トランプ、まさかの敗北決定!?
- 2020.11.05
- 放言
いやいや、ついさっきまでトランプ大統領再選を全く疑わなかった。食事が終わって風呂にはいってごそごそとやって、不正使用されたクレジット・カードの明細をチェックしたりしていたんだ。そしてやおらFOXニュースの速報を開いてみると、あれっ!?ウィスコンシン(10)とミシガン(16)が逆転してる!・・・唖然だよ。
どういうことだかよく分からないけれど、いずれにしても僅かな時間で大きな票が集計に入れられたということか。それにしても、かなりショッキング。
この経緯をみてか、寄り付いた米国市場はいきなり大幅高!理由はもちろん、バイデン勝利の可能性が断然(というかほぼ決まりのような感じ)優勢となり、さらに下院多数を決めて、なお上院も取りそうだということで、悪夢のトリプル・ブルーになりそう、ということでバイデンポジションが息を吹き返したみたいだ。
それにしても、終盤の最後の最後でこんな集計ってあるのかな?と俺でも不思議に思ったわけだが、そんな記事が案の定出ていた。
なんかね、こういうことがあるから余計に集計に関して疑心暗鬼になってしまうのかも。最初は俺も、ウィスコンシン(10)見てて気づいたんだけど、画面が薄いブルーにミシガンもなっていたので、見てみるとほとんど同様の事態となっていた。
そりゃ1州だけならまだしも離れた2つの州でほぼ同じ時刻に同じことが起こるなんて、あり得ない話だよ。
ちょっとこれは揉めるんじゃないかなぁ・・・。さすがにトランプ大統領でなくたってこんなことがこの大接戦のなかで起こったら素直に敗北を認めろ、という方が無理だよ。これはもう、明日の開票とか、郵便投票の開票とかを待つまでもなく、トランプ陣営は強烈に反発すると思うし、もしかしたら大統領権限を使ってでも、強引な手段に打って出るんじゃないか?
もちろん最終的には法廷闘争になるし、それでも決まらなければ、議会が指名した大統領になったりして。
いやはや、これは長い米国大統領選挙の歴史において、まさに前代未聞の最悪の事態に発展しそうな雰囲気がしてきたんじゃ?
個人的には、やはりバイデンが大統領になれば、その政策は米国を徹底的に弱体化させると思うから、トランプを応援してた。とにかく自然エネルギーがどうたら言って化石燃料を廃止とか、オバマケアよりも手厚いバイデンケアを導入するとか、財源は増税で賄うとか、1100万人の不法移民に市民権を与えるとか・・・もう出鱈目もいいところ。
ソーラー発電に5億枚のパネルを調達し70%の電力ロスを覚悟して化石燃料採掘をやめるというが、そんなものは1000兆円あってもまず不可能。しかも高齢な労働者を一体何人失業させることになるか分からない。もちろん、下層の黒人やヒスパニックの職を根こそぎ取り上げることになるし、そうなると米国社会はドラッグ漬になるのは火を見るよりも明らか。
オバマケアは皆保険という志向のもとに主に中流以下の国民、2000万人を加入させたけれど、それでも民間保険も含めて加入率は6割程度と言われる。そこに年間100兆円の予算で8割加入を目指すというのがバイデンケアの構想。しかし、実際の運用にはその数倍かかると言われているから、そのコストをどうしても薬価引き下げとかで補填しないといけないし、大部分は財政垂れ流しと大幅増税に頼ることになる。というか、民主党って本気でMMTをやらかすつもりなのかも・・・。
そして極めつけは不法移民1100万人に市民権を付与すると・・・。その結果さらに低賃金労働者があふれて下層の米国民の職業を圧迫する。そして最低賃金を$15/hに引き上げるって・・・もうそんなのやったら米国は終わる。
そうやって理想を並べ立てた結果はどうなるか?そもそもバイデンの政策は韓国そっくりだよ。文存寅大統領がやらかした結果、今韓国経済は破綻寸前だからな。
いやいや、なんとも納得できない今回の大統領選挙。しかしもっと分からないのは、目先大型景気対策が通りやすくなるということで、ウォール街がバイデンを歓迎し、全力で相場をカチあげてるってこと。確かに220兆円の景気対策はポジティブかもしれないけど、バイデンの政策全般を見ないで相場を湧き立たせちゃうというのは・・・こういうのは、もう、拝金主義というか、俺には付いていけない世界に突入してると思った。
恐らくトランプ大統領は後には引かないと思う。明日はほぼ、バイデンが勝利するんだろうけど、ここからが大混乱の始まりのような気がしてならない。
やはり世界は、世の中は、新型コロナで大きく変わってゆくのかも。
そして株式相場は来年、狂乱のバブル突入とその崩壊で、資本主義が完全にやばい状況になるんじゃないか?と。いま、はしゃぎ過ぎたら必ず反動が来ると思う。
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