パウエル議長のハト派発言は期待薄?:8月21日(水)前場
- 2019.08.21
- トレード日記
日経平均株価¥20,596(▲¥80)
米国が大きく下げて日経平均は下げない。その意味はジャクソンホールでFRBパウエル議長のハト派発言は期待薄ということか?
前場の相場概況
米中貿易戦争に関してトランプ大統領や政権幹部から前向きな発言が飛び出して、いつものように戻りを試した米国市場だが、$600以上戻したところで今度はファーウェイの関連50数社に対し禁輸発動というニュース。これでまたしても、米国市場は売られてジャクソンホール期待が消えた格好。
だいたいジャクソンホール期待で買う、なんていいのか?と思ってたけど、アッサリと短期筋の思惑に嵌っただけのような気がするね。もともとジャクソンホールはFRBが金融政策の姿勢を発表する場ではないし。
しかし、日経平均は岩盤のようなしぶとさを発揮して、GD後は早速買い戻された前場。この動きもショートカバー主体だと思うし、買い材料は何もない。
日米ともに材料不足だし、相場は完全に行き詰まってるような気がする。米国ダウはボラは出てるけど、上下にゆすられてるだけのような感じ。けど、日経平均はゆすられもしない寂しい相場が続いてる。
この後8月相場は、ちょっとどうにもならない気がする。
前場の取引とポジション
9984 ソフトバンクG ¥4,787(▲¥150)
空売)¥4,986×4000
空売)¥4,985×3000
空売)¥4,984×3000
買戻)¥4,856×10000(+¥1,291,000)
空売)¥4,879×3000
空売)¥4,877×2000
空売)¥4,876×4000
空売)¥4,875×3000
買戻)¥4,787×2000(+¥180,000)
買戻)¥4,784×2000(+¥190,000)
買戻)¥4,783×4000(+¥372,000)
買戻)¥4,782×4000(+¥376,000)
ビジョンファンド2に関してソフトバンクGは、何と社員に融資してそれを出資させようと言う。。。その辺は良くわからんけど、節税かなんか、きっと何か裏があるんだろう。それに関しては投資家は非常に否定的。
まったく税制とか日本のシステムを本当に良く研究してるし、「親ー子ー孫ー曾孫」といった上場を安易に認めてることも非常に問題だ。
これは利益相反もあったり余りに複雑になったりするし、納税ではいろいろ出来ちゃうし、だからこそ欧米ではほとんど許可されないわけで・・・。ところが日本市場ではやりたい放題だからね。東証とか証券業界そのものが本当に遅れてる。
前場、朝寄りで利食いした後、戻りを売ってデイトレ。こんな時に大きな玉はなかなか建てられないし、個人的には外したと思ってるので、SBGウォッチャーとしては悔しいねぇ・・・。
6758 ソニー ¥5,965(変わらず)
空売)¥5,969×5000
空売)¥5,965×3000
空売)¥5,964×2000
空売)¥5,963×2000
空売)¥5,962×2000
買戻)¥5,910×14000(+¥778,000)
空売)¥5,943×2000
空売)¥5,941×4000
買戻)¥5,935×6000(+¥40,000)
ソニーも朝寄りで利食い。そしてしばらく見ていたけれど10時前後に再度売りポジションを建てた。
ソニーに関してはトヨタと良く似ている部分があって、たとえばトヨタは景気後退の影響が色濃い自動車業界で、一人気を吐いてるみたな部分で買われてる。それと同じような感じで、ソニーも半導体が調子いい感じで一人気を吐いてるんだよね。
けれどもここにきて米国のファーウェイ包囲網は一段と厳しくなってるし、サムソンも赤字転落寸前ということになってきて、その変わりに廉価なスマホを売る新興メーカーが増えてる。そこにはソニーのCMOSは使われないんだよ。
なので、この位置での揉み合いが続きそうな雰囲気。売っても無駄だった。
前場の収支:+¥2,310,000
独り言
手掛かりのない相場ってのは、本当にやり辛いもの。手掛かりがあってもなくても動く時は同じようなものだから。だから、動いた原因を見極めて、それが動きに値するものかどうかを判断していかないといけない。
けど、俺も含めて個人投資にとってはそれが一番難しいんだよね。
最近感じるんだが、トランプ発言にしてもロイターとブルームバーグでは全然報道のニュアンスが違う。特に米中貿易問題に関しては、ロイターはいいことばかり抜粋してるし、ブルームバーグはその反対。
だから両方を見てニュアンスを確認しないと分からない。
で、トランプのツイートを読んでみると、両方違う?みたいな感じになってくる。そうなると今の相場が途端に見えなくなってくるから厄介だよ。
このところ、米中の関税合戦に関して、両国とも大した影響は出ていないというのが分かってきた。ただ中国に関して言うと、景気減速感は厳しいものがあるんで、要注意であることは確か。逆に米国もドル高になってしまうと意味がなくなってくる。
もともと関税合戦でやろうと言うのが、甘かったのかも(苦笑)
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