戦争よりお花見!?でも原油が・・・

戦争よりお花見!?でも原油が・・・

桜の季節に突入してます。この週末見ごろを迎える地域も多いと思うけれども、イラン戦争を「遠くの戦争」で一旦片づけておいて、優雅にお花見というのも悪くはないけど・・・。

でもこの戦争、どう考えても悪い未来しか思い浮かばないというか、個人的にはトランプ大統領はアウトかな?と。しかもこのままでは歴代最悪の大統領くらいに評価が暴落する恐れがあるんじゃ?

何せ、イラン戦争の先行きは(米国にとっては)真っ暗としか言いようがないしね。その辺のことは時間があれば別の記事で書きたいと思うけれど、まずその前に嫌な話が出てきたので。これが先週の石炭相場急騰と大きく絡んでいることはまず間違いないのでね。

原油は足りるのか!?

フィナンシャル・タイム誌が日本の原油備蓄量を2億850万バレルと発表したことで、騒動が始まった。日本政府の公式な発表では国家備蓄、民間備蓄、産油国共同備蓄を合わせて約4億6000万バレルとなっている。フィナンシャルタイムがどこからどういう根拠で数字を引っ張ってきたのか分からないけれど、要するに、日本政府の主張する民間備蓄1億7473万バレルというのは、備蓄じゃなくて仕掛品も含めた在庫相当なのでは?という解釈。産油国共同備蓄というのは1200万バレルしかないから計算に入れないとしても、企業の中間在庫だとすれば、それは時間とともに生産・消費された分は、新たな原材料を投入するので、入荷がない限り即、国家備蓄の放出が必要になるわけだよ。なので差し引き、

確かに政府発表の国家備蓄量だけをとると、2億7千万バレルということなのでフィナンシャルタイムの計算値2億8千万バレルとほぼ一致する。

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工場は日々稼働してるわけだから、民間備蓄の解釈によっては、すでに日本は危機的な状況に陥ってるとことになるし、政権がいち早く国家備蓄の放出をしたというのも、生産在庫を切らさないため、というならわかるし、その可能性が高いのかもしれない。

分かりやすくするために表にしておくと、

(フィナンシャルタイム発表)
IEA加盟国総備蓄量 12億4千万バレル
うち米国国家備蓄 4億1500万バレル
日本の国家備蓄は差し引き 2億8500万バレル

(日本政府発表)
国家備蓄 2億7165万バレル
民間備蓄 1億7473万バレル
産油国共同備蓄 1201万バレル
合計 4億5839万バレル

さてここからが問題。日本の現時点での原油消費量はどれくらいか?ということ。日本政府はこれだけ備蓄があるから248日分あります、としてる。

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でもね、現時点では約300万バレルという数字が出てるし、AIでも約300万~350万バレルと回答してくる。おいおい!ちょっと待ってくれ!日本政府の発表してる4億5839万バレルじゃ300万バレル/日量の消費だと152日分じゃないか!

しかも、石油産業が通常回転するには、多少の完全備蓄があってもタンカーによる補充ができてないわけで、こうなると即国家備蓄を使い始めないといけないわけで・・・。すると、フィナンシャルタイムの発表する2億8500万バレルだと95日分、日本政府の国家備蓄だと90.5日分しかないことになる。

すでにホルムズ海峡が封鎖されて、1カ月になるわけで・・・となると、日本の実質的な備蓄というのは、現時点(リアルタイムで)あと60日分しかないことになる!

産油国共同備蓄は現地にあるから持ってこれないし、政府も備蓄全量を放出するわけにもいかないし・・・。なので民間備蓄と称するうち完全に原油在庫がどのくらいあるか?だけど、それを考慮しても現時点で約60日分というのが正解じゃない!?

お花見が終わってうかうかしてると4月半ば。そうこうしてるうちにGWになって、すぐに5月も終わる。やばい!もしかしたら過去の石油危機よりもやばいかも。

マジだぞ!

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石炭株暴騰!?WTI原油は?

まず狼煙が上がったのが仕手系でおなじみの1514住石ホールディングスが金曜にS高。1518三井松島、1515日鉄鉱業はまだおとなしいけど。もちろん3315日本コークス工業は16.36%高。

今度は石炭火力を見ると、タービンなら7011重工・6502東芝、ボイラーは7013IHI、排ガス処理は6501日立、6503三菱電機って感じ。でも重工は北米受注でキャパがない!?

だから来週はとりあえず、暴れるのは住石、三井松島、日鉄鉱業、コークスくらいかな?と。

原油は?と言うと、個人的にはなんとなくだけど、$200/バレルもあるかもなんて予感が・・・。別にイラン戦争の記事を書くつもりなので、原油やLNGはその時に。