米中貿易戦争で動かなくなった相場:9月3日(火)前場・後場
- 2019.09.03
- トレード日記
日経平均株価¥20,625(△¥4)
既に米中貿易での関税合戦を日米相場ともに織り込んだのかもしれない。次に相場を動かすファクターを模索してるのか?
本日の相場概況
俺からすれば異常な値動きに見えた本日の日本市場。GDで始まった前場は買い戻し優勢となって、後場も引き続き水準を維持した格好。だが、世界経済の状況は刻々と悪化しているように見える。
その中にあって、こうした「緩い」値動きになってしまうのは、非常に危険ではないか?
本来日本市場にはファンダメンタルズで買える要素はほとんどないし、センチメントも楽観に走り過ぎてる。こういう相場展開は絶対にダメで、単純に需給でポジションを直してるに過ぎないと考えるべき。
そもそも、緩い動きと言えば、日本市場以上に中国上海や韓国の株価の動きはどうかしてる。為替も現在ウォンはジワジワと1215を超えているし、人民元は先ほど7.20を付けて見せた(=1ドル)。
こうした状況で、買うにしても売るにしても・・・結局ポジションは中途半端になってしまう。
けど、今年に限っていうと日本市場は「異常な状況」にあることを忘れるわけにはいかないよね。とにかくここ数カ月、ザラバでの空売り比率の大きさ、裁定売り残、そして全く根拠のないPBR1.05での底値主張・・・。まだまだ特別な数値はいろいろ出てくるだろう。
こうした状態を「相場の急騰期待」と捉える評論家、アナリストも多い見たいだが、いずれにしても単なる「勘」に過ぎず、であるなら「暴落」とする見方も対等だろう。
本日の取引とポジション
9984 ソフトバンクG ¥4,726(▲¥28)
空売)¥4,837×10000(含み益¥1,110,000)
空売)¥4,840×10000(含み益¥1,140,000)
空売)¥4,764×3000(含み益¥114,000)
空売)¥4,767×2000(含み益¥82,000)
空売)¥4,768×5000(含み益¥210,000)
大きな玉を建てて勝負してる本命銘柄。俺としては根拠は十分にあるつもりで、なんだか「秋の陣」になりそうな気配がしてきた。おいおい、記事で書いて行くつもりだけど・・・。
6954 ファナック ¥17,955(▲¥415)
空売)¥18,500×1000(含み益¥545,000)
空売)¥18,520×1000(含み益¥565,000)
空売)¥18,530×1000(含み益¥575,000)
空売)¥18,550×1000(含み益¥595,000)
「ザ・貿易戦争」みたいな銘柄になったファナック。俺の¥15,000節とは裏腹に¥18,000台は底値圏の揉み合いとは言え予想外に頑張ってると見える。
この銘柄の所謂「下抜け」もこの相場のベンチマークになるはずで、持っていないわけにはいかない。
6758 ソニー ¥6,098(△¥62)
空売)¥6,042×5000(含み損¥280,000)
空売)¥6,040×5000(含み損¥290,000)
空売)¥6,060×2000(含み損¥76,000)
空売)¥6,063×2000(含み損¥70,000)
空売)¥6,065×2000(含み損¥66,000)
空売)¥6,067×2000(含み損¥62,000)
空売)¥6,070×4000(含み損¥112,000)
ソニーの需給は非常に良好なので、売り玉が出てこない。なので出来高もできない代わりに、株価は堅調に推移する。その意味ではトヨタと並んで、日本市場で数少ない優良銘柄だと思う。
この辺りがどうなるか・・・日本市場のベンチマークになるんだろうね。
8306 三菱UFJ ¥511.2(▲¥0.6)
空売)¥512.7×48000(含み益¥72,000)
空売)¥512.6×12000(含み益¥16,800)
空売)¥512.5×10000(含み益¥13,000)
空売)¥512.4×30000(含み益¥36,000)
多少安く始まるも、どっちつかずの動き(というか動きがない!)メガバンク。日銀の金融緩和期待もあるようだが、この状況で金融緩和されたら、金融機関は死ぬ。
キャッシュレスで収益を狙っているという意見もあるけど、基本的には今のバカ高い手数料は命取りだろうね。現在の金利状況からすれば、手数料は街金並みだからね。
7203 トヨタ ¥7,005(△¥53)
空売)¥6,973×2000(含み損¥64,000)
空売)¥6,971×3000(含み損¥102,000)
空売)¥6,970×5000(含み損¥175,000)
空売)¥6,967×3000(含み損¥114,000)
トヨタもソニーと同じく優良銘柄扱いで終日買いが先行。こうなってここから売りで勝負する向きもすくなく、担がれたね。もしも、この相場に異変が起きるのならば・・・こうした優良銘柄がおかしな動きになるはずで、ポジションを持って注視してゆくつもり。
6857 アドバンテスト ¥4,250(▲¥190)
空売)¥4,490×10000(含み益¥2,400,000)
この相場がどういう考え方をしているのか、現在の空売り状況を外資がどのように見てるのか、試してみるつもりで、売り長のこの銘柄を朝寄りで仕掛けてみることに。テクニカルで言えば揉み合いから上抜けた、非常に強い形だが、こうなるとこの地合いでは文句なく利食いされるだろうと思ったが、案の定売られた。
特に半導体関連や電子部品なども、APPLE効果もなく買われていない。つまり、今日のような相場は、本当に単純にポジションを調整する動きによるだけ、と言うことになるのでは?
本日の収支:(変わらず)
本日の独り言
今日は少々体調が悪く、前場の記事を割愛した。実際このところ、ザラバ中の2記事が非常に辛くなってきてて、介護の問題もあるけれど、大引け記事が遅れ気味です。
さて、いまの相場で最も大事な「米国の対中政策の変化」に対する記事を書かなくてはいけないと思ってます。個別の投資テクニックや値動きも大事だけど、いまはリスク投資全体の大きな流れを見るとき。あまり個別の勝ち負けに一喜一憂しても仕方ないという気がするね。
大胆なことを言えば、既に米中貿易戦争は終結したと思う。これ以上関税を掛けあっても意味ないし、中国の封じ込めは別次元に発展すると思う。ポイントは安全保障になるかも。
だからこそ、ファナックは売られるし、ハイテクは総じて厳しい展開になると思うし・・・。その辺はおいおい記事で。
-
前の記事
韓国:文在寅大統領の「玉ねぎ男」法相任命で実質北朝鮮化! 2019.09.03
-
次の記事
需給の歪みが現れた日本市場:9月4日(水)前場 2019.09.04