経済活動再開を評価する週:日本株を読め!【5.11~5.15】

経済活動再開を評価する週:日本株を読め!【5.11~5.15】

5月8日(金)日経平均株価¥20,179(前週予想ナシ)日経平均CFD¥20,253

日米相場概況

新型コロナの感染拡大を防止せんと懸命な対策に乗り出した日米当局だが、大きく崩れてしまった経済に対し、これ以上の経済活動抑制はできないという断崖絶壁に立たされている。恐らく公式には認めてはいないものの米国の昨年末から年初にかけての急激なインフルエンザ(と思われる)の流行の多くは新型コロナであった可能性が高いし、だとすればすでに昨年の10、11月レベルで新型コロナは米国に蔓延し始めていたと言うことになる。

また日本でも、昨年の同じ時期に通常の肺炎ではない特異な肺炎が流行し始めていることが分かっている。もちろんその時には新型コロナウイルスだとは分からないが、抗生物質も効かない奇妙な肺炎という扱いだったらしい。

そうなると、今回の新型コロナは、すでに昨年から感染した(主に)中国人が、世界中に拡散し始めていたということになり、そのもっとも大きな被害をこうむったのは米国と言うことになる。そしてすでに都市をロックダウンしようが、外出禁止にしようが、遅かったというのが現実だろう。そうした事実を目の当たりにして米国当局はこれ以上の経済的棄損を犯してまで防止策を継続する意味があるのか?と思い始めているに違いない。

米国市場

今回の暴落相場でさえ、FRBの金融緩和とともに上昇する、という公式は健在だった。しかも今回は半端な金融緩和ではなく、年内はゼロ金利継続、基本的に無制限のQEということだから、世界の金融システムが崩壊しない限り公式通りに値動きをするということだろう。

すでに1-3月の業績悪化は織り込まれていて、さらに4-6月はどん底に落ちることも分かっているわけで、株式市場は経済活動再開を織り込み始めている。つまり4-6月が絶対的な大底で7-9月からは回復するというシナリオで動いているのは間違いない。

しかし、このまま戻り続けて昨年レベルまで回復するというシナリオも描きづらいことは確か。長期にわたる業績低迷、そして新たな米中対立が予感されている状況で、どこかのタイミングでドスンと来るのは確実と思っていて無難。トランプ大統領は米中対立を使う以外に再選の目はないからね。

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日本市場

米国市場と連動する日本市場もまた買い優勢の展開になっている。米国よりも日本経済のことは良くわかるわけだが、企業業績は今期どうなるか全く分からないし、企業も予測を出さない。ということは、今の相場は新型コロナ封じ込めの期待感とPBRで持っているようなものかもしれない。

これはある意味、海外勢のQEによる金融相場ということで、もはや企業別に業績を論じても意味をなさないという相場に移行している。

なので個人的には、もはやバブル相場と感じていて、買いで獲るなら馬鹿になって目を瞑って持てるかどうかの勝負になってると思う。一攫千金を狙うならそれもありかもしれないし、世界で最も可能性のある市場は日本であるとも思う(個人的にはギャンブルはしません)。

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日本は新型コロナに感染しても死なないからね。いま世界は日本の感染者数がおかしいとか難癖をつけてるけれど、死者数が少なければそれが値千金なんだというのは分かってる。はっきりと海外勢がそのことを意識すれば日本株独歩高の可能性もあると思うけど・・・。

米国ダウ日足チャート・MACD

5日線をまたいで非常に堅調に上昇を続けている米国ダウもだが、いよいよ来週は三線(5日・25日・75日)が接近し、煮詰まりモードに入ることになる。当初から戻りの限界は75日線という見方をしていたけれど、こういう堅調な戻り方をされると、どう動くのかは全く予想できない。それこそ今、ポジションを建てるのは「丁半博打」という気がするし敢えてそこで勝負する意味もあまり感じない。

現実に流れは75日線ブレイクでどこまで、という雰囲気はある。なので個人的には75日線上での売り狙いというスタンスで十分だという気がする。けど米国の投資家は強気だからね。マインドは日本人とは全然違うから・・・(苦笑)

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日経平均日足チャート・MACD

結局5日線跨ぎで右往左往しつつ地味な上昇となっているのが日経平均。つまり日経平均は完全に米国金魚の糞のようなもの。日本市場らしさが出ているのは現時点では小型株とかバイオとか其のあたりだね。

日米市場ともにMACDも長短移動平均が重なり合って、全く方向感がつかめない。ということは、現時点で上下を予測することにあまり意味がないのかもしれない。

経済は断崖絶壁であることは確か。日本市場の弱さというのは、安部首相が腹を決めて「自粛解除・経済再開」を言えないところにある。だから常に日米連携して・・となっちゃう。だから株価も日米連携なんだよ(苦笑)

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5月15日(金)日経平均予想

ある意味欧米はもうヤケクソになってるね。これ以上経済止めたら国が滅ぶという危機感と新型コロナを天秤に賭けざるを得ないところまで追い詰められてると言える。なので来週以降続々と経済活動再開を始めるだろう。

そうなると目先の株価は、それを好感するしかないし、上昇せざるを得ないというのも分からないでもない。しかし、欧米は必ず第2波に襲われるだろうし、その山が一層高くなる可能性もある。来週はそうした懸念を織り込むわけではないにしても、来週末辺りはかなりキナ臭い。

なので、来週は堅調そうに見えて、週末の状況、つまり再来週(18日・月)を意識した形も後半には出やすいかもしれない。したがって5月15日(金)の日経平均引け値は・・・

日経平均株価 ¥20,100 ドル円¥106.00

と予想する。

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