「遠くの戦争は買い」・・・甘く見ないほうが・・・。
- 2026.04.04
- トレード日記
今回のイラン戦争を単純に「遠くの戦争は買い」「戦争は買い」みたいに考えてると、多分とんでもない失敗をすることになるんじゃないかと思うなぁ・・・。もちろんこれからこの戦争がどうなるのか?具体的なことは分かるはずもないけれど、でもこの戦争の悪影響は確実に世界経済を、いや世界秩序を乱すことは確実なんじゃないか?と。
とにかくあまり昔に遡っても仕方ないけれど、今回のイラン戦争が始まったきっかけを考えるに、イランと米国はイランの核開発に関する協議、と言っても核兵器の開発をを止めろという米国の要求に関しての協議だけど、結構いいところまで来ていて、ほぼほぼ纏まるのが確実だったらしい。あと一週間とか時間を掛ければまとまったと、仲介役のオマーンは言っている。
その協議の最中、奇襲というか騙し討ちというか、反則技というか、プロレスで言えば凶器攻撃を米国とイスラエルは行ったということから始まった。前回の12日間戦争のときは多分にプロレス的だったけれど、今回は総合格闘技のようなマジな殴り合いをするという「本物の戦争」だからね。
米国とイスラエルは、騙し討ちした挙句に、イラン全土の主要施設(核開発施設と言ってるけどそんなものが10000か所もあるはずない!)を爆撃しまくった。イランの国土は広いし人口9000万以上の大国だから、本気でやるなら半端ない攻撃でないと制圧なんかできるはずがないのだけれど、やっちゃったんだよ。そしてその時点で、これは「イランの国土制圧を目的とした戦争」と言われても仕方ないんじゃないかな。
しかも同時にイスラム最高指導者ハメネイ師とその側近達や家族まで爆殺した。以降主要な要人を次々と爆殺し続けて、「無条件降伏」しろと迫った。うんうん、これって戦争以外の何物でもないし、もっと言えばもっとも質の悪い「侵略戦争」だよ。
ロシアのプーチンはウクライナのクリミア半島や今回はドンバス地方に攻め込んで、世界から侵略戦争と言われてるけれど、なにもウクライナ全土に爆弾の雨を降らせてるわけじゃない。一応の大義名分をいくつか掲げて、ロシア系住民の解放という名目で戦争を続けてる。
これど今回の米国とイスラエルのイラン侵攻は、それと比べても数段質の悪い戦争だよ。でも中東地域においての争いの複雑さは、絶対に宗教戦争の性質を帯びてるということ。イスラエルはユダヤ教、イランはイスラム教シーア派、でもエルサレムはキリスト教、イスラム教、ユダヤ教の聖地であって、中東地域各国は比較的穏健なイスラム教スンニ派ということで、とにかくそれぞれの宗教、宗派がそれそれの解釈に基づく主張をしあうというのが根底にある地域。そこからガブガブと原油が湧き出してるわけで、どろどろの利権が渦巻いてるというとんでもない地域なんだよね。
こんな状況で、このイラン戦争が簡単に収まると思いますが!?ウクライナだってすでに4年以上戦争が終わらないわけで、それよりもとんでもなく複雑極まりない中東での本格戦争が、トランプ大統領が言うようにあと1週間、2週間で停戦するみたいなことになるはずがない!
一体こいつら、もちろんイスラエルと米国のことだけど、何がやりたいんだ?って思うよね。この時代、一国(しかも大国)を亡ぼすような侵略戦争を本気でやってるのか?ってね。もしマジでこんなことをしてるなら、イスラエルと米国、いやイスラエルと米国の現政権は狂ってるとしか言いようがない。だって全然ブレーキが効いてないからね。
また気になるのは、マーケットの恐ろしいほどの楽観だよ。今の株式市場はちょっとイカレテルんだよ。遠くの戦争と言ってもそれは局地戦のことだよ。けど今の時代、単なる局地戦で済むはずがないし、もちろん中東という複雑さに加えエネルギーというとんでもない利権が絡んでて、それが爆発的に膨らんでしまったじゃぶじゃぶ経済、じゃぶじゃぶ市場を爆発させる可能性もあというのに・・・。
普通に株取引をしてる。大したボラにもならず、有望なセクターに投資するみたいなことを繰り返す。トランプ大統領の発言はまるで大戦中の大本営並み。
連日双方の攻撃が続く中、戦争というのは「やられたらやり返す」という連鎖だからね。どんどんエスカレートしてゆくものなんだよね。ここで歯止めをかけて、みたいなことは非常に難しいし特にイスラム教シーア派は「目には目を」が教義でもあるわけで・・・。
トランプ大統領って人は、何でもカネ(マネー)で解決できると思ってる人。ビジネスマンとかディールの人とか言われてるけど、ディールなんて絶対にどちらかが割を食う交渉なんだよね。日米のディールがWINーWINで割り切れるはずがないのと同じ。全部米国が勝たないと気が済まないんだよ。
それをMAGAと称してスローガンにしてるけど、要するに金(マネー)のことを言ってるんだよ。ちょっと知性が微塵も感じられない大統領って感じだね。馬鹿みたいにSNSばかりやってるし・・・。世界中馬鹿な政治家がみんな真似してるじゃないか!それでフェイクを作られて、論争したりしてるメヌケっぷり。
メディアももう戦争のことは飽きたので、報道は控えるみたいな雰囲気になってるし、だからこれからが大変というところで情報が薄くなる。薄くなるからもう大丈夫、ということで株式に買い向かう。すると結構調子よく上がるからみんなが買い始める。そこでドスンと来るよきっと。
もっと冷静に今回の戦争を見ようと思うし、まだお互いが自制していると思うからね。これがいつ本気モードにスイッチが入るのか分からない。トランプ大統領は、今度は橋とかインフラを攻撃しだした。それってミサイル発射の車両が、どこに移動するか分からないので、動きを止めるみたいな狙いはあるのだろうけど、大抵は橋が落ちれば国民が一番困るわけで・・・。
今度は発電所を爆撃する、と言ってるけれど、もしも本当にそんなことをしたら、それが本気モードのトリガーになるんじゃないかと思ってる。本気モードと言うのは「歯止めがかからなくなるモード」という意味だけど。米軍機が2機落とされてるんで、もしかしたら今日明日にでもやるかもしれないしね。
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