大荒れ相場に突入か!?:9月8日(火)後場
- 2020.09.08
- トレード日記
日経平均株価 ¥23,274(△¥184)
日本市場が引けるまでは堅調で、大引け後大荒れってあり!?
後場の相場概況
しばらく相場を離れていて、その間に日本経済に対する見方が大分シビアになってきているのも事実。そしてそれは日本だけでなく、米国経済についてもしかりということだろう。そして従来の経済に対する対応からして、米国大統領選挙でトランプ大統領が負けるようなことにでもなれば、ここまで引っ張ってきた米国経済に暗雲が・・・みたいな見方も必ず出てくる。
しかし、考えるべきは、景気が滅茶滅茶悪くてしかも新型コロナに対する対策が手詰まり、みたいな状況であればいざ知らず、本当に新型コロナで米国(欧州も)経済がこのまま墜落してしまうようなことにでもなれば、それこそ、米中は戦争でもしなきゃ収まりがつかないと思うし、今の時代、武力で覇権を争うような事態はまずありえない。
となると、中国を核にした経済圏と米国を核にした経済圏に分断されることは、十分にあり得る前提で、今の金融政策がどのように今後の経済に作用するのかを考えるべき。少なくとも、とんでもなく悪い欧州、決して良くはない米国、日本という構図の中で、世界経済が本当に破綻してしまうのか否か、考える必要がある。
で、いくら考えたところで、このまま新型コロナの影響で世界経済が破綻へ向かうということは、あり得ないし、たとえ新型コロナが第三波、第四波と拡大しようと、最終的には「インフルエンザレベル」に克服するだろう。
その間に、ある程度効果のあるワクチンが市場に出回って、その中に治療効果の高いものが数種類出てくるようなら、十分に対処療法は確立できるだろうし。ならば、それを前提にして株価を引き上げてきた今の相場は決して間違っているとは言い切れないと思う。
たとえ、今の株価水準がバブル状態であるとしても、基本的にこれだけ通貨をジャブジャブにしているのだから、コロナ前¥1,000の株価は、¥2,000と値がついても決しておかしな話ではない。その時にPER15がPER30と評価されようが、それは株価の評価の基準が変わったと理解すればよいだけのこと。
ただし、厳しい状況(インフレ)が、世界経済を襲うという前提で考えるべきたと思うけど。その意味では、今の相場がそれほど怖いか?といえば、個人的にはそれほどの怖さは感じられないんだよね。
後場の取引とポジション
8306 三菱UFJ ¥443.2(▲¥0.2)
買)¥442.5×100000(含み益¥70,000)
買)¥439.4×20000(含み益¥76,000)
買)¥439.0×50000(含み益¥210,000)
8316 三井住友 ¥3,121(▲¥19)
買)¥3,118×15000(含み益¥45,000)
メガバンクの株価がそれほど伸びない裏には、例えば融資残高が急激に伸びて、しかも業績不安がある経済状況で貸倒引当金の増額が懸念されることや、米国債10年物金利が(おそらく米国の財政事情によって)低く抑えられるだろうという懸念があるからと理解している。
しかし、少なくとも今のUFJや三井住友の財務状況は、世界でもトプクラスであることは間違いないし、リスク資金の向い先としてこの高配当レベルは、恐ろしく魅力的なはずで、むしろこの新型コロナ禍にあって買われないことこそが不思議といえば不思議だろう。
バフェットが日本の商社株を買いあさったという話題が喧噪されたけど、バフェットが買うべきはメガバンク株じゃないのかなぁ・・・。もしも商社を買うなら、ほかにいくらでも買える日本株はあるだろうし、少なくとも配当を考えると、メガバンクの方が全然ローリスクな気がする。
だから個人的には買われなければおかしいというくらいに感じてるけどね。
8604 野村 ¥538.8(▲¥0.9)
買)¥538.3×80000(含み益¥40,000)
野村はメガバンクとは全く別で、相場全体のバブル度が分かるような、そんな銘柄だと思ってて・・・このレベルで伸び悩むのは、前場にも書いたけれど非常に嫌らしいことは確か。
まだまだ温存するか、という感じで見ていたが・・・。
7203 トヨタ ¥7,015(△¥49)
買)¥6,968×6000(含み益¥282,000)
買)¥6,967×2000(含み益¥96,000)
さて後場になって、というかしみじみとトヨタの日足チャートを見てて、買うなら今日、という雰囲気を感じたんだよね。この相場がこのまま上に向かうには、相場をけん引するセクターが必要で、それが自動車になってもおかしくないと思った。
で、そうなると相場を引っ張れるのはトヨタしかないんだよね。
もちろん、日本の自動車株は、長い目で見るとトヨタ、SUBARU、日産は買えると思うけど、そのほかはかなりリスクがあるかもしれない。
だからこそ期待も込めて、このチャートで買い勝負するしかないと決断した。
7270 SUBARU ¥2,255.5(△¥8.0)
買)¥2,173.0×20000(含み益¥1,650,000)
買)¥2,166.0×5000(含み益¥447,500)
買)¥2,164.0×5000(含み益¥475,500)
買)¥2,160.0×5000(含み益¥477,500)
買)¥2,155.0×5000(含み益¥502,500)
しつこく持って持って、我慢してるSUBARU。けれどもSUBARUの業績が少なくとも3Qでは相当に改善し、4Qでは当たり前のように会社予測を上回るのは、十分に計算できることだし、会社がそのようなスケジュールで完全に動いている。
国内輸出両面で、一度に4車種のマイナーを遣るというのは尋常ではないし、新型車も販売予約が好調に推移している。米国の販売台数が伸びないのは、米国販売で在庫があまりにも少なすぎるから。3か月も生産を止めれば当然だろうけど、その分この会社は6月からフル生産に回帰している。
米中対立も回避できる可能性が高いし、売る要素は全くないと思ってるだけ。
本日の収支(前場・後場合算):(変わらず)
現物株ポジション
8306 三菱UFJ ¥443.2(▲¥0.2)
現買平均)¥433.2×100000(評価益¥1,000,000)
8316 三井住友 ¥3,121(▲¥19)
現買)¥3,052×10000(評価益¥690,000)
7270 SUBARU ¥2,255.5(△¥8.0)
現買平均)¥2,174.2×20000(評価益¥1,626,000)
7203 トヨタ ¥7,015(△¥49)
現買)¥6,960×10000(評価益¥550,000)
後場寄りでトヨタを大口買いして反発にかけた。ここからの反発は株式市場の方向性を決めるだろうから。
後場の独り言
久しぶりに、後場を通しで見てかなり疲れたし、入院前とはかなり買われ方、売られ方が変わってきていると感じたよ。けど、相場を見ていてそれほど弱気になる必要があるのか?と思ったのも事実。
大引け後、まず欧州がドボンとはまって、それに引き摺られるように米国ダウCFDがあっという間に売られまくってる。ゆえに、大引け後の日本株もすでに▲¥130ほど垂れた。
先日米国ダウが▲$1000を演じて、今度は欧州株が急落なのかな?と思ってみてるけど・・・。そういう動きというのは金融相場ならではの乱高下ともとれる。
もしも、相場が崩れるとすれば今夜かもしれない。けれど、崩れて一体どうなる?みたいな展開だって考え辛いのも事実だろうから。まぁ、じっくり(と言っても病み上がりなので無理はできないけれど)見るしかない。
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