懸念継続の後場:8月18日(火)後場

懸念継続の後場:8月18日(火)後場

日経平均株価 ¥23,051(▲¥45)

安倍首相懸念は晴れたわけではないだろう・・・

後場の相場概況

やはりどう考えても安倍首相の状態は悪化しているだろう。これは近々政局になると考えるには十分な、昨日の緊急検査だったと思う。昨日も書いたけれど、何もなしに前回の定期健診から僅か2か月で、再検診ということもないだろうし、潰瘍性大腸炎以外の病変の兆候が見つかったから緊急検査に至ったと考えるべき。新潮によれば、吐血したのではなく嘔吐の中に血液が混じっていたということらしい。

これは、普通に考えて持病の潰瘍性大腸炎が原因ではないだろう。考えうるのは胃または食道ということになるのでは?となるとかなり限定されてくるよね。

昨日の件検査結果は、今日には出るだろう。もちろんCTやMRIなら昨日のうちに診断となるけれど、血液や尿を精査するとなると、また細胞を採取して病理検査となれば、今日まではかかるだろう。もしもかなり深刻な状況であるなら、今日明日にでも何らかの発表があるはず。

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健康は何物にも代えがたいからね。たとえ首相と言えど、まずは自身の健康状態を第一に考えるべきだ。

というわけで今日は、主力株の買持はせず、万が一を考えて売りポジションを増強して臨むことにした。もちろん首相の健康は重大なことだが、それと相場とは全く別物と考えるべき。実際、安倍首相が交代となると、日本経済の懸念は半端ないことになるだろうから。

後場の取引とポジション

6752 パナソニック ¥929.0(▲¥3)
空売平均)¥933.2×48000
買戻)¥924.3×8000(+¥71,000
買戻)¥926.0×10000(+¥72,000
買戻)¥929.0×30000(+¥126,000

このパナの値動きにウンザリしてきて買い戻す気力が失せたよ。とにかく板が薄いし、アルゴが強烈でポジションをカウントされてるようで本当に嫌な感じなんだ。なので、もうどうでもよくなって大引けに買い戻して手仕舞い。腐ってるのは会社だけじゃないね、板まで腐ってるわ!

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4755 楽天 ¥954(▲¥18)
空売)¥970×4000(含み益¥64,000
空売)¥969×8000(含み益¥120,000
空売)¥968×4000(含み益¥56,000
空売)¥954×4000(変わらず)

買い材料が出るまでは当面、ショートカバーくらいしか買い上がるすべはないね。新型コロナの引き籠もり需要期だというのに、残念だけど・・・仕方ないね。


4324 電通 ¥2,754(△¥9)
空売)¥2,780×2000(含み益¥52,000
空売)¥2,779×2000(含み益¥50,000
空売)¥2,770×1000(含み益¥16,000
空売)¥2,754×4000(変わらず)

空売)¥2,750×4000(含み損¥16,000

ダメだった。潔く撤収せざるを得ないようなチャートの形。まぁでも、懸念がある以上、手仕舞いするわけにはいかない。

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6758 ソニー ¥8,768(▲¥58)
空売)¥8,801×4000(含み益¥132,000
空売)¥8,768×4000(変わらず)

6762 TDK ¥11,450(▲¥270)
空売)¥11,690×3000(含み益¥720,000
空売)¥11,450×1000(変わらず)

6857 アドバンテスト ¥5,450(▲¥100)
空売)¥5,580×4000(含み益¥520,000
空売)¥5,450×4000(変わらず)

とりあえず、今の状況では買い戻すよりも、持ち越す方が勝ち味が濃いと見た。今夜も米国から何か材料が出る可能性が高いし、米中対立はますます佳境を迎えることになりそう。それが日本株の頭を押さえるのは仕方ないね。


7702 JMS ¥880(△¥9)
買平均)¥877.2×4000(含み益¥10,000

小型株(でもないんだが)のお決まりのパターンは、後場引け際でブン投げ!なので、デイトレが寄ってくると需給がやたらと悪くなる。というわけで、引けに1200株追加して4000株持ちでしばらく放置してみようと思って・・・。それにしてもつまらない値動きだった。これだから小型株は嫌いなのよ(苦笑)

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6199 セラク ¥1,196(△¥2)
買平均)¥1,189×3600(含み益¥25,000

今年買った小型株は確か4銘柄しかなくて、それもほとんど勝ててないという相変わらずの下手さ。でも、こういう相場じゃあまりやる気が出なくて、結局セラクにまで手を出した。戻り相場があってもいいのに・・・。


本日の収支(前場・後場合算):+¥160,000


後場の独り言

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まるでこの夏の暑さのように怠い日本市場だった。日経平均がかろうじて¥23,000台まで戻したとはいえ、新型コロナ感染拡大、円高とくれば元気が出るはずはないし、そこに持ってきて首相動静なども懸念として残ってるわけで、大きく下落しなかっただけでも良しとしないといけないかも。

さてさて新型コロナの方は、とりあえず米国で一段落してきた感じで、3万人台のデイリー感染者数となって落ち着いてきた。だが、これで経済効果が出始めるといいけれど、何やら夏休みと重なってるんで8月の数字が良好なはずがないわけで・・・となるとここから9月相場に向かっては、上値が重くて当然だよね。

ここで、いよいよ半導体、電子部品に関する業績の下振れ懸念が出てくるだろうというのが俺の読みなのよ。いま、台湾のTSMCがファーウェイに対する供給を9月から止めるということで、完全に生産調整に入ってるよ。となると、7月、8月の半導体生産はかなり影響が出ると思う。

そして今度は、8月以降は電子部品の需要が落ちる番になる。

日本企業は・・・例えば村田やTDKなどは、オンリーワンの技術があるから強いという触れ込みになるけれど、所詮は部品メーカーで、セットメーカーが製品生産を控えれば当然その影響はまともに受ける。日本の技術がないと・・・と自慢したところで、どうにもならないジレンマを抱えているからなぁ・・・。

今回の新型コロナによる経済ダメージは日本は先進諸国地域では最も少なかった。それは事実。けれども、その分長引くかもしれないと思ってる。

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