買い方は日銀サマサマ:4月28日(火)後場

買い方は日銀サマサマ:4月28日(火)後場

日経平均株価 ¥19,771(▲¥12)

日銀とショートカバーで戻った日本市場。新型コロナはGWが勝負。

後場の相場概況

後場の日本市場は、こういう値動きをするということはやはり日銀の介入を予想した動き。それが連休を見越したショートカバーと連動する形になっての戻しだったことは明白。実際に日銀は、4月に僅か1兆円のETF買いが行われたことになり、ほぼ予算(年間12兆円)通りのオペ。

今はこうしたことが支えになって日本市場はなんとかなっていると言えるけれど、それが今現在の新型コロナの封じ込め対策に失敗するとなると、夏場にかけて2番底を模索する動きになりかねない、というかなるだろう。政府も、6日までとした自粛期間は延長したくないようだけど、状況からして延長は必至。おそらく1週間単位くらいで様子を見ながら小刻みに政策展開するのではないかと思う。

これで5月中旬まで、2020年3月期の決算発表があって、怖いのは現実を織り込む相場になった時。その時になると一体どれくらいの影響が出ているのか完全に手探りの状態になってしまう。

なので、連休中、そして連休後も日経平均は堅調に戻ったとしても、「セルインメイ」は必ず発生すると思う。当面は米国次第でいくだろうけど。

大引け後、日経平均CFDは上昇しているけれど、休場を挟んで、だから30日はどうなるのか全く見えないね。

Advertisement

後場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥425.1(△¥1.6)
買平均)¥424.3×143000(含み益¥114,000

日銀緩和、そして国内のみならず米国でも頼りの金利がFFレートゼロになってしまって、一体日本のメガバンクは何で稼ぐの?という状況に陥っている。そして、もしかしたら新型コロナの影響は、予想以上に大きい可能性もあり、大きな引当金を積まなくてはならない事情も出てきそう。

なので、今日買い持ちしたのは完全に判断ミスだったと思う。どう考えてもメガバンクは売りだよなぁ・・・。(本決算5月15日)


7203 トヨタ ¥6,685(△¥26)
買)¥6,685×1000(変わらず)
買)¥6,684×4000(含み益¥4,000

買)¥6,660×1000(含み益¥25,000
買)¥6,656×1700(含み益¥49,300
買)¥6,655×2300(含み益¥69,000

揉み合いから抜け出そうとするも、なかなかブレイクできなかったトヨタ。新型コロナで、2月から工場が停止して当然その影響はあるはず。しかし、なんとかコンセンサスに近い数字は叩きだすと思う。工場が停止していても、ある意味では在庫対応できるところが強みと言えば強みになる。しかし2時過ぎにブルームバーグからこんな記事が出た!

そして現時点ではすでに中国の拠点は稼働していて、あとは国内と北米待ちの状態。今回の新型コロナに関しては、トヨタは結局大きく世界シェアを伸ばす可能性がかなりある。特に北米でのシェアはかなり伸びるだろう。あとは、米中対立の影響が、後々出てくるだろうけど、それまでは順調に株価を回復させそうな勢いはある。

さらには、トヨタに売りを入れてる個人があまりにも多すぎる。現時点でも、結構な株数の売り長で、ご丁寧に逆日歩(僅かだが)まで付いている。テクニカルでも5日、25日線が重なって、75日線までかなりの余裕があるので、跳んでもおかしくはない。(本決算5月12日)

Advertisement

8604 野村 ¥429.3(▲¥0.9)
買)¥429.3×40000(変わらず)
買)¥429.2×10000(含み益¥1,000
買)¥428.5×20000(含み益¥16,000
買)¥428.0×10000(含み益¥13,000
買)¥427.1×10000(含み益¥22,000
買)¥426.8×10000(含み益¥25,000
買)¥426.5×10000(含み益¥28,000

野村を売ったのは結構な大口だと思う。ポジション調整という意味では、僅かに配当利回り1.3%の銘柄を持てないというファンドもあるだろうし、新型コロナの先行きを悲観的にみている大口も当然いると思う。決算にしても、コンセンサスに届くかどうかは微妙な部分もある。詳細な情報が入るならば、売っておきたくなるようなそんな数字なのかもしれない。

しかし、基本的に戻りの大相場を演じた後の調整局面で、そもそも大相場の高値は、コンセンサス辺りの業績を参考にしているはずで、とりあえず新型コロナに目途が立てば、買われなければ理屈に合わない、という感じがする。しかも、相場は新型コロナにかかわらず休場にはならないわけで、その意味では他業種よりも新型コロナに対する耐性があってもいい気がしたので、連休を視野にいれつつ買い持ちしてみることにした。

しかし今日は売りは強引だったな。なにもそこまで、という水準までひたすら売ってたし、大引け183万株売ってきて一応終わったと思うけどね。(本決算5月8日)

Advertisement

6758 ソニー ¥6,763(▲¥16)
買)¥6,770×1000(含み損¥7,000
買)¥6,768×4000(含み損¥20,000
買)¥6,698×6000(含み益¥390,000

何とも微妙な値動きだったソニー。寄り付きで売ったのは大口でポジション調整したのだと思う。そこから、当然のように決算期待の買いが入る。しかし前場、後場ともに処分売りが出続けてたと思う。

同じ売るにも、今日のソニーのような売り方をしてくれるとかなり紳士的。というか本来利食いするなら、こういう売り方になるはずだよね。ところが、野村あたりの売り方は、もうとにかくポジションバランスを取っておく、みたいなことなんだろうと思う。

いずれにしても、ソニーの決算期待は相当に根強い。(本決算5月13日)


本日の収支(前場・後場合算):+¥750,000


Advertisement

後場の独り言

大引け後、日産が想像通りの極めてヤバい決算予想をアナウンスしたらしい。

今日は¥6.9高と好調に推移した株価だが、これで買い方は休み明けの30日にパイルドライバーを喰らうことになりそう。しかし、2020年3月期がこれでは、今期はどうなるんだ?みたいな不安だよ。巷ではヤバイのはソフトバンクGと言われてきたけれど、いよいよ本命日産の登場ということになるんじゃ?

ちょっとこうなってくると、絶対にあり得ないと言われる日産ーホンダの統合も?背に腹は代えられなくなってくる。それでなくても今回の新型コロナで世界の自動車業界は、再編へ突っ走るんじゃないか?そうしないと、自動車はヤバいね。

引け後の決算発表。優良企業のOLCは流石に閉園しているだけに、大幅減益となってるが、超優良企業のキーエンスはそれでも、僅かに12%減の利益・・・。本当に化け物みたいな企業だな。

富士フイルムは決算発表を5月13日から5月22日に変更すると。こんな状況では監査法人もてんてこ舞いだろうしね。

さてGW入り。期間中、世界がどれほど新型コロナを無視できるかってところだろう。

Advertisement