¥22,700は居心地がいい?:7月20日(月)後場
- 2020.07.20
- トレード日記
日経平均株価 ¥22,717(△¥21)
売られるでもなし、買われるでもなし。全くの材料不足。
後場の相場概況
米財政政策期待、中国株高でプラスに転じたとされる日本市場だけど、内容的にはファストリとSBGが足を引っ張っていただけで、総じて弱いとも思えない相場付きに終始した後場だった。そもそも、ダウCFDがザラ場で▲$200近い下落となったにも関わらず、押したのは前場の一時で、大引け後はダウCFDを無視するかのように戻し気味の日経平均CFDなのだから、状況は全く変わっていない。
欧州市場は復興基金の規模に対して、なかなかまとまらずに安く寄り付いているけれど、だからと言って日米市場が連れ安するわけでもなく、結論から言えば、上にも下にも材料不足の一日だったと言えそうだね。
しかし、このところの相場は面白くもなんともないよなぁ・・・。だいたい海外勢が全然動いてこないし、強いて言えばモルガンと欧州系がちょこまかやってるくらいのもので、GSなんか先週から大人しいもんだよ。こうなってきて、新型コロナを材料にしなくなってる以上、動くとすれば劣勢に回っているトランプが打ち出すといわれてる財政政策だけになっちまう。
一部では減税を織り込んで、ということが言われてるけど、トランプとしてはそれで支持率が上がるとも思っていないのかも。そもそも、各州が新型コロナ対策の予算を何とかしてくれと言ってるけど、トランプは冷たい態度をとってるよね。そりゃ、大統領選挙で民主党支持が確定的な州に対して支援なんかしないだろう。
まぁ、出るかどうかはわからんけど、何か相場が動くような材料を期待するしかなさそうだな。
後場の取引とポジション
9984 SBG ¥6,272(▲¥143)
空売平均)¥6,505×12000(含み益¥2,790,000)
前場を終わって結構な含みにはなったんだが、後場はショートカバーが優勢の展開だったから、だいぶ溶かした。それでも、この株価でショートカバーが出るのは、考え様によってはそう悪いことじゃないし、むしろ今夜次第ではもう一発来る可能性も結構ある。
チャートは弱い形のまま引けてるので、買戻し傾向を楽観しても仕方ないからね。少しでも空売りが買い戻されてくれたほうが・・・。
7203 トヨタ ¥6,794(▲¥19)
空売平均)¥6,838.7×12000(含み益¥530,000)
自動車の中ではとにかくトヨタへの期待は大きいよ。大きいけれど、今回の決算では意外に厳しい見通しを出してくるんじゃないかと思う。もちろん4-6月は大きく改善してるだろうけど、何せ今は、トヨタといえどサプライチェーンの変更に必死で取り組んでいるはず。
そして、やはりトヨタも軍事技術転用可能な燃料電池技術を持っていて、それが米国からかなり睨まれてるという事情もある。なので、トヨタの中国撤退説は、要するに米国が中国撤退と内製回帰を要請していることに大きく関係している。トヨタはどうするんだろうねぇ・・・。
7201 日産 ¥426.3(▲¥13.2)
空売平均)¥444.5×48000(含み益¥870,000)
日産の株価が安いのは、今日の日本の輸出が芳しくないという統計の発表で自動車が名指しされたことも大きいね。まだ、中国の水害を織り込むような動きじゃないわけだが、それでも日産の決算が一段と悪化している可能性を示唆してる。
とにかく日産は激減するといわれるアフターコロナの状況に対応できる可能性は極めて低いわけだからね。株価に惚れて買ってもあまりいいことないだろうねぇ。
7270 SUBARU ¥2,267.0(▲¥30)
空売平均)¥2,327.6×15000(含み益¥900,000)
そういう意味ではSUBARUの地位は当面安泰そのものだ。なのに自動車安では一番反応しちゃうのだからね。市場はEVの技術がないことにいささか失望もしているだろうけど、そんなのはトヨタにあるんだから問題なし。それよりも、レシプロをやってれば、確実に利益が出せるわけで、4-6月決算は結構期待できると思うけどね。
タイミングを見て買いに転換するつもりだけどね。
6758 ソニー ¥8,127(△¥12)
空売)¥8,115×4400
空売)¥8,113×1000
空売)¥8,110×4600
買戻)¥8,147×300(-¥11,100)
買戻)¥8,148×1000(-¥38,000)
買戻)¥8,149×700(-¥27,300)
買戻)¥8,157×200(-¥9,400)
買戻)¥8,158×1100(-¥52,800)
買戻)¥8,159×2500(-¥129,500)
買戻)¥8,160×3200(-¥144,000)
買戻)¥8,161×1000(-¥48,000)
空売)¥8,230×4000(含み損¥76,000)
空売)¥8,235×2000(含み損¥28,000)
空売)¥8,249×4000(変わらず)
ソニーフィナンシャルのTOB成立で、ますます何の会社だかわからなくなりつつあるソニーだが、業績期待が根強いことで、後場はいきなり買われ始めたよ。今回の1Qは、予想以上に健闘しているというのが前評判。なので、こういう展開もあり得るというか、売り方がビビってるんだろうけどね。
しかし時代は変わったというか、ソニーが映画屋になり、ゲーム屋になって今度は保険屋になる。それが、アフターコロナの戦略だとすると、少々寂しすぎるけど。
まぁ、慌てて買戻しさせられて、再度売り建て。それなりの根拠は持ってるつもりだからね。
6752 パナソニック ¥1,014.5(▲¥5.5)
空売平均)¥1,016.3×42000(含み益¥75,000)
何度も書いてるけれど、今の中国の情勢からして、多分同社の思惑通りにはいかないだろうからね。基本、中国が大好きな企業に未来はないと思ってるんで。強気に8000株売り足して勝負するけれど、なんか買い方も粘着質なんだよなぁ・・・。
6501 日立 ¥3,500(▲¥23)
空売)¥3,562×4000(含み益¥248,000)
空売)¥3,553×4000(含み益¥212,000)
空売)¥3,523×4000(含み益¥92,000)
中国にIoT技術をまんま、あげちゃったのが日立。もう経団連の地位欲しさだか何だか知らんけど、とにかく中国史か頭にないんだよなぁ・・・。なので、基本的には嫌いな企業(苦笑)。
6098 リクルート ¥3,502(▲¥101)
空売)¥3,596×4500
買戻)¥3,539×4500(+¥256,500)
4324 電通 ¥2,547(▲¥40)
空売)¥2,586×4500
買戻)¥2,563×4500(+¥103,500)
売りを試した内需系2社はとりあえず、東京の感染者数が百人台だった時点で手仕舞いでいいと思った。少しでもソニーの穴埋めをしておきたかったという意味もあるけどね。
本日の収支(前場・後場合算):+¥860,000
後場の独り言
しかし、動かない相場だよなぁ・・・。最近はザラ場がつまらなくて、銘柄を物色する気にもなれんよ。
興味の中心は、トランプがどうやって劣勢の挽回策を打って出るかだね。ポンペオとかクドローとか政権内の人物は中国を激しく攻撃してるし、ペンス副大統領もちょこまかやってるけど、肝心のトランプ自身は、議会にプレッシャーをかけられてもなかなか動かない。
まぁ、一応8月いっぱいは大人しくしていないと、中国が米系企業に対して何をするかわからないんで、一応は待ちの段階だってことくらい想像できるけど。
でも、すでに14万人超の死者を出してる米国は、必ず中国に対して報復するだろうしね。そうでないと、トランプの再選は吹っ飛んでしまうよ。
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