日本市場大幅高も実感なし:10月8日(火)後場

日本市場大幅高も実感なし:10月8日(火)後場

日経平均株価¥21,587(△¥212)

日経平均が¥212と大幅高したようには見えない相場状況。こんな上がり方をする状況じゃないはずだが・・・。

後場の相場概況

後場になって日経平均株価は一段高で、そのまま水準を保ちつつ大引けを迎えたという、非常に強い相場展開だった。特別に買う理由なんてのは存在しないわけだが、なんとなく円安方向に動いて、「理由はないけれどみんなが買うんじゃ買ってみよう」という流れ。海外勢の強気の姿勢に国内勢が乗ったという感じがする。

前場でポジションをほとんど手仕舞いしてしまって、買いには付いて行かない積りで、相場を見ていたわけだが、これから1ヵ月で決算という時期、上値は獲れても大したことはないだろうし、ロング・ファンドがこのタイミングで買うと言うこともないだろうし。

そういう流れの中で、買うよりもむしろ、自分のスタンスは、売りどきを探るというものだから、チャンスを伺うことにした。

今週は、早々獲れるとも思えないし、今日あたりは、買い持ち越しするのは御免こうむりたいし、今夜の米国市場をじっくりと見てみるつもり。

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ただし勝負をしたいのはソフトバンクGで、いま、この銘柄を買っている投資家が、個人的には信じられない思い。どうせこんな銘柄は2倍になるようなことはないし、だったら買っても仕方ないだろう。特に個人投資家は、買いでなくて売りで責めるべき銘柄だよ。

後場の取引とポジション

9984 ソフトバンク ¥4,191(△¥34)
空売)¥4,215×3000(含み益¥72,000
空売)¥4,212×3000(含み益¥63,000
空売)¥4,210×10000(含み益¥190,000
空売)¥4,200×15000(含み益¥135,000
空売)¥4,197×3000(含み益¥18,000
空売)¥4,195×1000(含み益¥4,000
空売)¥4,194×3000(含み益¥9,000
空売)¥4,193×5000
空売)¥4,191×2000
空売)¥4,160×5000
買戻)¥4,171×12000(+¥95,000

どうも失敗したなと思ってた¥4,160の売り建て玉を、抱き合わせて後場寄りで買い戻し。その後買いモードになったので、買い上がりを売りまくった格好で、いよいよ勝負になってきた。

しかし、実際勝負となったら、口座の枠を広げたので10万株位の売り建て玉はできる。今回俺としては、結構本気で勝負する気になってるわけで、もしも思惑通りの展開になるような事態があれば、この銘柄だけで、投資人生を終わりにしてもいいと思うくらいだ。

既にSBGはほとんど内情は自転車操業に近いだろう。その上、アリババのリスクもあり、新興企業のバブル崩壊のリスクもあるし、さらにはズブズブの関係になってるみずほ銀行の問題もある。

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最近になってまた詳しい記事を書いておこうとしたが、とにかく懸念が多すぎて記事内容がまとまらない。最も直近で懸念されるのは、米中交渉がまとまらぬままに、年内国防権限法や輸出管理改革法が発動されること。ソフトバンクにとっては、アリババはもちろんだが対中関係の闇の部分が一気に噴出する可能性もある。

そうなったときビジョンファンドが耐えられるか?と言えば、恐らく無理だろう。そろそろこんな話も出ているが、WeWorkはソフトバンクの企業価値吊り上げが失敗した最悪の事例になった。

とにかくビジョンファンドは、崩れるのは確実だと思うからね。


6758 ソニー ¥6,202(▲¥5)
空売)¥6,210×3000(含み益¥24,000
空売)¥6,208×4000(含み益¥24,000
空売)¥6,207×4000(含み益¥20,000

スマホ需要が復活というか、5Gの普及に伴って延び始めたという事情は分かる。そしてそうなるとソニーの業績は思ったほど悪化しない可能性も出てくる。

ただし海外勢の売り圧力が結構気になっていて、もしも業績が良好とレポートするならば、今の売りはちょっと納得できない感じがするので。

この地合いでソニー株の動きは、少々気になる。なのでポジションは持ち続けないと、ということです。

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本日の収支:(前場・後場合算)+¥3,070,000


後場の独り言

さていよいよ米中対立は貿易戦争から次のフェイズに向かって進みだしたと見る。米国の選択肢は2つ。一つは安全保障問題で国防権限法と輸出管理改革法を発動すること。そしてもう一つは、ウイグル問題や香港、中国国内でのキリスト教弾圧等、人権問題で責めるというもの。

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そしてもしもペンス副大統領の演説が行われたら、その瞬間からさらに激烈な対立が開始されることは明白だ。今回のこの記事の内容は、その前触れであるとともに、トランプ大統領も釘をさし始めた。

こうなってくると、いよいよペンス演説が近いと思う。個人的な予想では15日の関税引き上げ前と見ていたが、どうやらこのままでは、引き揚げ後になりそう。となると中国にとっては一層、嫌な展開になるだろうけど。

トランプはツイートで「大きな成果」を強調しているけど、まさか米中合意となったところで、それはほんの一部に過ぎないだろうし、また中国は強気になってるから、そうそう妥協はできないだろう。

となると、いよいよこのヘンテコな楽観相場は、一気に現実に引き戻されるんじゃないか?と想像してます。

 

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