうで。

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まぁまぁ、心ある評論家ならば「簡単ではないけれど・・・」くらいの言い回しをするだろうしね。でも、テクニカルな議論をするかと思えば、そんなものは一つもなくて、中国が黙っていないとか、軍事基地にするとか、時間がかかるとか、肝心のリチウムが少ないとか、何言ってるの?って感じ。

このプロジェクトは高市政権になったからGOが出たのであって、そもそも東大が南鳥島沖の調査結果を発表したのは、2018年と言われてるけど、それ以前の2012年ころからわかっていたということ。でも2018年って安倍内閣最後の年で、その後菅、岸田、石破ときてその間は無視されてたってことだよ。結局なんでもそうだけど、官僚が動かないんだよね。経済産業省がちゃんと有望だと説明すれば、じゃやろうか、くらいにはなる首相たちだからね。

中国が脅威と感じているならば、この時期ってEVとかスマホとか、とにかくレアアースの需要が非常に高まりつつあった時期で、普通は何とかしてみようと思うはずなんだけど。官僚って今推進してる計画が大事で、新たなものは排除したがる。だって財務省以外はいま抱えてる仕事が出世の種になるわけだから・・・。

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でね、こういう輩(評論家)は、何かにつけて中国を持ち出すのよ。日本が中国からレアアースを70%くらい輸入してたけれど、輸出規制をかけられていじめられてる。だから日本も何とかしないと、と考えるのは当然で、中国が邪魔するから上手くいかない、なんて言っても意味のないこと。そう、コンサルなんてのは意味のないことを言う人たちだから。

じゃなくて、上手く行く方法をアドバイスする、というか意見を提案してくれるのが本来コンサルの仕事だと思うんだけど。それを選択肢の一つとするのがまともな経営者で、鵜呑みにする会社は大抵ダメ。まして、こんなことをしたり顔で書いてるようなのは、論外ってことだと思うけど。

商業ベースに乗り辛いなら、補助金出すとか、政府支援すればいいだけのこと。そもそも環境汚染の極端に少ないリアアースの採掘、精錬はそれだけで価値がある事業だから。たぶん、技術的には問題ないとは言わないけれど、困難を克服して成功させると思う。それこそが日本企業の強さなわけで・・・。