勝負が下駄を履くまで分からない:10月17日(木)後場
- 2019.10.17
- トレード日記
日経平均株価¥22,451(▲¥21)
中身のない米中合意の次は、いきなりのブレグジット合意!この相場、太刀打ちできない・・・。
後場の相場概況
「習近平とトランプ大統領は11月のAPECチリで合意文書に署名する」・・・これはもちろん米側の発表だけど、実現するのかどうかは依然として不透明な状況に変わりはない。しかし、米中合意の内容に対する懐疑論が台頭してきた矢先の発表だったこともあって、現在の株価の位置を肯定してしまったわけだ。
結局、期待感は維持され、株式市場はこの株価水準で揉み合いとなった後場の日本市場。
実際いままでなら、このタイミングは相場が下落する条件が整ってた。少なくとも米中合意の期待感で引っ張り上げた相場なのだから、合意内容がある程度分かったところで、「材料出尽くし」になるはずだった。いや、今日の日本市場などは、飛び石の三連休でしかも即位礼の前とあって、買い方は動けないはずで、ならば自然に売られてもおかしくはなかった。
なので、判断とか勘とか、そういうことではなくて、見事にトランプツイートを使って、いつものように短期筋が作り出したボラティリティということでいいと思う。
そこにAPECの首脳間合意などと言われたら、売る気もなくなったという相場だった。ところが・・・
大引け後、電撃的にブレグジットで英国とUEが条件面で合意というニュースが飛び込んできた。理由はたった一つ。合意なき離脱になると確実にドイツ銀行が破綻し、他の銀行も壊滅的なダメージを受けるという判断だ。ドイツ銀行は、トルコがクルド攻撃を開始し、米国が制裁強化に動いたことで、急激に懸念が高まっていた。トルコに最も突っ込んでるのがドイツ銀行だからだ。
土壇場で、ボリスジョンソンは勝負に勝った。けれども少々長い目で見ると、EUの衰退はこれで決定的となるだろうけど、相場はこれを好感しぶっ飛んだ。
ということは、個人的にはまたしてもヤラレタ、ということだなぁ・・・。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥546.9(▲¥3.4)
空売)¥552.2×100000(含み益¥530,000)
空売)¥552.3×10000(含み益¥54,000)
空売)¥552.5×10000(含み益¥56,000)
空売)¥552.6×10000(含み益¥57,000)
空売)¥553.0×10000(含み益¥61,000)
空売)¥551.4×60000(含み益¥270,000)
いずれにしても今日は勝負だった。気合を入れて売り玉を建てたわけだが・・・。ブレグジットは報道を裏切るまさかの展開になったわけで・・・これを最も好感するのは金融株だろうから。
なかなか滅入ってくるけどね。
7203 トヨタ ¥7,383(▲¥72)
空売)¥7,394×2000(含み益¥22,000)
空売)¥7,395×2000(含み益¥24,000)
空売)¥7,399×2000(含み益¥32,000)
空売)¥7,400×8000(含み益¥136,000)
考えてみれば、今日売り建てた銘柄は、UFJ、トヨタ、ソニーと欧州に強いものばかり。と言うことはつまり、明日はどれだ被弾するか分からない状況ということだな。
まさかね、こんな展開になるとは思わなかったし、余りにブレグジット協議に関しては無警戒だった。参った。
6758 ソニー ¥6,510(△¥134)
空売)¥6,512×5000(含み益¥10,000)
空売)¥6,511×4000(含み益¥4,000)
空売)¥6,510×5000(変わらず)
EUと言えば日本企業ではソニー、トヨタだろう。EU離脱合意となって、合意なき離脱は回避されたものの、いよいよブレグジットが実現するわけで、これを株式市場がでれほど評価するのか?ということ。
冷静に考えると、材料としてはネガティブ何だろうけど・・・今回の米中合意と同じように考えたなら・・・相当ヤバイ。
9984 ソフトバンクG ¥4,295(△¥45)
空売)¥4,270×3000(含み損¥75,000)
空売)¥4,275×3000(含み損¥60,000)
空売)¥4,290×3000(含み損¥15,000)
空売)¥4,300×3000(含み益¥15,000)
空売)¥4,305×3000(含み益¥30,000)
空売)¥4,310×3000(含み益¥12,000)
空売)¥4,315×3000(含み益¥27,000)
空売)¥4,320×3000(含み益¥42,000)
今度はブレグジットかぁ・・・と嫌になってきた。トランプは完全にウクライナゲートで腰が引けてるし・・・今日、買いポジションを持ち越してる投資家はラッキー。
それにしたって今日の売り持ち越しだけは自信があったのに・・・。これも相場だと言えばそれまで。
6954 ファナック ¥20,620(▲¥75)
空売)¥20,670×1200(含み益¥60,000)
空売)¥20,655×800(含み益¥28,000)
空売)¥20,650×500(含み益¥15,000)
またやられるのかぁ?でも、ドイツ市場を見てると、それほどポジティブな材料じゃない気がするし・・・まだあきらめない。
本日の収支:(前場・後場合算)+¥1,710,000
後場の独り言
正直に言うと、今日の大引け時点で「勝った」と思っていたし、安心して介護老人の特養入所手続きのために外出した。まったく気にならなかったし、今夜下げない相場などあり得ないと思ってたのよ。
この4年間、自分は食うや食わずの状況にありながら、その上介護しなければならない独居老人を二人抱え込むことになって、この先どうしようと途方に暮れたものだよ。ましてオヤジ様もそろそろ高齢で介護が必要か?という年齢だから、なおさらだ。
けれども、相場でも何とかなって、そのプロセスでようやく二人の老人を特養に入所させることができた。一体何度入退院を繰り返したか分からないし、その間に事件もあった。そしてシミジミ、サラリーマンでは介護は無理、と感じたもの。俺がこんなヤクザな商売(株式投資)でなかったら、とても介護はできなかった。
そういう意味では、俺としても感慨を持って入所契約をしてきた。
ところが、いきなりブレグジット合意ときて相場(CFD)がぶっ飛んで、全身の力が抜けたよ。いくらやられるとか、そういう次元でなくて、なんだか自分の読みがここまで見事に外れてしまって・・・。
だが、良く調べればブレグジットはネガティブなネタなのよ。
なので、今夜の米国市場の動向、まだ諦めない。しっかりと観察する積り。
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