為替が振れたら危険だということを示唆した:11月19日(火)後場

為替が振れたら危険だということを示唆した:11月19日(火)後場

日経平均株価¥23,292(▲¥124)

いくら日本市場の相場が頑強でも円高には勝てない・・・。所詮為替次第か?

後場の相場概況

前場に売り仕掛けが入って、後場は2時30分頃まで横ばい、と言ったところでまたしてもトランプ大統領の為替に対するコメントが流れて、ドル円がストンと円高へ。これに株式市場も反応して戻りの機先を削がれた格好になった。輸出関連はまったく戻れず、今夜の円高を想定してポジションを巻き戻す展開だ。それでも、関係なしとばかりに金融関連は、ルーティンのように大引けにかけて買われる展開へ。野村や三井住友が逆行高、そしてUFJも非常に頑強な買いを見せていた。

毎日のように、その答えは大引け後のCFDの動きにある。引け後、すかさず日経平均CFDは¥40高、ダウCFDも$48高と今夜の堅調を示唆してる。

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しかし、連日こんな株価の動きが続いていいはずもなく、トランプ政権が煽った割には、米中合意は間延びして株式市場も相当にじれているだろう。と言うより、中途半端な内容になってしまうと、ここで材料出尽くしがないわけじゃない。

一方日本市場だが、主力企業の今期業績見通しが、想定外に悪化している状況で、円高に振れることがもっとも嫌な要素になる。今の株価の水準は、流石にヤバイ位の位置なので、そろそろ、きついのが来てもおかしくはない。

ここは、もう我慢せずに売り建てて勝負することにした。

後場の取引とポジション

6758 ソニー ¥6,755(▲¥89)
空売)¥6,755×12000(変わらず)
空売)¥6,754×3000(含み損¥3,000

後場の値動きを監視しつつ戻りを売ろうとしたが、まったく買いが入らず。焦れてしまって売り始めて、最後大引けで追加して終了した。結局、後場に値動きがないんで、ポジション建てが非常に厄介だった。

ソニー云々と言うよりも、為替(円高)狙いで売り。

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9984 ソフトバンクG ¥4,272(▲¥58)
空売)¥4,272×5000(変わらず)
空売)¥4,264×5000(含み損¥40,000
空売)¥4,263×3000(含み損¥27,000
空売)¥4,262×3000(含み損¥30,000

ソフトバンクGの見方は人それぞれ。しかし連日、ウエブでもYOUTUBEでも「ソフトバンクG倒産の危機」なんていうのが流されてるけどね。多分、SBGはジワジワ弱ってく、みたいな感じになると思う。その理由は、情報を開示していないこと、に尽きる。

(後で、できたら記事を書きます)


 

8316 三井住友 ¥4,015(△¥23)
空売)¥4,012×14000(含み損¥42,000
空売)¥4,011×4000(含み損¥16,000

出遅れと言うことで、金融に買いが入ってる。しかも、半端なく頑強な買い方をされていて、今日も見事な逆行高となったわけだが・・・。短期筋の強引な買いなのか、ロング筋なのかは分からないけど、業績や状況を考えると本来メガバンクなんか買えたもんじゃない。それでも出遅れ水準訂正したいらしい・・・(苦笑)

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7270 SUBARU ¥2,915(▲¥10)
空売)¥2,932.5×2000(含み益¥35,000
空売)¥2,931.5×1000(含み益¥16,500
空売)¥2,930.0×4000(含み益¥60,000
空売)¥2,922.0×5000(含み益¥35,000
空売)¥2,921.5×2000(含み益¥13,000
空売)¥2,915.0×5000(変わらず)

さて、SUBARUは75日線を割り込んだ。この位置で何とかこらえてるけど、仮に為替が動くなら、ストンとくる可能性が高いので、勝負した。なんとなくだけど、SUBARUの業績も陰りが見え始めてるし、米国でのSUBARU神話も崩壊かもしれんね。


8306 三菱UFJ ¥580.1(▲¥2.0)
買)¥578.9×10000
買)¥578.8×30000
買)¥578.7×20000
買)¥578.6×20000
買)¥578.5×30000
買)¥578.4×20000
買)¥578.3×10000
買)¥578.2×10000
買)¥578.1×10000
買)¥578.0×40000
売)¥580.1×200000(+¥334,000
空売)¥580.0×30000(含み損¥3,000
空売)¥579.9×20000(含み損¥4,000
空売)¥579.6×126000(含み損¥63,000
空売)¥579.5×22000(含み損¥13,200
空売)¥579.4×12000(含み損¥8,400

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前場大量に買い下がったわけだが、どうもそういう地合いじゃないような気がして、とりあえず様子を見るために両建てにし始めた。そして、最後に見切る意味で、引けなりで売って、売り勝負へ。

メガバンクのこの強さは不思議なのよ。ADRなんかでは売られてるのに、ザラバになると豹変する。その理由がよくわからないのよ。

けれども、円高は意外に効くと言うのは、今までの相場で分かってるんで・・・。


本日の収支:(前場・後場合算)+¥2,780,000


後場の独り言

日銀の黒田総裁が、参院財政金融委員会で恐ろしい発言をした。

消費増税が10月から始まって、ポイント還元だのというくだらないデフレ政策を官民挙げて推進してるというとんでもない国に成り下がった日本にあって、本家の日銀は何もしない。というかできないのね。

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できない理由は、為替が円安に傾いたから。これで、日銀出動なら¥110は軽く超える。そうなるとトランプは烈火のごとく怒るだろう。

けれども、それでいいのか?ということ。金融政策なんてものは、目先よりも半年後、一年後に効果が現れるわけで、ならば少なくとも五輪辺りに半年~一年の焦点を合わせて、今やらないと手遅れになる。ああ、そうか、やる気はサラサラないのかな?マイナス金利深堀の余地、なんて口だけなんだ。

口だけ、と言えばSBGの孫会長も酷いよ。決算説明会で記者連中を相手に、都合の悪いことは全部隠した。というか、WEWORKのせいにした。また記者もその記事が書きたいから反論はしない。けれど、決算が悪かったのは、WEWORK以外の投資案件のせいだって。

それに、企業価値は増えてます。これも出まかせに近い。子会社の売上は計上するけど、負債は計上しない、なんてのは日常茶飯でSVFの配当でさえ計上していないという無様さ。今回のLINEとYAHOOをZHD傘下にしてこれをネイバーと半々出資で管理会社を作ると言う。これをやるとまた孫マジックができちゃうんだよ。しかもLINEは大赤字企業だし・・・。

さらに言うと、LINEはみずほと共同でネット銀行を作る。けれどもこれは、個人の情報がYAHOOと合わせて全部、SBGとネイバーに流れる。日本の個人金融情報がばら撒かれるわけで・・・。あり得ないよ。

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