月末だから・・・:9月30日(木)前場

月末だから・・・:9月30日(木)前場

日経平均株価 ¥29,439(▲¥104)

月末アノマリー復活!?岸田のご祝儀はなし。

前場の相場概況

米国ダウが踏ん張ってなんとかプラスを維持して引けて、その後にCFDが上へ持ち上げていたにも関わらず、日経平均は中間期末と言うこともあり、リバランスの売りが優勢になったような前場だった。

米国市場では、とにかくハイテクの売りが止まらずに、大きな出来高を伴って利食いモードに突入していたので、日本市場の場合もハイテクは売られるだろうと予想できたわけで、その辺がポイントだったような・・・。

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また異常な裁定買い残に対する海外勢の警戒感もあったと思うし、それは昨日の先物売りにも如実に表れている。ということで日本市場は、例によってファストリ単独で日経平均を¥83も押し上げているにも関わらず、▲¥104というのは、実質的には弱い相場、と言えるのかもしれないね。

総裁選も終わってサプライズがなかったこと、岸田氏自身が没個性的であること、そして月末と言うこともあり、売られる展開になったけれど、日本市場とは裏腹にダウCFDは$150高と逆行する展開。この辺りをどう理解するかで後場のポジションは慎重に建てないといけない気がする。

ただし大引け間際のドレッシングに注意する必要があるし、大引けまで待たないと迂闊なポジション建は怖い。

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前場の取引とポジション

6758 ソニーG ¥12,355(▲¥85)
空売)¥12,440×4000
買戻)¥12,320×2000(+¥240,000
買戻)¥12,315×2000(+¥250,000
高値を獲った後の調整となっているソニーだけど、今日月末で買い辛いのは分かっていたので、朝寄りで売り玉を建てて、小掬いした格好になった。需給での建玉だけど、懸念も結構あるわけで・・・。これは、これで良しとしないとね。


8035 東京エレクトロン ¥49,830(▲¥1,170)
空売)¥51,400×400(含み益¥628,000
空売)¥51,250×400(含み益¥568,000

6857 アドバンテスト ¥10,010(▲¥200)
空売)¥10,300×2000(含み益¥580,000
空売)¥10,290×2000(含み益¥560,000

4063 信越化学 ¥18,845(▲¥535)
空売)¥19,380×2000(含み益¥1,070,000

NASDAQが出来高を伴ってこのところ利食いモードに入っているのは、もちろん10年物国債金利の上昇が大きな要因だろうし、以前くすぶり続ける中国リスクも意識されていると思う。今夜のNASDAQはテクニカルでも恐らく続落だろうと思うので、ここは根性を入れて持ち越すつもりでいる。

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9101 日本郵船 ¥8,590(▲¥750)
空売)¥9,340×3000
空売)¥9,400×3000
買戻)¥8,600×2000(+¥1,480,000
買戻)¥8,580×2000(+¥1,580,000
買戻)¥8,860×2000(+¥1,080,000

9104 商船三井 ¥7,700(▲¥750)
空売)¥8,450×3000
空売)¥8,490×3000
買戻)¥7,700×3000(+¥2,370,000
買戻)¥7,650×3000(+¥2,400,000

9107 川崎汽船 ¥6,190(▲¥690)
空売)¥6,980×4000
買戻)¥6,300×2000(+¥1,360,000
買戻)¥6,280×2000(+¥1,400,000

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船株は高配当落ち後の需給の一点狙いで、かなり無謀とは思ったけど寄り付きで売り足して勝負に出た。ここまで大相場を作ってきて、ここにきて配当落ちという転機を迎えたことも、売りを誘ってると思った。

結果は望外な勝利となったけど、ここからは、もう売れないし、後は買いタイミングがくれば勝負しようと思う。もちろん中間決算はまたしても上方修正だろう。なので船相場はまだまだ終わっていないと思うので。


6532 ベイカレント ¥56,500(▲¥1,500)
空売)¥58,500×200
空売)¥58,400×200
空売)¥57,500×200
買戻)¥56,100×600(+¥1,220,000
こちらも需給のみの狙い。しかし朝寄りで売って¥1000担がれた時には、やらかしたか!?と冷や冷やだったけど、日経平均が垂れてくれたので助かった。しかし、いつ大口は利食いしてくるんだろう・・・?

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前場の収支:+¥10,430,000


雑感彼是

どうも気になるのが、裁定買い残解消の売り物が本格的に出るか否かということ。もしも海外勢がそういう動きをしてくると、他の要因は関係なく日本株全体が需給要因で下落となってくるから嫌らしい。

地合いを調べたりファンダを調べたりしても、関係なく売られてしまうという、個人投資家にとってはもっとも腹立たしい相場になってしまう。

で、それが、ダウCFD上昇で日経平均逆行安という結果になっているのだと思う。結局総裁選は市場の材料ではなく、ご祝儀相場を期待しても無駄だったということ。もっと言うと今日の最後でドレッシングが出るという期待も、ちょっとなぁ・・・。

前場に売り建てしなかったら、昼の間にCFDを下げられた。なんともやり辛い相場。