いまさらの中国リスク:9月21日(火)前場
- 2021.09.21
- トレード日記
日経平均株価 ¥29,898(▲¥601)
いまさら中国リスクと言われたって俺にはピンとこないよ。
前場の相場概況
夜間に▲¥1,000以上、日経平均CFDが下落する場面もあって、買い方は本当に嫌な感じの週末だったと思うし、逆に売り方はウハウハの展開だったろう。しかし、朝寄り前には俄然深押しした日本株に買いが入り始めて、寄り付き後も買いが強くザラ場で¥30,000を回復する場面があった。しかし、そうなれば、地合いが解消されていないわけで戻り売りになる。結局¥30,000回復はならずで、前場を終えた格好。
この場面はいろいろな意見があるだろうし、日本株全体を強烈に買い上げた後だけに、突っ込んだら買いという投資行動が出ても不思議ではないし、それは国内勢、海外勢も同じかもしれないね。
まぁ、少なくとも香港ハンセンは下がっていないし、また上海は休場で動向が掴めないからねぇ。つまりはハンセン指数が堅調なので、それほどリスクを意識していないのでは?ということが、ダウCFD高の後押しをしているということ。なので、今日の相場は後場でも、これ以上大きく突っ込むとは考え辛いんじゃないか?というこで、様子が見たくて日経レバを買ってみた。しかし、それはあくまで今日1日の話で、オーバーナイトで買い玉を持ち越す気にはなれないが・・・。
こんな混沌とした下げ相場は、1回は取れるけど、そのあとが難しいと思う。言えることは、テーパリング懸念があって、それが中国不安でどう変化するのか分からなくなってるということだ。なので、来週もそして10月も、しばらくは中国の動向が懸念としてのしかかる。
ただね、習近平は恒大を救うということはやらないんじゃないかな。手持ちの不動産は多分政府系が買い叩くと思うし、他の不動産系も同じ手法を使うと思う。だから、先日の米中電話会談でほとんと意思疎通がなかったと俺は考える。今回の中国は、ソフトランディングはしないし、ハードランディングでもなく、クラッシュランディングなんじゃないかってね。なので、こんなところでおいそれと買えば今日以上にヤラレルと俺は思ってるけどね。
前場の取引とポジション
1570 日経レバ ¥17,870(▲¥700)
買)¥17,450×3000
買)¥17,440×1000
買)¥17,430×1000
売)¥16,840×5000(-¥3,020,000)
買)¥16,840×2000(含み益¥60,000)
買)¥16,830×2000(含み益¥80,000)
とりあえずどうなるか分からなかったので、寄り付きで手仕舞いするしかなった。ここで売れば船株と相殺ってことになりそうだったからね。こんな時の日経平均の動きは個別株よりも難しいというか、米国ダウの水準が▲$614の△$150みたいな値幅なわけで、日本株は約¥100ほど安く推移していたから、我慢する手もあったな、と。でもそれは全く読めるもんじゃないし・・・。
でもノンポジはつまらないので、香港ハンセンが堅調なのを手掛かりに前引け間際の突っ込みを買ってみることにした。それにしてもダウCFDは強気だなぁ・・・。
9101 日本郵船 ¥10,100(▲¥250)
空売)¥10,350×3000
買戻)¥9,850×3000(+¥1,500,000)
9104 商船三井 ¥9,200(▲¥300)
空売)¥9,500×3000
買戻)¥9,200×3000(+¥900,000)
9107 川崎汽船 ¥7,420(▲¥200)
空売)¥7,620×3000
買戻)¥7,320×3000(+¥900,000)
船株を売り建てていたおかげで、何とか日経レバを相殺出来た。しかし、売り坊にとっては絶好の相場になったはずなのに、獲れないというのは少々悔しいよね。でもこの局面は、突っ込んで買い戻されて、戻りが売られる、という値動きはある程度は分かってて、ダウCFDみていて、寄り付き以上のどんどん深堀してゆくという感じじゃなかった。ザラ場でダウCFDは恐ろしく強かったけどねぇ・・・。何か大丈夫という情報掴んでるんだろうなぁ・・・。でないと、こんな買い方はしないだろう。なので、売り建ても後場にならんと迂闊には出来ない。
9201 JAL ¥2,468(△¥76)
買)¥2,350×5000
売)¥2,445×5000(+¥475,000)
寄り気配でこの地合いにしてかなり強かったので、アフターコロナをみて短期資金がある程度はいると思って、買ってみた。船株がまともに売り気配になってくれたので空運か陸運だと思ってた。まぁ、その辺はほどほどで良しだ。
6532 ベイカレント ¥62,300(△¥200)
買)¥59,800×300
売)¥63,000×300(+¥960,000)
大きくGDしたベイカレントは、言ってみれば最も中国リスクとは関連のない銘柄。それだけに短期筋は、このGDは買いと鞘取りしてくるんじゃないか?とは思ったけれど、いつものようにとても玉を建てられるものじゃないからね。怪我してもいいように300株だけ買いついて様子を見ようとしたら・・・買われる、買われる、ビックリするほど買いが入ったよなぁ・・・。なかなか圧巻だった。
前場の収支:+¥1,220,000
雑感彼是
習近平は完全に勝負に出てると思う。本当に毛沢東ばりで、中国自体の在り方を変えようとしているのは明らかで、その意味では、民衆のために格差を是正しようとしてるし、富裕層を許さない、みたいな政策を次々に前面に押し出してくると思う。ある意味、中国共産党とは人民が支持する政治システムに作り替えようとしているわけで、これは本当に恐ろしいというか、自由主義側にとってはますます脅威になるかもしれない。
いままで、中国を資本主義、金融主義のメインプレーヤーに育てて暴利をもさぼってきたウォール街は、おそらくここで大きなしっぺ返しを喰らうかも。本気で習近平は毛沢東以上の存在になろうとしていることを、まったく理解していないからね。
この週末の値動きなんかを見てると、今頃恒大集団が・・・みたいな織り込みを始めたなんて、いかにも取って付けたような投資行動だと思うしね。こうなることは、ずっと前からもう予測も出来た話のはずが、とにかく中国を潰したくない、今までのように金づるにしておきたいという一心でやってる。
ジョージ・ソロスは中国投資に突っ込んでるブラックロック等に巨大ファンドをこき下ろしたけど、今回ばかりは俺もソロスが正しいと思う。老いてなお、鋭い勘に感心するしね。
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