戻るだろう?:9月22日(火)日本市場休場

戻るだろう?:9月22日(火)日本市場休場

昨夜の欧州市場の暴落は激しかったね。ドイツDAX辺りは▲4.37%と強烈な下げ。新型コロナの戻り相場が始まって以来最大の陰線を作ってしまった。けれどもドイツはまだ本格的に感染第二波が来てるわけじゃなくて、もっともやばいのは第一波を超えつつあるフランスやイギリスなんだけど。そういう意味ではドイツはEUの中でも工業製品の輸出国だから輸出先の状況を色濃く反映するんだろう。

面白かったのは米国ダウの慌てっぷりで、米国の投資家のマインドが如何に弱っているかの証でもあった気がする。米国での感染状況は第二波が収束しきれないでいる、というレベル。デイリーで7万人なんて急増したころ、新型コロナはあまり株式市場に影響しなかった。ところが、現在は4万人前後で推移しているなかで欧州につられて急落というのもねぇ・・・。ちなみにNASDAQはほぼ回復したし、S&P500も▲1.16%まで戻してるけどね。

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ダウは明らかに下げ過ぎてるし、CFDでどの程度もどせるか、が焦点にはなるだろう。

そして日本市場だけど、現時点の日経平均CFDは▲¥438(9時30分)なんてわけだから金曜の上げ分を入れて約¥480の下落になってしまって¥23,000を割り込んでる。普通に考えたら、ここまで引っ張られる筋合いはないはずだけどね。今夜はある程度回復して明日の寄り付きを迎えるとは思うけどね。ちなみにドル円は¥104.00を一旦は付けての戻り局面に突入していて現在¥104.73まで来てる。まぁ、円高もこの辺りがいっぱいなんじゃないかって思ったりね。

こんな時期だから、株式市場の値動きは思わぬ方向へ思わぬ値幅が出て動いてしまう。思った通り9月は荒れ相場になったけどね。それというのも、日経平均が¥23,500水準を超えられずに上値が限定的という印象を与えているから。けど、PBR1.1での株価均衡は結構鉄板ではあるから、¥23,000を割るなら買える。肝を冷やすような昨夜の下落だったけれど、何とかなりそうな雰囲気にはなってきてる。

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さて、この不安定な株価の動きだけど、個人的には今の株価水準っていうのは金融政策の裏付けがあってのものなので、想像以上に底堅いものだという感じがしてる。とにかく過去を振り返ってみるとわかるけれど、株式市場の水準というのは金融政策(緩和)に完全にリンクしていることが分かるから、ここで相反すると考えるのは違う気がするよね。

急騰、急落はあるにしても、株価は右肩上がりに回帰するだろうし、本質的なトレンドが変わるときっていうのは、金融引き締めに転換したときだと思ってる。ということは、この先金融政策を転換せざるを得ない事態が来るということだろう。

4連休で改めていろいろ考えてみたけど、やはり時期は分らないにしても、この先急騰してからピークという図式に変化はないと思うがなぁ・・・。

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