米国の真実:異端は異教よりも憎し!
- 2021.01.14
- 放言
今回の一連の大統領選挙をめぐるドタバタで、米国が如何に腐敗しているかが、如実に表面化したよね。その不敗というのは、政治だけではなくて、利害が一致すれば引き寄せられて、賛同して、実際に共犯になることも厭わないというのが腐敗の真実だよな。
しかも日本にいるから分かるけど、米国内に住んでると全く分からなくなるんだろうな、って感じだよね。株修羅にも書いたけど、米国の2大政党制ってのは、カトリックとプロテスタントのようなものだというのが、結論です。
カトリックの信者にプロテスタントの考え方をいくら言っても聞く耳を持たないし、その逆も然り。完全に共和党、民主党というのは宗教と同じになってるんだよ。だから、米国が分断されるというよりも、最初から分断されてるし、分断の上に無理やり作った政治制度なんだろうね。
だからいくら連邦制にしたところで、根本的な分断の上に建てた制度だろうし、それは南北戦争とはまた違った根本的な分断だろうね。ならばどこで、今まで成り立っていたかと言えば、同じキリスト教じゃないな、という接点を合衆国憲法によってつくってるから。けどね、片方がその憲法を蔑ろにしたら、そりゃもう米国は成り立つはずがない。
民主党の卑怯なところは、その分断を人種差別とか移民であることとか、そういうところを指摘して、いかにもリベラルで平等主義なんだという匂いで国民をけむに巻いてることろ。化石燃料は全廃しますとか、いくら財政支出をしても大丈夫とか、ほとんど意味不明のドリームを子守唄のように国民に聴かせて安心させちゃうんだよ。
それで、その民主党がここまで堂々と選挙不正をやらかして、悪者をでっち上げて、自分たちの汚点から目をそらすという悪どさ。でも、民主党員にとっては、民主党信仰なので、たとえ過ちを犯していると分かっても、改宗することはできない。
民主党にとって共和党はいままでは異教だった。けれども今回の大統領選挙では明らかに共和党を異端にしてしまった。だから「異端は異教よりも憎し」なんだろうね。
けれど、こんなことをやってると、必ずいつか天罰が下るよ。米国を支配する大金持ちもウォール街も同じ。トランプさえ消せば、米国は中国共産党と同じようにFRBといういくらでもマネーを供給してくれる装置を維持できる。中国は好きなだけ共産党が人民元を刷り、米国はドルを刷る。
この体制を死んでも放したくないはずだよ。
まったく酷いね。
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