株式市場も第二波がくるか！？：6月25日（木）後場

日経平均株価　￥22,259（▲￥274）

後場の相場概況

この戻り相場の高値はこれで当面、日米相場ともに6月8日と確定した形。後は今の状況を株式市場がどう織り込むのか、ということに移行するはずだ。

報道に一喜一憂することになるし、万が一中国、三峡ダムが決壊でもしたらそれこそ世界経済はとんでもないことになる。まず、重慶は壊滅（今でも大洪水だ！）はもちろん、武漢がまずは全域水没するだろうし、その結果計り知れない土砂が上海を襲い、さらには海へ流れ出る。その影響は日本の漁業を壊滅させるかもしれない。

実際、中国は70年ぶりの大雨に現在見舞われている！

後場の取引とポジション

6758 ソニー　￥7,555（▲￥95）
空売）￥7,592×2000（含み益￥74,000）
空売）￥7,596×4000（含み益￥164,000）
空売）￥7,600×3000（含み益￥135,000）
空売）￥7,607×2000（含み益￥104,000）

新型コロナよりもむしろ、米国のファーウェイに対する対応のほうが厳しいと思うソニー。いよいよ米国は新型コロナの第二波に見舞われて、怒りの矛先を中国へとむけつつある。

しかも中国経済は生産再開したものの、想像以上に悪化したまま。その状況でソニーがいつまで現在の株価を維持できるか、という単純な発想ではあるけれど。

8306 三菱UFJ ￥426.7（▲￥10.8）
空売平均）￥426.4×155000（含み損￥46,500）

金融株にとって、何やらきな臭い状況が出てきそうな雰囲気がある。今の日本市場の状況でメガバンクが全く触手を伸ばされないというのは、世界の金融市場のなかで何か重大な懸念があるのかもしれない。

そうでなければ日本の新型コロナ状況からしてここまで売られるのは納得できないよ。なので、その推理のまま、ポジションを建て続けてみようと思ったりした。もちろん持続ということではなく、意識して、という意味だが。

6981 村田　￥6,387（▲￥22）
空売）￥6,388×4000（含み益￥4,000）
空売）￥6,400×3000（含み益￥39,000）

6954 ファナック　￥19,370（▲￥180）
空売）￥19,370×2000（変わらず）

8035 東京エレクトロン　￥25,545（△￥50）
空売）￥25,545×2000（変わらず）

6762 TDK　￥10,640（▲￥230）
空売）￥10,640×3000（変わらず）

さて、今日は万弱の強さを見せた半導体と電子部品。いままで日本市場をけん引してきたセクターだけに、ここが崩れたら総崩れになるわけで、その辺は頑張ってる様子がうかがえるよね。

けれどももしも、今夜来たら・・・2日続けて我慢できるのか？ということで再度ポジションを建てて勝負に出た格好。いままで引けでのポジション建ては本当に成績が悪いのだが・・・。ここは歯を食いしばって勝負だね。

7270 SUBARU ￥2,295.5（▲￥76.5）
空売）￥2,308×8000（含み益￥100,000）
空売）￥2,305×4000（含み益￥38,000）

今米国ではもう自動車販売をおちおちやってられないような、そんな厳しい状況が全米に広がりつつある。いかな、米国で人気のSUBARUと言えど、そうなったらいくら国内で自動車を作ってもどうしようもないしね。

さりとて、米国は日に日に入国拒否の姿勢を鮮明にしてきてるし、オチオチ技術者がいけないような状況も出始めた。

売られるのは当然だろうね。

7203 トヨタ　￥6,795（▲￥182）
空売）￥6,835×4000（含み益￥160,000）
空売）￥6,834×2000（含み益￥78,000）
空売）￥6,833×1000（含み益￥38,000）
空売）￥6,832×3000（含み益￥111,000）
空売）￥6,816×2000（含み益￥42,000）

トヨタとて、安閑としていられない状況が出始めた。SUBARUと同じような大きな比率の米国販売に加え、大洪水で厳しい状況の中国とシェアの5割くらいがネガティブな状況の影響を受けている。

一方、欧州と国内が一番安定しているけれど、残念なことにトヨタの欧州シェアは非常に小さいし、国内はこの通り・・・。

6752 パナソニック ￥924.8（▲￥36.6）
空売平均）￥926.8×26000（含み益￥52,000）

さて、パナソニックの中国での拠点の一つが武漢であって、強気の今期見通しを掲げているので株価はここまで急伸してきたわけだが・・・。

まぁ、武漢が水没でもすれば一巻の終わりだしね。それでなくても中国経済はいま、非常に厳しい状況に直面しているわけで・・・。そろそろ本格的に利食いが出なくてはおかしいよ。

本日の収支（前場・後場合算）：+￥5,690,000

後場の独り言

今日も体調はいまいちなのだが、気分が乗ってるよ。なので、慎重に構えつつも、自分なりに情報を整理して、相場を推理した通りポジションを建てることに躊躇いはなかった。こんな気分でザラ場の臨むのは、本当に久しぶりなんだよね。

さて、いま株式市場の環境は恐ろしいほどネガティブファクターに覆われてる。もちろん米国では、新型コロナ感染拡大が止まらず、州単位で本格的な流入制限を始めてる。これをやると経済のダメージは本当に甚大なんだよね。

感染拡大といえばオーストラリアや日本でも、嫌な展開になってるし、マレーシアやシンガポールはもう歯止めがかからない状況だしね。そしてインドやブラジルはもう検査キットもなくて実数が分からなくなってるらしい。南米はチリも感染者が急増中。

さらに言えば、バングラデシュも酷いことになってるし、アフリカ各国はもう暗黒大陸になってしまうよ。

そんな状況で、まぁ日本、台湾、ベトナムは優等生ってところだけど・・・。

そこに米国で経済活動の自粛が相次いでいる。アップル、ディズニーとか・・・。

そしてその最中に大統領選挙を意識した米中対立、欧米対立が次第に表面化してきた。劣勢のトランプ大統領は嫌でも、国内経済を何とかしないといけないし、対中攻撃で民意をまとめないといけない。

世界経済の中心であるアメリカがこの体たらくでは・・・世界経済は本当に未曾有の不況に突入してしまうよ。

まともな株式市場を考えるなら、今回ばかりはジャブジャブの過剰流動性相場でバブルだぁ！が継続するはずはないね。